北海道フリーきっぷで巡る北海道旅行記(2011年夏)

節電の影響で何かと暑い今日この頃。涼しさを求めて、例年のごとく北海道フリーパスを片手に北海道へ。今年は、「弟子屈バスパスポート 3daysパスポート」「絶景領域・萌えっ子 フリーきっぷ」「ツインクルバス道東」なども駆使して、阿寒・摩周・知床・焼尻・釧路・富良野などを駆け巡った、7泊8日の北海道旅行記。

  
6日目 (2011年07月28日)
「スーパー宗谷」で南稚内から幌延へ

南稚内(7:14)→幌延(8:04) 【特急】スーパー宗谷2号

午前6時前に起床。外はちょっとどんよりとした曇り空だ。

眠たい目をこすりながら、昨夜コンビニで買ったパンで朝食。そして、さっさと着替えて、ホテルをチェックアウして、南稚内7:14発の特急「スーパー宗谷2号」に乗りこむ。

南稚内駅

南稚内駅

最北の地である稚内から南下し、豊富までやってくると、さっきまでの曇り空は一転、青空が見え出してくる。

豊富までやってくると青空が…

豊富までやってくると青空が…

南稚内からちょうど50分、幌延で下車する(8:04着)。

札幌を目指す「スーパー宗谷2号」

札幌を目指す「スーパー宗谷2号」

マイナーな北海道の離島「焼尻島」「天売島」

今日の目的地は、焼尻島。

礼文・利尻島というと、道内の人に限らず、メジャーな北海道の離島。道外の人でも、「礼文・利尻へ行ったことがある」という人も少なくない。

ところが、その「礼文島」「利尻島」からもう少し南に位置する「焼尻島」「天売島」となると、「そういえば、地理で昔習ったような…」とか、そもそも「それどこ?」といった反応が大半だろう。

今日目指す地は、まさしくそんな場所。それだけに道のりは長い。幌延からバスに揺られ、そこから高速船で渡る予定だ。北海道へ来るのも、学生時代から通産すると、今年で15年目。ぶっちゃけ、一通りのところへ行き尽した結果、残った場所とも言える。

奇抜なデザインの「萌えっ子フリーきっぷ

焼尻島への船は、羽幌港から出ている。その羽幌へ向かうバスが「沿岸バス」。

この沿岸バスは、例に漏れず、いわゆる過疎化路線。そんな路線を盛り上げようと、萌えな社員が考案したと噂の「萌えっ子フリーきっぷ」。かなりインパクトのあるネーミングとデザインだが、1日2300円で沿岸バス(一部路線除く)が乗り放題となる、れっきとしたフリーきっぷだ。

事前に沿岸バスのホームページで調べたところ、幌延駅構内の沿岸バス窓口で購入できることは分かっていたが、一向にバスの窓口が開く気配がない…。バスの発車時刻まで少しあるので、駅前をちょっとブラブラしてみる。

幌延駅

幌延駅

8:35過ぎ、駅の方へトコトコと歩いてくるおばさん。もしやと思いきや、そのままバス窓口へ。

「萌えっ子フリーきっぷ、2枚ください」と口にするのは少し恥ずかしく、「フリーきっぷ2枚ください」と言ってみる。そんなわけで、バスの発車時刻ギリギリでようやくフリーきっぷをゲット。

