久屋大通→平安通 【普通】名古屋市営地下鉄 名城線
平安通→犬山 【普通】名古屋市営地下鉄 上飯田線 ・ 名鉄 小牧線
犬山(9:36)→明治村 【バス】岐阜バスコミュニティ
朝食を手早に済ませ、ホテルを出発する。
今日の目的地は「明治村」だ。最寄の犬山駅へのアクセスは色々なルートがあるが、今回は地下鉄名城線で平安通へ出て、そこから名鉄小牧線で犬山を目指す。
犬山駅
さらに、犬山駅からバスに揺られること約20分、明治村に到着。
明治村に到着したバス
明治村入口
明治村は、広大な敷地内に日本各地の歴史的建造物を移築した屋外型博物館だ。
入村料はちょっとお高めの1600円。会社の福利厚生サービス「Welbox」の携帯会員証を提示したので、100円引きの1500円になった。
学校・教会・灯台・銀行など、ジャンルは様々。今日は平日。絶好の校外学習スポットとあってか、何やら冊子(校外学習のパンフレット?)を持った、小・中・高校生が走り回っている。学生以外の観光客はほとんどおらず、たまに老夫婦を見かける程度だ。
残念なことに、以前は園内を市電やSLが走っていたようだが、現在は残念ながら休止となっている。
大井牛肉店
三重県尋常師範学校
建物の中にも入れる(師範学校)
聖ヨハネ教会堂
鉄道局新橋工場
清水医院
第四高等学校物理化学教室
残念ながら、市電とSLは運休中
広大な敷地に点在する建物を見て回っていると、ぶっちゃけ足がクタクタ、そして、なんだか飽きてくるのが本音といったところ。
そこでオススメなのが、いくつかの建物で開催されているガイドツアーだ。有料のツアーもあるが、無料のツアーも少なくない。ホームページで案内されているので、事前に確認していくといい。
僕たちは、東松家住宅の建物ガイドに参加したが、これがかなり良かった。自分たちだけで建物を見ているだけで分からないことをガイドが丁寧に説明してくれる。また、一般では入れないところにも特別入ることができたりする。
東松家住宅
村に隣接して、入鹿池があり、その岸に立つ品川燈台はまるで本当の海岸にそびえたつようだ。
品川燈台
まるで海のように見える入鹿池
時刻は13時過ぎ。そろそろお腹が減ってきたので、グルメマップとにらめっことして店探し。
「こういった観光施設のメシはおいしくない」といった先入観があるが、明治村では全国各地の名物料理をそこそこリーズナブルな値段で提供している。
僕たちが選んだのは、3丁目にある「京都七条お休み処」。
こじんまりとした店内の「京都七条お休み処」
選んだメニューは、宇和島名物の「鯛めし」(800円)。鯛めしといっても炊き込みご飯ではない。ご飯の上に、鯛の刺身と薬味を乗せ、うずらの黄身入りのおつゆをぶっかけて食べるものだ。
刺身のボリュームから考えると、ちょっと高いなと思うところもあるが、これがかなり美味。家でもできそうな料理なので、是非チャレンジしてみたいと奥さん曰く。
おすましと漬物も付いている「鯛めし」(800円)
見た目以上に美味♪
食べ方の秘伝書
ようやく半分を見終ったところなので、食後の休憩もそこそこに、見学を再開。
日本赤十字社中央病院病棟
シアトル日系福音教会
六郷川鉄橋
宇治山田郵便局舎
小泉八雲の避暑のための家「駄菓子屋 八雲」でおやつタイム。おやつは、最近巷で話題になっている「ブラックサンダー」だ。
おやつは駄菓子屋さんで買ったブラックサンダー
駄菓子屋さんの近くには足湯もある(有料)
そして、再び、建物めぐりへ。聖ザビエル天主堂のステンドグラスは圧巻されるものがある。また、前橋監獄雑居房は、まるで網走監獄に来たかと思うほど、そっくり。監獄はどこでも同じような造りなのだろう。
呉服座
