北海道フリーきっぷで巡る北海道旅行記(2011年夏)

節電の影響で何かと暑い今日この頃。涼しさを求めて、例年のごとく北海道フリーパスを片手に北海道へ。今年は、「弟子屈バスパスポート 3daysパスポート」「絶景領域・萌えっ子 フリーきっぷ」「ツインクルバス道東」なども駆使して、阿寒・摩周・知床・焼尻・釧路・富良野などを駆け巡った、7泊8日の北海道旅行記。

  
8日目 (2011年07月30日)
期待に反して、朝食はとっても美味

いよいよ、この旅行の最終日。

朝陽亭までお風呂に入りにいきたかったが、ゆっくり寝てしまったので、結局いけず…。8時頃、朝食バイキングの会場へ向かう。会場は、夕食を食べた「森の詩」ではなく、その正面にある「滝の音」だ。

メニューは、クロワッサン・いももち・サラダ・筋子・豆腐・焼鮭・おからドーナツなどなど、とっても豊富。夕食の内容からあまり期待はしていなかったが、朝食は二重◎だ。

クロワッサンといももちがとっても美味

クロワッサンといももちがとっても美味

ゆったりと朝食を楽しむ

ゆったりと朝食を楽しむ

朝食後は、温泉街までちょっとお散歩。天気はいいが、黒岳には雲がかかっていて、ロープウェイの山頂駅すら見えない。

セイコーマートで自分用のお土産にワインを買って、ホテルへ戻る。

層雲峡温泉は国道沿いにある

層雲峡温泉は国道沿いにある

今日はロープウェイ山頂駅も霞んでみえない

今日はロープウェイ山頂駅も霞んでみえない

地獄谷はといえば・・・

地獄谷はといえば・・・

それほどたいしたものではなかった

それほどたいしたものではなかった

思わぬ形で訪問できた「銀河・流星の滝」

朝陽リゾートホテル(10:05)→銀河・流星の滝(10:10) 【バス】ホテル無料送迎バス

9時半過ぎに、チェックアウトを済ませる。そして、ロビーでJR札幌駅北口行き送迎バスの到着を待つ。後はまっすぐ関西を目指すだけだ。

10:05発の送迎バスは、JR北海道バスの車両だった。このホテルもしくは朝陽亭に宿泊していれば、往復共に無料で利用することができる。もちろん、今回のように片道のみの利用も可能だ。

出発直前に、リゾートホテルのスタッフからお見送りの挨拶がある。ちなみに、中国からやってきた留学研修生のつたない挨拶だったが、挨拶が終わった後は、みんなで拍手。そして、出発。盛況なようで、乗客数は35名(予約は41名だったらしい)。ガイドさんは添乗しておらず、運転手さんから注意事項などの案内がある。

出発して5分ほどで、「銀河・流星の滝」に到着。いきなりここで観光タイム。今日は旭山動物園で下車するお客さんがいないとのことで、余った時間を観光に当ててくれたらしい。一度行ってみたかった観光スポットに思わぬ形で訪問することができて、ラッキー♪

かなりダイナミックな滝だ

かなりダイナミックな滝だ

ちょっとした売店もある

ちょっとした売店もある

ベレルのシュークリームを賞味

銀河・流星の滝(10:30)→上川ベレル(10:50) 【バス】ホテル無料送迎バス

バスは銀河・流星の滝を出発して、約20分ほど走った後、再び休憩。野菜の直売所があるスポットだとか…。

なんだかアイスクリーム屋さんがあるので、中に入ってみると、なんと昨夜食べたあのおいしい「上川しっとりプリン」のお店だった。ちなみに、昨夜180円で買ったプリンは、ここでは150円で売られていた。

ベレルのアイスクリーム工房

ベレルのアイスクリーム工房

冷蔵ケースの中に、半額になったシュークリーム(160円→80円)を発見。あのおいしいプリンを作る店のシュークリームとあらば、おいしいに違いないと、即決で購入。

早速、バスの中でシュークリームを食べてみる。う〜ん、普通のシュークリームだった。

半額になったベレルのシュークリーム

半額になったベレルのシュークリーム

砂川ハイウェイオアシスでお昼ご飯

上川ベレル(11:10)→砂川ハイウェイオアシス(13:15) 【バス】ホテル無料送迎バス
砂川ハイウェイオアシス(13:55)→札幌駅北口(15:00) 【バス】ホテル無料送迎バス

JR旭川駅には20分遅れで到着。そこそこのお客さんがここで下車して、車内はかなりガラガラになる。僕たちはこのまま乗車して、札幌を目指す。

高速道路に入り、砂川ハイウェイオアシスに到着(13:15着)。ここでお昼休憩だ。

砂川ハイウェイオアシス

砂川ハイウェイオアシス

朝食バイキングをたくさん食べた上に、シュークリームも食べて、お腹はいっぱい気味。軽く食べれるものを売店で物色するが、パンとかお弁当っぽいものは売っていない。

そんな中で見つけたのが、ミルクジャムがセットになったスコーン。賞味期限間近なようで、通常600円が399円になっていたので、即決で購入。砂川ハイウェイオアシスは一般道からもアクセスできる公園に隣接しており、公園内のベンチで、スコーンで軽くお昼ごはん。