何ともいえぬデザインの「萌えっ子フリーきっぷ」

何ともいえぬデザインの「萌えっ子フリーきっぷ」

隔世の感あるバスに揺られて幌延から羽幌へ

幌延(8:49)→南大通1丁目(10:41) 【バス】沿岸バス

8:49発、留萌行の沿岸バスは幌延駅を出発。乗客は僕たち夫婦を入れて、たったの3名。

幌延駅に停車する留萌行の沿岸バス

幌延駅に停車する留萌行の沿岸バス

乗客は僕たち夫婦を入れて3名のみ

乗客は僕たち夫婦を入れて3名のみ

天気も良好。のどかな牧場地帯をバスはのんびりと進む。そして、車内スピーカーのラジオからは古い歌が流れてくる。隔世の感あるのんびりとしたバス旅だ。

車窓には牧草を食べる牛たち

車窓には牧草を食べる牛たち

新婚旅行で訪れた初山別天文台を通過、そしてしばらく走ると、海が開けてくる。

初山別天文台の入口

初山別天文台の入口

海が開けてくる

海が開けてくる

降車ボタンを押していないバス停で、バスが急に停車。運転手さんが「羽幌港へはここが一番近いよ」とバスを停め、港へはまっすぐ行けばいいと教えてくれた。

ちなみに、ネットやパンフレットによると、港の最寄バス停は羽幌の市街地にある「本社ターミナル」と記されているが、本当の最寄バス停は「南大通1丁目」らしい。

南大通1丁目バス停

南大通1丁目バス停

1日の本数はそれほど多くない

1日の本数はそれほど多くない

運転手さんに教えてもらったとおり、海に向かって10分ほど歩くと、フェリーターミナルに到着。これまた、何とも味のあるターミナルだ。

海に向かってまっすぐ歩く

海に向かってまっすぐ歩く

味がある「羽幌フェリーターミナル」

味がある「羽幌フェリーターミナル」

夢の浮島って・・・

夢の浮島って・・・

夢の浮島「焼尻島」へ

羽幌FT(11:40)→焼尻FT(12:15) 【高速船】羽幌沿海フェリー

羽幌からは、焼尻島と天売島へ船が出ている。両島を周りたいところだが、夕方のバスで留萌に出ることを考えると、時間的に厳しい。何よりも、ここの船代がやたらと高いのだ。そんなわけで、今回は羽幌に近い方の焼尻島をじっくり周ることにする。

フェリーターミナルの窓口で乗船券を購入。昨日電話で言われたとおり、それほど乗客も多くなく、購入時に予約時の名前を聞かれることもなかった。ちなみに、運行している船舶は、フェリー「おろろん2」と高速船「さんらいなぁ」の2隻。フェリーの方がリーズナブルだが、ダイヤの関係で、往路は高速船、復路はフェリーだ。

羽幌から焼尻までの高速船料金は、「萌えっ子フリーきっぷ」提示で1割引になった後でも、2550円とちょっとお高め。特に、7〜8月は繁忙期運賃が設定されている。ちなみに、窓口での購入時、「萌えっ子フリーきっぷ」に日付がないと怒られる。手持ちのペンが無かったので、書いて欲しいと頼むが、ペンを渡され、自分で書くように言われる。なんとも感じがよろしくない対応だ。

羽幌港で荷物を無料で預かってもらえることを確認していたので、窓口横の事務所で荷物を預け、高速船「さんらいなぁ」に乗船。たくさん並ぶイス席はガラガラだ。船は定刻10:40に羽幌港を出航する。

焼尻へ向かう高速船「さんらいなぁ」

焼尻へ向かう高速船「さんらいなぁ」

羽幌港が遠ざかっていく・・・

羽幌港が遠ざかっていく・・・

空は真っ青、とっても気持ちのいい航海だ。ちょっくら船内を散策してみる。そうすると、2階への階段を発見。そして、階段を上がると、後方にオープンデッキを発見。気持ちいい風にあたりながら、うみねこ(かもめ?)達と遊ぶ。

船についてくるうみねこ(かもめ?)達

船についてくるうみねこ(かもめ?)達

前方に焼尻島が見えてくる

前方に焼尻島が見えてくる

羽幌を出航してから、約35分で焼尻島へ到着(12:15着)。

超奮発!お昼から「生うに丼」

初めて降りたった焼尻島の印象は…といえば、とっても静かな島といったところ。船からそこそこの客が降りたが、すぐに方々へ散らばっていき、気が付けば、港からは人が消えていた。

もうお昼すぎ、お腹がぐぅ〜となる時刻だ。焼尻・天売の名物といえば、生うに丼。フェリーターミナルの至るところに、うに丼のポスターが貼られている。

焼尻島は、面積5キロ平方メートル、人口300人弱のとっても小さな島。それゆえ、食事をするにも、ほとんど選択肢がない。フェリーターミナル近辺を見渡すと、待合室を挟んで、左右に1軒ずつの飲食店がある。いや、飲食店というよりも、海の家といった表現の方が適切だろうか…。

焼尻フェリーターミナル

焼尻フェリーターミナル

そんな海の家のメニューにも、生うに丼はきちんとラインナップされている。その2軒のメニューを「家政婦は見た!」のごとく、外からこっそりのぞいてみる。1軒は2500円、もう1軒は2000円のようだ。2000円といえど、お昼からたった1杯の丼でこの値段はなかなかの贅沢。

ウロウロしながら、しばし迷った挙句、2000円の方の店に入ってみる。海の家のようなカウンターの店構え。愛想のいいおばちゃんと、息子と思われる作業着のおにいさんが迎えてくれる。