聖ザビエル天主堂
前橋監獄雑居房
明治村の一番奥にある見所スポットが「帝国ホテル」だ。
人が少ないことや時が経ち過ぎているため、超ゴージャスといった感じはしてこないが、建物の重厚さを見ていると、当時の賑わいが垣間見える。
2階には喫茶室があり、優雅にコーヒーやケーキを楽しむことができる。また、1階には、500円で明治時代の衣装(ドレス)が着れるハイカラ衣装レンタルコーナーがあり、奥さんは喜んでドレスを見にいったが、どうやら気に入る服がなかったようで、今回はパス。
帝国ホテル玄関
ホテルのフロント
2階には喫茶室がある
柱を見ていると、重厚な造りであることが分かる
ちなみに、言うまでもないが、宿泊することはできない。
明治村(15:30)→犬山(15:50) 【バス】岐阜バスコミュニティ
一日歩き回って、足がクタクタ。そろそろ退散することにする。
時刻は15:30少し前。ちょうど犬山駅と名古屋駅行が同時にやってきた。犬山駅行きはかなりの本数が出ているが、名古屋行きは1日1便(ただし休日は3便)だ。
ホテルの最寄である栄も経由していく名古屋駅行きに乗ってもいいところだが、「犬山城へ行きたい」という野望があったので、あえて犬山駅行きに乗車する。
約20分ほどで犬山駅に到着(15:50着)。
お城というところは、なぜか店じまいが早いというのが定説。そして、この犬山城も例に漏れず、16:30が入城締め切りだ。
駅でトイレに行っていたこともあるが、駅からお城までは思ったよりも距離があり、城山の麓にたどり着いたときには16:20。つまり、あと10分で入城締め切り、仮に入れたとしても、17時閉館なので、40分ほどしかないのだ。
夕方のせいか、駅から城までの道は活気がなかった
せっかく入城料を払うからには、ゆっくり見学したい。ということで、奥さんと協議した結果、今回は城に入らず、またの機会にする。
早足で歩きつかれたので、売店の前にある自販機でアイスを買って、休憩タイム♪
麓にある売店
自販機で買ったアイスでブレイクタイム♪
今回は城山の下からでガマン!
せっかくここまでやってきたので、来た道を引き返して犬山駅には戻らず、木曽川沿いに犬山遊園駅へ抜けてみることにする。
今日は天気が良かったせいか、夕焼けを背景にした木曽川がとってもキレイだ。
夕焼けの木曽川を背景にライトアップされている犬山城
ベンチに座って、この美しい光景をぼっーとして眺める。美しくもあり、とっても懐かしい気持ちになる。そこで、忘れかけていた一つの旅の思い出がよみがえってきた。
今から二十数年前、中学生の時の思い出だ。友達数人で、犬山ユースホステルに宿泊して、モンキーパークや犬山城を回ったのだ。初めてのユースホステル、ましてや、子供だけだったので、ドキドキワクワクの連続だった記憶がある。
そんな昔の話だが、「当時、2食付2000円弱で宿泊できたこと」「安いのに夕食はしっかりしたトンカツだったこと」「ご飯のお代わりは有料だったこと」「夏の暑い日で冷房のない2段ベット相部屋は寝苦しかったこと」などなど、色々と覚えているものだ。
その「犬山ユースホステル」も、現在では「犬山国際ユースホステル」に改名し、個室中心の近代的な建物に変わっているようだ。
犬山遊園→名鉄名古屋 【特急】名鉄 犬山線
名古屋→久屋大通 【普通】名古屋市営地下鉄 名城線
今宵の宿は昨夜と同じく、「ホテルエコノ名古屋栄」。
犬山遊園駅から名鉄特急に乗車し、名鉄名古屋へ。そして、地下鉄でホテル最寄の久屋大通へ戻ってくる。
名鉄特急の車内
さて、お腹も減ってきたので、そろそろ夕食だ。
名古屋グルメ第2弾は、手羽先で有名な「世界の山ちゃん」。山ちゃんはチェーン展開しており、ホテルのある栄周辺では、「歩けば山ちゃんに当たる」ぐらいに店が多い。
