今朝も雨。朝食は、ホテル1Fの朝食コーナーへ。スーパーホテルお馴染みのデラックス朝食。デラックスといっても、安いビジネスホテルの軽食とシティホテルの朝食バイキングを足して2で割ったような感じ。
メニューは、パン・おにぎり・その他おかず数種類。地産メニューとしては、宍道湖ならではのしじみのみそ汁があった。また、1杯70円の紙カップ自販機が朝食タイムだけ無料で飲み放題になる。
総括すれば、宿泊料金から考えれば、十分な内容だった。
出雲市(9:20)→馬路(10:26) 【JR普通】
馬路→琴が浜 【徒歩】
今日は、ドラマ「砂時計」ロケ地めぐりの一日。1つ目の目的地は「琴が浜」。出雲市駅からJRで馬路を目指すべく、きっぷを買う。820円也。都度切符を購入すると、運賃が高く感じる。18きっぷが使える時期だったら良かったのに…。
1時間ほど列車に揺られ、馬路に到着。馬路は無人駅。ホームに降り立ったのは、僕たち夫婦2人だけで、辺りは静まり返っていた。
馬路駅
ホームはし〜んとしている
駅から徒歩5分ほど歩き、「琴が浜」に到着。ドラマ「砂時計」の中では、杏と大悟がデート訪れる重要なシーンの一つ。全国各地にも同じような砂浜がいくつかあるが、歩くとキュッキュッと鳴く、鳴き砂の浜だ。
しかし、あいにくの雨。湿った砂は鳴ることもなく、踏んでも踏んでも、音は出ず…。後で調べたところによると、雨が降っていなくても、天気や湿度など鳴く条件があるのだとか…。
静まりかえった琴が浜
海の家は全部閉まっている
琴が浜→仁摩サンドミュージアム 【徒歩】
仁摩サンドミュージアム→仁万 【徒歩】
鳴かない「琴が浜」を泣く泣く後にして、次のロケ地「仁摩サンドミュージアム」へ。JRで馬路から仁摩までは1駅なので、歩いてみることにする。ドラマの中でも、12才の杏と母親は、琴が浜からサンドミュージアムまで歩いて向かったようなストーリーだった。
ということで、てっきり近いものだと思っていたが・・・
こんな道を歩く
サンドミュージアムへ到着したのは、約1時間15分後だった・・・。道は舗装されているが、メインの国道は途中から歩道がなくなり、雨の中で傘をさしながら歩くのは危なそうだったので、途中でわき道に逸れ、遠回りしたのも時間がかかった一因だ。
サンドミュージアムへ続く橋
いよいよ、「仁摩サンドミュージアム」へ。ドラマ「砂時計」のキースポットだ。
入館料700円を払い、館内へ入る。「砂時計」効果があってか、カップルや女の子同士のグループで賑わっている。天井を見上げると、1年計の大砂時計が吊るされている。大型の砂時計となると、気温や湿度管理をきちんと管理しないと、正確な時を刻まないのだとか…。また、琴が浜の砂は向いていないため、大砂時計で使われている砂は外国の砂らしい。大晦日の夜には、年男・年女の手で綱が引かれ、大砂時計が反対にひっくり返される。
「仁摩サンドミュージアム」
1年計の大砂時計
こんなポスターも…
AVホールで、琴が浜の「琴姫伝説」に関するビデオを観た後、休憩ルームへ。飲み物の自販機のほかに、「砂時計」のマンガが自由に読めるように設置されている。夫婦揃って、時間を忘れて、マンガに熱中する。同じように熱中するカップルも少なくなかった(^_^)
休憩ルーム(右にあるのがマンガ)
サンドミュージアムに隣接するショップで、ドラマでも使われた砂時計を買おうと思ったけど、あいにく売り切れ。店の人の話によると、入荷する日が決まっており、入荷してもすぐに売り切れてしまうのだとか…。代わりに砂時計ストラップを買う。
14時を過ぎ、お腹も減ってきたので、お昼を食べれるところ探してミュージアム近辺をウロウロとするが、食べるところがともかくない。というわけで、コンビニ弁当を調達して、仁万駅の待合室ベンチで食べる。
仁万(15:40)→出雲市(16:46) 【JR普通】
出雲市(17:32)→松江(18:11) 【JR普通】
仁万 15:40発の普通列車で出雲市へ(16:46着)。途中で通った羽根駅は、ドラマのロケ地となった駅。ドラマでは主人公たちが住む街の最寄り駅「江田駅」として登場する。下車して観光したいところだが、あまりにも雨足がひどいので、今回はパスすることにした。
出雲市でさらに乗換え、今夜の宿がある松江へ(18:11着)。列車は宍道湖沿いを走るが、あいにくの雨のせいで名物の夕日は見れずじまいだった。
今夜の宿は駅から徒歩1〜2分に位置する「グリーンリッチホテル 松江駅前」。女性デザイナーが手がけたデザイナーズホテルというフレコミに期待してホテルの前に立って愕然…。壁が剥がれ落ちそうな外観のボロホテル…。
しかし、ホテルの玄関をくぐれば、まさしくデザイナーズホテル。黒をベースにしたモダンかつシックなデザイン。フロントスタッフも黒いスーツを身を包み、まるでホストのようだ。どうやら、元々のあったホテルを買い取り、改築した模様。
部屋もモダンシックなデザイン。液晶テレビも完備。部屋の造りや備品は非常に質素かつ最低限のものしかないが、無駄や不便は全く感じない。ビジネスホテルというと、ありきたりな古めかしい統一的な造りが多いが、このホテルの姿が未来のビジネスホテルの統一的なデザインになるのではないかと思うような心地よさがあった。
モダンシックなフロント入り口
部屋に荷物を置き、夕食の店を求めて街へ繰り出す。せっかくの出雲ということで、昨日のお昼に引き続き、出雲そばに決定。ガイドブックに載っていた「献上そば 羽根屋 松江支店」をケータイの地図を頼りに、迷いながらも探し当てる。
こじんまりとした店内は、ガイドブックに載っているのが不思議なぐらい。僕は「三色割り子そば」、奥さんは暖かい「鴨南蛮そば」を注文。お味の方は、昨日の昼食で食べたそばと比べると、ダシはこっちの方が上だが、ソバは昨日の方がソバらしいソバでおいしかった。ちょっと残念・・・。
食後、ブラブラと街歩きをしようとしたが、台風の影響で強風が吹き荒れ、チラシや木屑が飛んでいく始末。そんなわけで、ホテルの数軒となりにあるお洒落な喫茶店に入り、デザートタイム。コーヒーがウリの店らしく、コーヒーを注文した奥さんの話だと、かなり美味だとか…。ケーキも手作り風でとてもおいしかった。
今夜のデザート
台風の影響で一部の高速バスや列車に運休が出たようで、明日こそ天気が良くなるように祈りながら、眠りについた。
グリーンリッチホテル松江駅前(人工温泉 二股湯の華)
(690-0003 島根県松江市朝日町493?1)◆JR松江駅北口より徒歩2分、ビジネスにも観光に好立地!◆全室デュベスタイル、広々ベッドで快適♪◆人工温泉大浴場(男女別)完備!◆朝食バイキングも大好評♪