6時前に起床。やはり、窓の外は残念ながら、雨空。
気を取り直して、「釧路ロイヤルイン」名物のこだわり朝食バイキングへ。「楽天トラベル」などの宿泊予約サイトでも評判の高い朝食だ。
釧路湿原などへの旅行者を意識してか、早朝6時からオープンしているのも嬉しいところ。6時半頃に最上階にあるレストランへ。すでに7割以上の席が埋まっている。今日の釧路湿原マラソンに出場するのか、ジャージスタイルの人も少なくない。
この朝食バイキングのウリの一つは、焼きたてパン。メロンパン・アップルパン・タマゴハムパン・あずきパンなどなど、惣菜系パンとおやつ系パンの両方が充実。ほのかに温かいのが、焼きたての証拠。ついつい食べ過ぎてしまう。牛乳は北海道ならではの「べつかいの牛乳屋さん」なのも嬉しい。
充実しているのは洋食メニューだけでなく、、和食メニューも充実している。おにぎり・魚すり身のさつまあげ・メンチカツ・ゲソのからあげ・鳥のから揚げなどなど充実のラインナップ。おまけに味もgood。
焼きたてパンが充実の洋食メニュー
和食メニューも充実している
釧路(7:39)→札幌(11:29) 【特急】スーパーおおぞら4号 ※指定席
昨日立て直した行程変更の結果、今日は一路札幌へ舞い戻る。自動精算機でチェックアウトを済ませ、ホテルの目の前の釧路駅へ。
釧路7:39発の特急「スーパーおおぞら4号」で札幌を目指す。距離が長いので、ここは指定席にしておく。昨日、札幌からやってきて、再び札幌へ舞い戻る。まるで、札幌から釧路日帰り旅行だ。
釧路駅
早起きをしたので、4時間弱の道中はやっぱり睡眠。そんなわけで、あっという間に札幌到着(11:29)。
札幌に到着した「スーパーおおぞら」
さてさて、昨日ざくっとほぼ全行程の宿をキャンセルしちゃったので、明日以降の寝床が決まっていないホームレス状態。そんなわけで、釧路からの列車の中で計画を練っておいたのだ。
明日の目的地は、比較的天気がいい宗谷地方。そんなわけで、「じゃらん」で「ホテル宗谷」を予約。1泊素泊まり ダブル1室7000円だ。携帯のネットって、本当に便利。
宿は決まったので、明日の札幌8:30発「スーパー宗谷1号」の指定席をみどりの窓口で取っておく。もし満席だったら、自由席に並ぶしかないなと思っていたけど、無事確保できた。
札幌駅→札幌プリンスホテルタワー 【徒歩】
荷物が重いので、ホテルに荷物を預けてから観光に出ることにする。
今宵の宿「札幌プリンスホテルタワー」は、駅から少し離れた場所にある。地下鉄でもいけるが、乗り換えもあり面倒。そんなわけで、なぜか歩いてみることに…。ここでタクシーに乗るという発想が出てこないのが、やっぱり僕たち夫婦の旅!?
雨もあがり、気候も気持ちよく、大通公園一帯でオープンされているビアガーデンを見ながら、ホテルを目指す。
大通公園に特設されたビアガーデン会場
札幌駅から休憩も含めながら歩くこと1時間弱、ようやく丸いタワーがシンボルの「札幌プリンスホテルタワー」に到着。
丸いタワーがシンボルの「札幌プリンスホテルタワー」
今宵の宿「札幌プリンスホテルタワー」は、「じゃらん」経由で1泊ツイン1室で7000円と格安で予約。もちろん1人あたりではなく、2人の料金。
このホテルを選んだのは、単に安いだけではない。奥さんとの初めての北海道旅行(かれこれ10年近く前だが…)で宿泊したのが、このタワーに建て直される前のプリンスホテルだったのだ。あの頃はそれほど豪華な旅もしたことがなかったので、プリンスホテルの豪華さに感動し、朝食バイキングも張り切って食べた記憶が…。あれからもう10年か…、はぁ〜。
時間は正午過ぎ。まだまだチェックイン時刻でないので、荷物だけ預かってもらうつもりだったが、ダメ元で「まだチェックインできないですよね?」と聞いてみると、「お部屋の用意ができているのでご案内できますよ」という有難いお言葉。
さらに、「今回のプランは低層階(3F〜14F)のプランですが、特別に16Fのお部屋をご用意しております」との有難いお言葉。安いプランなのか、前金制なので、先にクレジットカードで支払い。
