起床して、ベランダの外に目をやると、やっぱりどんより天気(T_T)
まずは腹ごしらえということで、朝食会場へ。朝食会場は、昨日ランチを食べた、フロント棟の横にある「うららか」だ。
朝食会場までは歩いてお散歩♪
パンフレットや朝食会場にある料理の説明書きを見ていると、とってもすごくいいイメージが湧くが、実際の内容はといえば、リゾートホテルとしてはごくごく一般的なレベルの朝食だった。ちょっと期待が大きすぎたのもあるかもしれないが…。
とはいえ、魚・コロッケといった揚げ物・蒸しパンやクロワッサン・おかゆなど、和洋充実のラインナップに満足した。
パン好きの奥さんらしいメニュー
ちょっと二日酔い気味な、ぼくのメニュー
今日は長崎市内をぶらっとして、夕方の飛行機で帰るだけ。天気予報によると、雨が降るようなので、ここでゆっくりしていくことにする。そんなわけで、朝食後は、館内着の作務衣のまま朝風呂へ。
夜の露天風呂は何も見えないが、朝は景色を楽しめるのがいい。風呂上りは、ガラガラのねころび処「夢良庵」の一室を二人で貸切状態。開放的なベランダもあり、温泉で火照った体を海風に当てるだけで、体が癒されてゆく。
畳に枕が用意された「ねころび処 夢良庵」
温泉で火照った体にはベランダからの海風が心地よい
そんなリラックスタイムを打ち破るかのように、「ビシッ!パリ!」とけたたましい音と光が…。ベランダの外に目をみやると、すぐ目の前の海に一筋の光が落ちていくのが見えた。そして、バケツをひっくり返したような雨が…。
この朗らかな畳の空間からは、外のすさまじい光景がまるで映画かテレビを見ているかのように見えた。
どんどん雲が黒くなっていき・・・
伊王島(11:10)→長崎港(11:29) 【高速船】長崎汽船(コバルトクイーン2)
11時過ぎの長崎港行き高速船に合わせて、チェックアウトの準備をはじめる。
雨がかなり降っていたので、コテージまで車で迎えに来てもらい、フロント棟でチェックアウトを済ませる。そして、港までマイクロバスで送ってもらった。
伊王島ターミナルの待合所
雨足が強くなる船乗り場
11:10発の高速船に乗船する。船への乗船は、まず生活の足となっている島民が優先され。その後に観光客が乗るシステムになっている。乗客が多いシーズンだと、乗れない場合もあるのだろうか?
およそ20分弱で長崎港ターミナルへ到着(11:29着)。
小降りの雨のなか、港から長崎駅まで歩いて向かう。
大きな荷物をコインロッカーに預けた後、これからの予定を練る。夕方の大阪行きの飛行機までほぼ一日フリーだ。
長崎駅前
当初の予定では、亀山社中に行ってみる予定だったが、あいにくの雨で足元が悪い。ということで、長崎駅から比較的近い「長崎歴史文化博物館」へ行ってみることにする。
「長崎歴史文化博物館」へは、駅から徒歩15分ほど。それほど遠い距離ではないが、雨の中歩いていったので、足元がずぶぬれになってしまった…。
長崎歴史文化博物館
期間限定の特設展「龍馬伝館」との共通入館券(800円)を購入して入館する。ハウステンボスの「龍馬伝館」とは全く規模が異なり、かなり展示内容が充実している。
常設展も合わせてみると、かなりの見ごたえがあり、たっぷり2時間半ほど滞在した。もう少しゆっくり見たかったが、お昼を食べていなかったので、お腹がペコペコ。ほどほどにして、再び長崎駅へ戻る。
時刻は16時前、夕ご飯か昼ご飯か分からない状態のランチは、駅に隣接するアミュプラザの中にある中華料理「皇上皇」。
駅に隣接した『長崎アミュプラザ』
僕は「長崎ちゃんぽん」、奥さんはちょっと変わった「焼ちゃんぽん」を注文。
「長崎ちゃんぽん」は、こんなにあるのかと思うほどの具だくさん。アレルギーを持つ奥さんが食べれない牡蠣も入っている充実ぶり。一方、「焼ちゃんぽん」は、汁なしのちゃんぽんといった感じ。あえていうならば、焼ラーメンのちゃんぽんバージョン。
具だくさんの「長崎ちゃんぽん」
焼ラーメンのような「焼ちゃんぽん」
そして、食後はアミュプラザ1Fのたい焼きさんで買った「白いたいやき」♪
アミュプラザ1Fで買った「白いたいやき」
長崎駅→長崎空港 【バス】空港リムジンバス
長崎空港(19:15)→伊丹空港 【飛行機】日本航空 JAL2378便
3泊4日の長崎旅行もいよいよ終盤。駅前バスターミナルから空港リムジンバスで長崎空港へ向かう。そして、長崎空港19:15発の大阪伊丹行き日本航空(JAL)2378便で帰路についた。
長崎空港にあるメガカステラとちゃんぽん
長崎空港の展望デッキ
到着した大阪もあいにくの雨だった。どうも雨に祟られた旅行だった。だてに「長崎は今日も雨だった」があるわけではないわけだ・・・
旅に出る前は、なんとなくしか興味がなかった「坂本龍馬」。しかし、ハウステンボスと長崎文化歴史博物館で見た「龍馬伝館」のせいか、旅を終える頃にはすっかり龍馬ファンに…。
そんなわけで、旅から帰った後は、夫婦そろって毎週龍馬伝を欠かさずみるように…。
日常で興味を持ったことから旅に出る。
一方、旅で持った興味を日常に溶け込ませる。
旅を通じて、興味の対象を広げていくのも、旅の醍醐味の一つだとしみじみ感じた長崎旅行でした。
(終わり)