多くの店舗の中で、今回はインスピレーションで錦中店をチョイス。ホテルから歩いて5分もかからない。
「世界の山ちゃん 錦中店」
幸い、入口すぐにある禁煙のテーブル席に空きがあった。居酒屋といえば、タバコを隣で吸われると、服に臭いがついたりするのがツキモノ。そんな中、禁煙席を設けている居酒屋はありがたい。
生ビールは比較的安めで、モルツ中ジョッキで450円。今回はちょっと贅沢をして、銀河高原ビール中ジョッキ(550円)を注文してみる。ちなみに、付け出しはなく、お酒の飲めない奥さんもご機嫌さん♪
個人的に好みな「銀河高原ビール」
皿には山ちゃんがプリント(あまりかわいいキャラでない)
いよいよ、メインの料理へ。まずは、やっぱり「幻の手羽先」(5本400円)を注文。
食べ方の説明書とにらめっこしつつ、食べてみる。その感想はいえば、ピリっとコショウが効いていて、確かにうまい。ただ、期待が大きすぎたのか、まぁ普通においしいというのが正直な感想。
そういえば、つい最近行った280円均一居酒屋の手羽先も同じくらいにおいしかったような気がする。それほど確かな舌を持っているわけではないにので、アテにはならないが…。
手羽先の食べ方マニュアル
幻の手羽先(写真は2本を食べちゃった後に撮影)
手羽先以外のメニューは、名古屋色ギトギトのメニューだ。「名古屋のみそカツ」(630円)、「きしめんタリアーナ」(580円)、「どて煮」(410円)などを注文。
どのメニューもそこそこのボリュームがあり、味もおいしい。何を選んでも失敗がないといったところ。ただ、味が濃いものが多く、ノドがちょっとカラカラ。
ノドがカラカラになる「どて煮」(410円)
パスタ風の和風きしめん「きしめんタリアーナ」(580円)
他にも、お酒をもう一杯とぞっこんキャベツを頼んで、お会計は4千円弱だった。
山ちゃんでお腹いっぱいになったので、栄の街をブラブラとお散歩。大阪でいうところの難波に相当する(勝手な私的見解も入っているだが…)場所で、百貨店やファッションビルが並ぶ。
奥さんがカバンを見たいということで、ちょっとお付き合いしつつ、カロリーを消費する。そして、ぼちぼちホテルへ戻ろうかと向かっている途中で、誘惑の看板が…。
それが、まさに名古屋を代表するカフェ「コメダ珈琲店」だ。
コメダ珈琲店
山ちゃんでお腹いっぱいになったにもかかわらず、気づけば奥さんと店内へ。ゆったりとした店内のテーブル席は、仕切りでプライベート感もあり、ほっこりとする。Wi-Fiも使えるようで、スマホもサクサク。
僕は「レギュラーコーヒー」(380円)、奥さんは「カフェオレ」(380円)を注文。コーヒーには豆の小菓子が付いてくるのが面白い。ちなみに、個人的にはかなり好みのお味のコーヒーだ。
豆の小菓子が付いてくる「レギュラーコーヒー」(380円)
そのコメダのコーヒーと並ぶ名物はといえば、アツアツのデニッシュに冷たいソフトクリームが乗った「シロノワール」。
奥さんと葛藤しつつ、いかにも高カロリーと思われる「シロノワール」(590円)を1つを注文。2人で取り分けて食べることにする。そして、運ばれてきた「シロノワール」はかなりボリューム満点。
シロップをかけて食べる「シロノワール」(590円)
お一人様には「ミニシロノワール」(380円)がオススメだが、奥さんは今度来た時は、一人で「シロノワール」を食べたいんだとか…。まぁ、それほどおいしかったということだ。
昼はいっぱい歩き、夜は名古屋名物を満喫。大満足でホテルへ戻り、眠りについた。
404 404ホテルエコノ名古屋栄
(愛知県 名古屋市中区)