さすがはプリンスホテル。部屋までベルガールが荷物を持って案内してくれる。、タワーの筒の中は吹き抜けになっていて、ロビーで上を見上げると、上層階までずっと空洞になっている。そして、その空洞をガラス張りのエレベーターが上下している。
ガラス張りのエレベーターからロビーを見下ろせる
部屋は同じくプリンスホテル系列である「大津プリンスホテル」と比較すると、かなりこじんまりとした部屋だが、とても清潔感があり、洗練されたデザイン。どちらかといえば、濃厚な豪華さというより、都会的なポップさを感じる。
ベットが2つに、テーブルとイス。ソファではないのが残念なところ。シティホテルといえど、ガジュアルな分類に入るかもしれない。テレビはもちろん液晶。トイレ・バスはセパレートではないが、ビジネスホテルと違い、広々としている。
ポップな感じのデザインのツインルーム
テレビはもちろん液晶テレビ
明るいモスグリーンの洗面台
トイレはもちろんウォシュレット付き
一息ついた後、ディナーの予約をしておくことにする。今晩はちょっと豪華、ホテル1F「ブッフェレストラン ハプナ」のディナーブッフェ。というのも、TSUTAYAの会員証についてくる福利厚生制度「クラブオフ」の特典を利用すれば、大人3900円のディナーが1000円引きの2900円になるのだ。もちろん、「クラブオフ」の年会費も、TSUTAYAの年会費もタダ。
予約するためにホテル案内をみるが、「ハプナ」の内線番号がどうも見当たらない。レストラン案内っぽい内線に電話をかけると、なんだか違うレストランにかかってしまったようだ。結局折り返し、「ハプナ」から電話をもらうことができたが、どこを探しても内線番号の案内がなく、ちょっといまいち…。
とにもかくにも、予約は無事完了したので、札幌市内の待ち歩きに繰り出す。
すすきの→ロープウェイ入口 【札幌市電】
どこへ行こうかと迷いつつ、とりあえずは歩いてすすきのへ出てみる。お昼ごはんを食べようと思ったけど、朝のバイキングでお腹がいっぱい気味だったので、観光モードへ。
すすきの電停から市電に乗り込み、積年のつのる想い、そぅ「藻岩山へ行きたい」という夢を叶えることにする。札幌市内にある藻岩山、それは近くて遠い存在。札幌市内を一望できる夜景で有名な藻岩山、札幌駅からもそれほど距離がないのだが、今までなかなか縁がなかったのだ。
何かと札幌は通ることが多くとも、札幌発の夜行列車の発車時刻に追われ、食事や銭湯へいくと、気が付けばタイムオーバー。札幌市内に泊まることがあっても、札幌到着が遅くていけないパターンも少なくない。極めつけは、今から7年ほど前のゴールデンウィークの話、麓のロープウェイ乗り場まどはたどりついたものの、強風のために運休なんてこともあった。
ガーナ塗装の札幌市電
すすきのから市電で20分ほど、ゴトゴト揺られ、「ロープウェイ入口」電停で下車。車内で「どサンこパス」という1日300円で乗り放題のキップの案内があったので、下車時に購入する。土日祝のみの販売だが、1乗車170円なので、2回乗車するだけで元がとれる。
2回乗ればモトが取れる「どサンこパス」
山へ登る前に、フリーペーパーに掲載されていた「札幌市水道記念館」へ。高台にあるので、坂道をひぃーひぃーいいながら歩く。ロープウェイ入口電停から歩いて10分ほど。札幌の水道に関する展示館で、入場料が無料の割には、なかなか楽しめた。
「札幌市水道記念館」
いよいよ、藻岩山へ。水道記念館から5〜10分ほど歩くと、ロープウェイ乗り場。今回は運休なんてこともなく、無事運転しているようだ。
窓口でロープウェイの乗車券を購入。往復1100円だが、「どサンこパス」を見せると、200円引きの往復900円。悲しいことに、窓口横の案内には「視界不良」の文字が…。
ロープウェイ乗り場
ロープウェイは僕たち夫婦以外に5人程度とガラガラ。こんな天気が悪い日に乗る人は少ないのかな?
ロープウェイからは札幌の街が見渡せる
ロープウェイ山頂駅に到着。以前はここから有料のリフトがあったが廃止され、現在は「もーりす号」と呼ばれる無料シャトルバスが展望台(山頂)までピストン輸送している。
シャトルバス「もーりす号」
さてさて、念願の藻岩山の景色は…。
霧の中じゃん!
