朝食は和洋バイキング。とはいっても、値段相当でおかずはかなり少ない。とりわけ、パンの種類は相当にすくない。一方、おすすめなのは和食。シンプルなおにぎりやみそ汁がかなりおいしい。1Fに和食系居酒屋がテナントで入っていたようなので、その店で作っているのだろうか?
宿泊予約サイトのクチコミ情報でも寄せられていたが、朝食会場はフロント前のロビースペース。おまけに机や椅子がデザイナーズ仕様、言い換えればまるでバー。テーブルがとても低く、椅子もこしかけがない。食べにくく、あまり落ち着かなかった。
松江駅(10:10)→八重垣神社(10:27) 【バス】松江市交通局
ホテルをチェックアウトして、歩いてすぐの松江駅前のバス乗り場へ。
松江駅
松江市交通局のバスに乗車。バスは立客もでるほどの混雑。バスに揺られること約20分、八重垣神社に到着。バス停のすぐ目の前に鳥居がある。八重垣神社は知名度の割には、こじんまりとした神社。どれだけゆっくり観たとしても、30分あれば十分すぎる規模である。
八重垣神社の案内板
本殿
古代結婚式発祥の碑
何といっても、八重垣神社の重要スポットは、縁結び占いの「鏡の池」。社務所で販売されている100円の占い用紙を池に浮かべ、その上に10円玉を置く。早く紙が沈めば沈むほど縁が近く、遅ければ遅いほど縁が遠いという占いだ。ちなみに、紙が近くで沈めば、縁は近いところにあり、遠くで沈めば、遠いところにあるのだとか…。
ドラマ「砂時計」の中でも、中学時代の杏と大悟が占いをするシーンがあるのだ。ということで、結婚して今さらながらも、奥さんが占いに挑戦。結果は、約4分後に近くで沈没。近くにいたタクシーの運転手さんの話では、4分は早い方だとか。隣でやっていた女の子はなかなか沈まなく、ちょっとかわいそうだった。
占い紙(100円)の上に10円玉を乗せて占う
八重垣神社→南高校前 【徒歩】
南高校前→サティ前 【バス】松江市交通局
再び松江駅へ戻るため、バス停の時刻表を確認すると、次のバスは30分後。何もないバス停で待ちぼうけていても退屈なので、節約と運動を兼ねて、バス路線に沿いながら、途中まで歩いてみることにする。
20〜30分ほど歩いた頃、雨足がどんどん強くなってきたので、途中の南高校前バス停で歩くのは断念。南高校前バス停から松江駅行のバスに乗り、昼食を取るポイント探し。終点の松江駅まで乗車せずに、食事処か集まっていそうな、松江駅手前のサティ前バス停で下車。どしゃぶりの風雨の中、サティの中へ駆け込む。
最近、地域別価格を導入したマクドナルド。松江サティの中にあるマクドナルドで価格表をゲット。大阪のマクドの価格表と比較してみると、あまりの価格差にビックリ!
一例を挙げると・・・
マクドナルドのオフィシャルサイトでは最近価格を表示しなくなっただけに、なかなか面白い比較だった。この結果を見ると、都会でマクドナルドへ行くことが損な気がしてくる。
松江サティ→白潟公園 【徒歩】
サティの中で昼食と思ったが、大阪でも見かけるチェーン店ばかり。はるばる松江までやって来て、チェーン店もあじけない。そういうわけで、歩きながら別の店を探すことにする。
サティから松江駅を通り抜け、宍道湖畔の白潟公園へ。ここもドラマ「砂時計」のロケ地スポット。大人になった杏と大悟が語り合うスポットだ。ちなみに、夕日で有名なスポットであるが、今日はあいにく期待できなそうな雨模様。
宍道湖畔の白潟公園
天気ならば、向こうに夕日が沈む
白潟公園→カラコロ工房 【徒歩】
白潟公園から宍道湖大橋を渡り、松江城下めぐりへ。城下の一角は観光スポットとして整備され、石畳とお洒落な店が並ぶ。
宍道湖大橋
その中でも中心的な拠点となるのが、「カラコロ工房」。飲食店や工芸店が集まる複合観光商業施設。「カラコロ工房」の中にある「びいどろ」というレストランで遅い昼食を取る。選んだメニューは、ランチセット(950円)。メイン1品に加えて、サラダ・スープ(1種類)・ドリンクがバイキング方式。メインの1品はチキン南蛮にしたかったが、既に品切れということで、奥さんはカルボナーラ、僕はタコの和風スパゲティを注文。
味はなかなか美味、サラダなども品数は少ないがバイキング方式なので、値段の割りにボリュームは十分だった。
カラコロ工房
「びいどろ」のランチ メイン料理
食後は地下にある金庫見物。今では観光スポットとして利用されているが、かつては旧日本銀行の建物として利用されていたのだ。地下の金庫はジメッとしていて、カビくさい感じがした。
金庫室のトビラ
暗くてジメっとした、元金庫室