海の家っぽい店構え

海の家っぽい店構え

屋外にもテーブルがあり、作業着のおじさんグループが食べている。どうやら、通信関係の工事でこの島に来ているようだ。息子と思われる作業着姿のおにいさんはしばらくして、「時間がない」とどこかへ出て行く。どうやら、何か別の仕事していて、休憩時間の間に手伝いに来ただけのようだ。そうすると、どこからともなく1人のおばちゃんがヘルプにやってくる。

しばし待って登場した「生うに丼」(2000円)。大きさはバラバラ、色とりどりのグロテスクなウニがど〜んと乗った丼が登場。わかめの味噌汁とおしんこ付き。

「生うに丼」(2000円)

「生うに丼」(2000円)

さてさて「生うに丼」のお味は…、とっても美味♪

スーパーのお寿司やホテルディナーでちょこっとだけうにを食べたことはあったが、それほどおいしく感じたことが無かった。しかし、目の前にあるうには、スーパーのお寿司とまったく別物と思えるぐらい。口の中でトロっとトロけていく。ちょっと高いけど、食べてよかった〜。

大きさバラバラ、色んな色のウニがこんもり♪

大きさバラバラ、色んな色のウニがこんもり♪

そして、おばちゃんがサービスと言ってもってきてくれたのは、わかめの天ぷら。後ろの作業着のおじさんグループが食べていた「わかめの天ぷら定食」のおすそ分けのようだ。

「わかめの天ぷら」の方もサクサクでとっても美味。天つゆにつけて食べるよりも、そのまま食べる方がサクサク感が楽しめておいしい。

サービスの天ぷらは天つゆで食べる

サービスの天ぷらは天つゆで食べる

整備された自転車でサイクリングに出発♪

お腹も満たされたので、いよいよ島内観光だ。島内にはバスが走っていないので、レンタサイクルが足になる。食堂の横にあるレンタサイクル屋さんへ。

ところが、店員さんの気配なし。キョロキョロしていると、「ごめんね〜」とやってきたおばさんは、ついさっきまで食堂へヘルプに来ていたおばさんだった。どうやら、食堂が忙しいときにヘルプに行くようで、ご近所さんの持ちつ持たれつの関係らしい。

食堂の横のレンタサイクル屋さん

食堂の横のレンタサイクル屋さん

料金は、2時間800円、1日1000円。おばちゃんに「2時間か1日のどちらにする?」と聞かれて迷っていると、「うん、2時間でいいよ」と…。お金を払うと、なぜかアメとポケットテッシュ、そして、サイクリングマップを渡され、13時ちょうどに出発。

地図にはおすすめコースが記されていて、出発早々に、坂道の洗礼を受ける。焼尻島は全くのフラットではなく、多少のアップダウンがある。しかし、自転車はかなりよく整備されているので、とっても走りやすい。あのおばちゃんが整備しているのだろうか・・・?

早速、坂道の洗礼をうける

早速、坂道の洗礼をうける

高台から港を見下ろす

高台から港を見下ろす

とっても天気がいい

とっても天気がいい

10分ほど走ると、なんだかよく分からない記念碑が建つ展望台へ到着。パンフレットには「天気がよければ、利尻が見える」とあるが、残念ながら見えず。天気が良すぎて、霞み気味だからかもしれない。代わりに、すぐお隣の天売島が見えている。

なんだかよくわかんない「工兵衛街道記念碑」

なんだかよくわかんない「工兵衛街道記念碑」

向こうには天売島が見えている

向こうには天売島が見えている

ナゾの「オンコ原生林」

サイクリングマップに沿って進むと、「オンコ原生林」へ。

ガイドブックやパンフレットを見ていると、焼尻島の数少ない観光資源の中でも、一押しするように取り上げられている。「こんなところを自転車で進むの?」と思うような、木に囲まれたうっそうとした砂利道を進む。

オンコ原生林の入口

オンコ原生林の入口

自転車で走りにくい砂利道を進む

自転車で走りにくい砂利道を進む

本当にこの道で合っているのか不安を感じながら進むこと数分。無事に森を抜けることができた。ところで、「オンコってなんだろう…」と思っていたのだが、森を抜けられた安心感からこの疑問はぶっ飛んでしまった。

※後日談
この旅を終えてから「オンコ」を調べてみました。どうやらイチイ(アララギ)という植物だそうです。このあたりに全く興味がないので、単なる林にしか思えなかったのは言うまでもありません・・・

牧草ロールがコロコロ転がる「めん羊放牧場」

林を抜けると、景色がパッーと開ける。これが「めん羊放牧場」だ。北海道特有の牧草ロールがあちこちに点在している。しかしながら、あまり羊の姿が見えない。よーく見てみると、あまりの暑さにロールの影で寝そべっている。確かに、北海道なのに、今日はカンカン照りで暑い。