公園に直結している

公園に直結している

一般道からもアクセスできる

一般道からもアクセスできる

ミルクジャムがセットになったスコーン

ミルクジャムがセットになったスコーン

砂川ハイウェイオアシスを出発したバスは、ひたすら走り続け、札幌駅北口に定刻15時に到着。

札幌駅に到着したバス

札幌駅に到着したバス

今回の旅はじめての札幌駅

今回の旅はじめての札幌駅

快速「エアポート」で新千歳空港へ

札幌(16:10)→新千歳空港(16:46) 【快速】エアポート160号

駅前のベンチに座ったり、お土産物屋さんをちょっとブラブラした後、札幌16:10発の快速「エアポート160号」で新千歳空港へ。「北海道フリーパス」は昨日で期限が切れているので、5日目の「富良野・美瑛ノロッコ号」車内で買ったオレンジカードで切符を購入。

そして、およそ40分弱で新千歳空港に到着(16:46着)。

新千歳空港駅に着いたエアポート号

新千歳空港駅に着いたエアポート号

キャンペーンキャラのキュンちゃんともお別れ

キャンペーンキャラのキュンちゃんともお別れ

リニューアルしたての新千歳空港

Webチェックイン不可の「おともdeマイル」なので、チェックイン機で手続きを済ませ、荷物を預けてしまう。

夕食用に、1日目の昼食で食べておいしかった佐藤水産の「鮭いくら弁当」(1050円)を買い、空港内見学へ。実は、つい先日、新千歳空港はリニューアルオープンしたばかりなのだ。

ドラえもんをテーマにした「スカイパーク」やロイズの「チョコレートワールド」などなど、見所いっぱい。しかしながら、飛行機の出発時刻まで1時間しかなく、さらっと見る程度で、泣く泣くセキュリティゲートへ。

活気のあるターミナルビル内

活気のあるターミナルビル内

ロイズチョコレートワールド

ロイズチョコレートワールド

帰りの飛行機で出会ったJAL再生の息吹

新千歳空港(18:37)→伊丹空港(20:20) 【飛行機】日本航空2016便

18:20発の伊丹行き日本航空2016便は、17分遅れの18:37に出発。

今回はクラスJだ。長旅で疲れたので、帰りはリッチにクラスJというわけではない。伊丹便の普通席は満席、一方、関空便の普通席は空席があった。ところが、関空便にすると、関空までの交通費がクラスJの追加料金(1000円もしくは1000マイル)を上回ってしまうのだ。そんなわけで、空席のあった伊丹便のクラスJにしたのだ。

現実の世界へ運んでくれるのは日本航空2016便だ

現実の世界へ運んでくれるのは日本航空2016便だ

北海道とも、これでお別れ

北海道とも、これでお別れ

空港で買った「鮭いくら弁当」を食べていると、キャビンアテンダントさんがおしぼりを持ってきてくれる。そして、ドリンクを配る際には、「○○様、いつもご搭乗ありがとうございます」とのビックリするセリフが…。

上級マイレージ会員ならまだしも、年に数回程度、おまけに、ほとんどが陸マイル。そんな会員にでも、名前を呼びかける。瀕死の状態になったJALだが、このようなお金のかからない営業努力で再起を図ろうとしている姿に少し感心した。

夕焼けが旅の終わりを感じさせる

夕焼けが旅の終わりを感じさせる

出発が遅れたにもかかわらず、伊丹空港にほぼ定刻の20:20に到着。こうして、7泊8日に及ぶ、長い北海道旅行は幕を閉じた。

[終わり]

(エピローグ) 旅を終えて・・・

今年も恒例の北海道旅行に行ってきました。

学生時代から幾度も訪れている北海道、そろそろ公共交通機関で行ける場所にも限界が出てきました。そこで、今回は趣向を少し変えて、「今まで行ったことがないところ」に行くことに加えて、「訪れたことはあるけど、今まで泊まったことがないところ」に泊まってみました。

それが、阿寒湖と知床です。その2箇所に宿泊して感じたこととして、やはり日帰りと宿泊ではイメージが異なるということです。日帰りだと、夕方や夜、そして朝の顔になかなか出会えません。これはその土地に泊まったからこそ見れる、その土地の顔とも言えます。

また、初めての場所として、焼尻島と層雲峡を訪れました。この旅で最も印象に残ったのは、焼尻島のサイクリングです。あの青い空、青い海は、まさしく夢の浮島でした。一方、層雲峡はやはり観光地化されすぎていて、とりあえず一回だけ行っておけばいいかなといったのが、率直な感想です。

旅を終えてから、旅行記の感想まで4ヶ月を要してしまいました。ちょうど今さっき紅白歌合戦が終わったところです。こんなに寒くなると、暖かいところが恋しくなります。きっと次の旅行先は…。

以上、長文の旅行記となりましたが、最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。


[旅行記に出てくる地域近辺の宿かも?]