カラコロ工房→郷土館 【徒歩】
郷土館→小泉八雲記念館 【徒歩】
カラコロ工房から松江城の堀の中にある松江郷土館へ。明治時代に建設された白い洋館だ。入館は無料。しかし、以前は有料だった様子。昔懐かしいマンガやキャラクターの展示があったが、あまりにも古すぎて、ちょっと分からず…。ちょうど親ぐらいの世代に受けそうな展示だった。
松江城のお堀
屋形船もあったが、雨なのでパス
松江郷土館
内装も古き時代を感じさせる
僕は以前に松江城を訪れたことがある。そして、奥さんは訪れたことはないが、そろそろ城に興味がない。そんなわけで、松江城への入城はパスして、小泉八雲記念館まで歩く。
記念館入口で入館料300円を払う。アイルランド人とギリシャ人の間に生まれたラフカディオ・ハーンこと、小泉八雲。日本人の妻と結婚し、一時期松江にも滞在し、日本文化を表す文学作品などを多く発表した。
それほど大きくない展示室をじっくりと時間をかけて見ていたら、あっという間に時間が過ぎていった。
小泉八雲記念館(17:16)→松江駅(18:10) 【バス】ぐるっと松江レイクライン
記念館を出ると、まるでバケツの水をひっくり返したような大雨。
歩いて駅まで戻るのはとても無理そう。バス停まで少しの距離を移動するだけでも、かなり濡れてしまいそうだ。時刻表を確認すると、普通の路線パスの本数は多くなく、ちょうどいい時刻にあるのは、観光周遊バス「ぐるっと松江レイクライン」。松江市内の観光地を巡りながら、約70分で一周するレトロ調車両で運行される観光周遊型バス。
小泉八雲記念館 17:16発の松江駅行「ぐるっと松江レイクライン」バスに乗り込む。直行すれば10分もあれば着きそうな距離をあちこちの観光地のバス停を寄りながら、約50分ほどかけて松江駅を目指す。松江しんじ湖温泉駅に停車した後、「松江イングリッシュガーデン」へ向かう。この「松江イングリッシュガーデン」は、3月に「ルイス・C・ティファニー庭園」が閉館した後、その施設を引き継いでオープンした観光スポットだ。このバス停を経由するため、バスは大きくルートを外れ、大幅な寄り道をしているにも関わらず、乗降客はゼロだった。
今日はあいにく雨だ。しかし、天気がよければ、レイクラインを使って、夕日を眺めながらのドライブができる。レイクラインは一律200円の運賃なので、50分も乗っても200円とオトク!
松江→出雲市 【JR普通】
帰りの三宮行高速バス「ポート・レイク号」は、出雲市駅始発で松江駅を経由するが、往復割引を適用させるために、三宮〜出雲市往復で購入していた。また、バスに乗る前に風呂に入りたいので、JRで松江から出雲市へ移動する。
入浴は駅前徒歩すぐの「らんぷの湯」。入浴料は600円と少しだけ高め。値段相当でシャンプーやボティソープは完備。浴室内はランプ(風電球?)で灯され、木の浴槽と相まって、とてもよい雰囲気を醸し出す。露天風呂は竹やぶで目隠しされているが、マンションのベランダが見えていて、ちょっと落ち着かない。もう一つ残念だったのは、人が多すぎて落ち着かなかったことだ。
夕食は再び出雲そばにしようかと思ったが、さすがに飽きてきたので、「らんぷの湯」の隣にあった「すし日和」へ。たかが回転寿司かもしれないが、ある本で魚がおいしい所の回転寿司は旨いというのを読んだことがあったので、一か八かで賭けてみた。
1皿130円均一の回転寿司屋。後日調べたところ、大阪ではマリンポリスという店名で展開しているチェーン店。味はめちゃくちゃおいしいとまでは言わないが、大阪の同料金の店と比べると、一部のネタはやはり海に近いせいかおいしかった。
出雲市駅
夕食は回転寿司「すし日和」
JR出雲市駅(22:25)→三ノ宮BT(翌朝5:30) 【中国JRバス】ポート・レイク号
高速バスの出発時刻まで駅付近をウロウロして時間つぶし。駅前のツインリーブスホテルの1Fテラスは高速バス待合室を兼ねているので、待ち時間を快適に過すことができる。待合室のすぐ目の前が高速バスのバス乗り場だ。
ツインリーブスホテル1Fの待合室
駅前のトイレで歯磨きをした後、出雲市駅 22:35発の三宮行き高速バス「ポートレイク号」に乗車する。往路と全く同じグレードのバスだが、バスの製造メーカーは違う模様。往路と比べると、乗客数はかなり多く感じた。
三宮行き高速バス「ポート・レイク号」
定刻に出発したバスは夜道をひたすら進む。カーテンはすべて閉められているので、どこを走っているのか全く分からない。途中の松江駅でさらに乗客を乗せ、バスは三宮へ一路向かって走り出した。