一面に広がる景色

一面に広がる景色

羊たちがポツポツ

羊たちがポツポツ

ロールの横に寝そべる羊さん

ロールの横に寝そべる羊さん

今回の相棒の自転車

今回の相棒の自転車

ちょっと前に、会社からちょっとしたメール連絡が入る。こんな広大な景色を目にしていると、遠く離れた大阪の出来事は、異国の話のように感じられる。軽くメールを返信しておいて、再び、北海道の世界に頭を戻す。

まっすぐに伸びる道を自転車で進めていく。ホント、この上ない気持ちよさだ。

まっすぐに伸びる一本道

まっすぐに伸びる一本道

青い空が広がる

青い空が広がる

天売島が間近に見える「鷹ノ巣展望地」

めん羊放牧場を走り抜けると、「鷹ノ巣展望地」に到着。たいそうな名前が付いているが、あずまやとトイレがあるだけの展望台だ。

ここからは4キロ先にある天売島も望むことができる。

丘の上にあるのが「鷹ノ巣展望地」

丘の上にあるのが「鷹ノ巣展望地」

天売島も間近だ!

天売島も間近だ!

ちょうどここが折り返し地点。ここでUターンして、出発地点の港を目指す。行きは今の中心部のめん羊放牧場を突っ切ってきたが、帰りは西側の海岸沿いの道で戻る。

クルマもほとんど通らない

クルマもほとんど通らない

下り坂と追い風でスイスイ進む

下り坂と追い風でスイスイ進む

まさしく「夢の浮島」だ!

まさしく「夢の浮島」だ!

出発してから2時間10分ほどで、出発地点の港へ戻ってきた。15時過ぎにもかかわらず、食堂のおばちゃんもレンタサイクル屋のおばちゃんも、店じまいムード満々だった…。

再び、港へ

再び、港へ

フェリーで、再び羽幌へ

焼尻FT(16:27)→羽幌FT(17:30) 【高速船】羽幌沿海フェリー

フェリーの出航時刻まで1時間少し。

時間をつぶすような店もない。また、あまり良すぎる天気のせいで陽射しがきつく、日陰になるようなベンチを求めてウロウロ。日陰に入ってしまえば、北海道特有のカラっとした涼しい風が吹き抜け、とっても気持ちいい。

しばし港でまったり♪

しばし港でまったり♪

港の待合室にある切符売り場で、羽幌までの乗船券を購入。帰りはフェリーなので、1490円(萌えっ子フリーキップの1割引適用後)と少しお安い。

団体料金と同じようだ

団体料金と同じようだ

高校生の団体ご一行様が乗船していたが、船底の2等客室へ消えていった。僕たちは水面上の2等客室へ。ほどほどに乗客は乗っているが、ゆったりとスペースを確保。

フェリーは定刻2分遅れの16:27に、焼尻港を出港。

焼尻港へ入港する、フェリー「おろろん2」

焼尻港へ入港する、フェリー「おろろん2」

再び訪れることはあるだろうか・・・?

再び訪れることはあるだろうか・・・?

遠ざかる焼尻島

遠ざかる焼尻島

フェリーでもあまり時間はかからない。約1時間ほどで、羽幌港に到着(17:30着)。

再び、羽幌へ

再び、羽幌へ

オホーツク海に沈む夕日を見ながらのバス旅

本社ターミナル(18:19)→留萌駅前(19:39) 【バス】沿岸バス

フェリーターミナルからゆっくりと歩き、街の中心街にある本社ターミナルを目指す。

宿泊もできる「はぼろ温泉サンセットプラザ」

宿泊もできる「はぼろ温泉サンセットプラザ」

ブラブラと街歩き

ブラブラと街歩き

ゆっくり歩くこと、約20分弱で、本社ターミナルに到着。沿岸バスの本社ということで、大きなターミナルを予想していたが、とってもこじんまりとしたターミナルだ。

ターミナルの目の前には、スーパーがある。小腹が空いていたので、アイスを調達。地元のおばあちゃん達が待合室に集まってくるなか、奥さんと二人でおやつタイム。

羽幌の市街地にある「本社ターミナル」

羽幌の市街地にある「本社ターミナル」

本社ターミナル18:19発の留萌バス行きに乗車する。本社ターミナルを出てしばらくして、地元の高校生がたくさん乗ってくる。どうやら、登下校にバスを使っているようだ。途中のバス停に停車する度に、一人二人と下車し、家路に向かっていく。