下界は一面霧の世界(T_T)
そして、屋上の展望台でしばらく粘っていると、ちらっとだけ雲の切れ目から下界が見え始める。
雲の切れ目からちらっと見える下界
なかなか下界がすっきりと見えないので、展望台に併設された「レストラン531」でしばし休憩。案内されたのは、眺めのいい窓側のカウンター席。テーブルには、望遠鏡も備え付けられている。
夜にはキレイな夜景が広がりそう
望遠鏡が備え付けられている
奥さんは「元山牧場特製アイスクリーム」(400円)、僕は「ジンジャエールフロート」(450円)を注文。
奥さんが注文したアイスは、牧場特製というネーミングだけあって、なんだかおいしそう。一方、僕はジンジャエールにアイスが乗っているフロートを注文したけど、きっと安物のアイスなのかなと思いきや・・・
「元山牧場特製アイスクリーム」(400円)
「ジンジャエールフロート」(450円)
ナント、味見したところ、同じアイスクリーム。
ということは、たった50円でアイスにジンジャエールが付いた感じでちょっとオトク。見方を変えると、ジンシャエールが400円なので、たった50円で牧場特製アイスが付いてきた感じでこれまたオトク。
店内はガラガラだったので、観光パンフレットをみながら、ゆっくりとカフェタイム。
ロープウェイ入口→中央区役所前 【札幌市電】
1時間半ほどカフェタイムを楽しんだ後は、ふたたび屋上の展望台へ。到着した時よりも雲がだいぶん晴れて、テレビ塔・札幌駅ビル・札幌ドームも見れるぐらいになっていた。
屋上の展望台(標高531.03m)
札幌ドームの銀色の屋根も見える
天気が悪いせいか、暗くなるのも早い。18時を過ぎてくると、再び霧がかかってくる。
札幌の街は、またまた霧の闇の中に…
本当は、霧が晴れるのを待って、夜景を見てみたいところだが、今日のメインイベントであるプリンスホテルのディナーバイキングの予約を19:30にしたので、そろそろ去らなければならない。日没が19時前と微妙な時間なので、後ろ髪をひかれながら、18:35発の「もーりす号」(バス)でロープウェイ乗り場に向かう。
そして、18:45発のロープウェイで下界へ。ちょうど日暮れ時なので、ポツポツと街の明かりが灯りはじめる。
18:45発のロープウェイで下界へ
街の明かりが灯り始める
ギリギリまで山の上にいたので、時間がなく、ロープウェイを降りると同時にヨーイドン!ではしる、はしる・・・!
ロープウェイ乗り場前に待機していたタクシーは、猛ダッシュで走ってくる僕たち夫婦を待ち構えるように、後ろのドアをオープンしてくれたが、貧乏旅がモットーの僕たちが乗るわけはない。
タクシーを横目に、下り坂を猛ダッシュで駆け抜ける。下り坂のおかげで、足が勝手に回転してくれる感じ。走ったおかげもあって、19時発の市電に無事乗車。
ロープウェイ入口電停
プリンスホテル最寄の「中央区役所前」電停で下車。ホテルまでは、歩いて5分程度。ちょっと遅刻をして、19:30過ぎにホテル1Fにある「ブッフェレストラン ハプナ」へ滑り込み。
TSUTAYAの会員証についてくる福利厚生制度「クラブオフ」の特典を利用したので、大人3900円のディナーが1000円引きの2900円。
高い天井の店内は広々としており、今回案内されたのは、窓際のテーブル席。予約しておいたせいもあるのか、なかなかのベストポジションだ。ウェイター&ウェイトレスの対応は、可もなく不可もなくといったところ。カジュアルレストラン的な位置づけなので、家族連れも多く、結構賑やかな雰囲気。
メニューは、和洋中と豊富。コックさんがその場で料理してくれるライブキッチンが充実していて、ローストビーフ・牛しゃぶ・ラーメン・寿司・焼ホタテ・天ぷらと様々なコーナーがある。お味の方は・・・、ラーメンはおいしいけど、やっぱり専門店ではないなといった感じ。また、寿司は100円の回転寿司よりはおいしいけど、めちゃくちゃおいしいというほどではない。その他はなかなかいいお味でした。
ライブキッチン以外のメニューでは、ボイルガニがあったが、かなり貧祖なカニさん。「ホテルバイキングのカニは期待すべきでない」が我が持論。しかし、その他のメニューは、さすがプリンスホテルだけあって、なかなか美味。
刺身やパスタなど、様々なメニューが並ぶ
さてさて、奥さんがお楽しみのデザートは、「どれもおいしい!」by 奥さん。冷凍モノという感じではなく、ホテルメイドな感じだとか…。メロンもとっても甘かった。
ちなみに、遅い時間になると、ケーキはどんどん売り切れ、補充されてなかったので、注意が必要!
ケーキの種類もかなり多い
プリンもオススメ by 奥さん
お腹がいっぱいになったので、食後はお散歩♪
北海道旅行の強い見方「セイコーマート」。本州の人間にはなかなか馴染みがないが、北海道をベースとするコンビニだ。セイコーマートにはポイントカードがあって、毎夏訪れた時に貯めていたポイントがある程度貯まっていて、もうすぐ有効期限切れで一部ポイントが失効しかけていた。
そこで、セイコーマートに寄って、店内の端末で景品交換を予約。最終日に再び札幌へ戻ってくるので、その時に景品を受け取れるようにしておく。
その後、すすきのをブラブラ。夜のすすきのは実にキケンな香り。今回は奥さんと二人で歩いているからいいものの、一人や男友達なんかと歩いていると、「おっぱいどう?」とか、とんでもない売り込みをされる。
ちょっと頭がヤバそうな若者も多く、なんだか怖くなったので、「どさんこパス」を使い、市電でホテルへ戻った。
12時半過ぎに就寝(部屋に電波時計があった)
札幌プリンスホテル
(060-0062 北海道札幌市中央区南2条西11丁目)街並みを見渡す特徴的な円柱型タワーが目印の、モダンで洗練された北海道のゲートウェイです。賑わう中心街と静かな大通公園の間に位置し、都会の活気と安らぎが交差する特別なひとときをお届けします。