そして、高校生がみんな降りてしまうと、僕たち夫婦と2〜3名だけの乗客を乗せて、バスは進む。車窓を見やると、オホーツク海に夕日が沈んでいこうとしていた。

オホーツク海に沈んでいく夕日

オホーツク海に沈んでいく夕日

留萌に近付くにつれて、再び乗客が増えてくる。そして、留萌駅前に到着(19:39着)。

留萌駅

留萌駅

ガラガラの留萌本線

留萌(20:13)→深川(21:15) 【普通】

深川行きの発車時刻までは、30分少しある。駅前周辺に夕食を取れるところがないかをブラブラ探してみるが、特になさそうだ。

留萌にやってきたのは、学生時代以来。当時もあまり何もない街だったが、今も変わっていないようだ。しかし、時代の流れか、駅前にはコンビニでできている。少しのぞいてみるが、気に入った弁当もなく、この先で夕食を取ることにする。

遅い時間帯は無人駅となる

遅い時間帯は無人駅となる

風情のある駅だ

風情のある駅だ

留萌20:13発の深川行き普通列車に乗車。留萌から乗車したのは、たった8人だけ。シーンとした車内には、ディーゼルカーの音だけが響きわたる。

ガラガラの車内

ガラガラの車内

暗闇の中、列車は進み、7分遅れで深川へ到着する(21:15頃着)。

深川駅

深川駅

よくも悪くも東横イン

深川(22:02)→旭川(22:20) 【特急】スーパーカムイ43号

時刻は21時を過ぎ、もうお腹がペコペコ。

駅前のローソンに足を運んでみるが、気に入ったお弁当は見つからない。とはいえ、今夜の宿がある旭川までお腹がもたない。仕方なく妥協して、「おにぎり屋のおにぎり弁当」(498円)を買う。「おにぎり屋じゃなくて、コンビニだろ!」と、ちょっと突っ込んでしまう弁当だ。ちなみに、奥さんはパンだ。

駅の待合室は食べにくい雰囲気だったので、駅前のベンチで夕食タイム。さすがは北海道、駅前といえども、ほとんど行き交う人もいない。とはいえ、真っ暗闇の中、ベンチで弁当をむさぼるというシチュエーション。若者ならばともかく、30代夫婦のやることじゃないよね、と二人で苦笑…。

今晩の夕食

今晩の夕食

深川22:02発の特急「スーパーカムイ43号」で旭川へ。たった20分弱の乗車だが、気軽に特急に乗れるのはフリーパスのいいところだ。旭川に22:20に到着し、一目散にホテルへ。

今宵の宿は「東横イン旭川駅前宮下通」だ。旭川から徒歩3分という案内だったが、駅の工事のせいなのか、もしくは改札口からの距離があるからなのか、思ったより時間がかかった。

駅の近くにある「東横イン旭川駅前宮下通」

駅の近くにある「東横イン旭川駅前宮下通」

東横インでいつも利用するセミダブルは満室だったので、今回はダブルルーム。東横インでは、はじめて利用するダブルルーム。ベットは広々。そして、窓側には小さなテーブルとイス(2脚)があるゆとりぶりでなかなかグットだ。

その他の設備は、よくも悪くもいつもの東横イン仕様。それなりの品質が保証されているという安心感もあるが、一方でどんな部屋なんだろうという期待感やドキドキ感がないのは少し寂しい。

広々としたダブルルーム

広々としたダブルルーム

よくも悪くもいつもの東横イン仕様

よくも悪くもいつもの東横イン仕様

時間は遅いが、近くのコンビニまでちょっとだけブラブラしにいこうと思ったが、雨がポツポツと…。今日はサイクリングで疲れていたので、部屋でゆっくりして眠りについた。

旅も残すところ、あと2日だ・・・

今宵の宿情報

東横INN旭川駅東口

(070-0030 北海道旭川市宮下通11?1176)

大雪山側と旭川駅側。いくれも旭川の夜景が一望できます♪駐車場は大型車もOK!格安で駐車可能!ご予約後にお電話にてお問い合わせ下さい。


今回泊まった部屋:  ダブル (朝食付)
今回の宿泊費(1人あたり):  3500〜3999円 
じゃらん 評価: 4.3  (44件の口コミ)
楽天トラベル  評価: 3.71  (477件の口コミ)
・Trips管理人 評価: 3.0  (管理人提供宿泊レポート)

総合評価 (Trips独自): 72 点   ※Trips独自評価基準について


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