高速バスで行く東京ディズニーリゾート節約旅行記
目覚めると、バスは順調に進み、新宿駅到着の30分前だった。
夜中、バスの振動で何度か目が覚めたものの、座席をめいいいっぱい倒したので、なかなか快適だった。ちなみに、バスの振動の正体は、中央道の特徴であるのだが、ドライバーの眠気覚ましに道に少し起伏を持たせているのだ。
バスは、ぴったり定刻6:22に新宿駅新南口到着。駅構内は工事をしているようで、バスを降ろされた場所は、まさしく工事現場だった。
新宿駅新南口に到着
新宿駅のハイウェイバス乗り場
まずは、朝食処探し。キョロキョロとしていると、マクドナルドの看板を発見。看板にしたがって歩くと、すぐにマクドナルドを発見。僕はマックグリドルセット、奥さんはソーセージエッグマフィンセットを注文。
2階の席へ行くと、早朝は思えないに若者がいっぱい。。僕たちと同じように高速パスを降りたばかりという感じの人も多いけど、24時間営業なので、ここで一晩明かした人もいるようだ。
マクドのトイレでコンタクトをつけたりして、身支度完了。いざディズニーリゾートへ！
ハイウェイ乗り場の近くにあるマクドナルド
ちょっと脂っこい朝食〜
新宿→東京 【快速】中央線
東京→舞浜 【快速】京葉線
新宿駅のハイウェイバス乗り場からディズニリゾート行きのバスも出ているが、片道800円とちょっとお高め。一方、JRは380円と半額以下。
そんなわけで、中央線快速に乗って、東京へ出る。そして、なが〜い連絡通路を歩いて、さらに深〜い地下へ降り、京葉線ホームへ。京葉線の電車に乗ると、いかにもディズニーランドへ行く雰囲気満々なカップルや女の子連れが多くなってくる。
そして、7:30頃に舞浜へ到着。
やってきました、ディズニーリゾート！
舞浜駅から歩いてディズニーランドの入場ゲートへ向かう。入場ゲートの手前には、セキュリティゲートがあり、手荷物チェックがある。だけど、かなりいい加減…こんなんでいいのか？(^_^)
そして、目の当たりにした光景は恐ろしいものだった。オープン20分前以上にも関わらず、「何人並んでるんだぁ〜」と叫びたくなる人が既にスタンバイしている。荷物は難なくコインロッカーに預けることが出来たものの、トイレは大行列。
さすがはディズニー、えらい日に来てしまったものだ…。
8:00ちょうど開園。開園したものの、列には数百人以上並んでいるわけで、入場ゲートを通過できたのは、8:20頃。
まずは、奥さんと一緒にダッシュ。ディズニー攻略本によれば、朝一でゲットするファストパス(アトラクション優先入場券)に今日一日がかかっているのだ。
奥さんたっての希望は「プーさんのハニーハント」。今からさかのぼること7年前、その時に大混雑で入れなかったので、今回こそ入りたいんだとか…。
入場ゲートからかなり奥まったところにある「プーさんのハニーハント」まで走り抜けるはずだったが、手前になにやらすごい大行列が…。つい反射的に並んでしまう。人間とはそういうものだ。
どうやら「モンスターズ・インク“ライド&ゴーシーク!」のファストパスチケット待ちの行列らしい。
2009年4月に出来たばかりのアトラクションだけあって、今も大人気。もう半年以上と思ってしまうが、ディズニーランドの中では1年や2年は最新のうちだ。「ここまでみんな並ぶのならば…」とハニーハントは諦めて、並ぶこと20分。ようやく8:40にファストパスゲット。
ちなみに、入場予約時間は、朝にゲットしたにもかかわらず、「18:10〜19:10」のチケットだった。その後、しばらくして本日分のファストパスチケットの発行は終了してしまった。恐るべし、モンスターズ・インク！
「モンスターズ・インク」のファストパスは無事ゲット出来たので、「プーさんのハニーハント」のファストパスチケットをゲットしに行きたいところだが、実はこれができないのだ。
次のファストパスをゲットできるのは、前にゲットしたファストパスの入場予約時刻以降、もしくは、前にファストパスをゲットしてから2時間後。つまり、今回のケースならば、10:40以降になる。
どれもこれも行列が出来ている中、待ち時間なしのアトラクションを発見。そのアトラクションは「蒸気船マークトウェイン号」。園内の細い水路を大きな蒸気船で一周する。人の多い園内と比べて、船内は人も少なく、やっと落ち着いたという感じでほっこり〜♪
しかし、こんな狭い水路なのに、でっかい船がうまく操舵するとはなかなか感心ものだ…。
もしや…？ 外輪が回転しているが、もしかするとダミー？ 動力も蒸気ではなく、電気っぽい気もする。もしかすると、ディズニーの巧みなる演出にごまかされているのかもしれない。真実は定かではないが…。
「蒸気船マークトウェイン号」から見えるカヌー
船を下りた後は、次もあまり人気がなそうなアトラクション「魅惑のチキルーム：スティッチプレゼンツ "アロハ・エ・コモ・マイ"」へ。待ち時間は10〜15分程度。
円形のシアターに入ると、無数の鳥たちが歌を歌いだす。そして、最後にでっかいスティッチが登場するストーリーだ。
ひょんなことから我が家にやってきたスティッチのぬいぐるみ。それだけに愛着があって、スティッチのカワイイ姿に奥さんは大興奮。でも、奥さん曰く、「スティッチの声って、おっさんみたい…」。
ところで、このアトラクションだが、高校時代にも入場したことがあった。その時は、夜行列車で到着した後でかなり睡眠不足…。当時はスティッチは登場せず、単に鳥たちが歌うだけのアトラクションだったので、友達も一緒にぐーすか〜。いわゆる座ることができる休憩＆睡眠的アトラクションだったのだ。
ところが、人気者のスティッチを出迎えてからは、以前よりは活気を取り戻しているようだ。
探し物はスティッチ？らしい…
「魅惑のチキルーム」を出た後は、近くにある「ウエスタンリバー鉄道」の乗り場へ。単なる遊園地の中にある園内一周列車といえば、それまでだが、風景に色々な演出があって面白い。
なんといっても、ディズニーは外界を遮断をした上で、独自の世界をたくみに作り上げている。それだけに、単にトロッコ列車に乗っているだけでも、本当のジャングルを旅しているような気分になる。
前回のファストパスチケットをゲットしてから2時間経ったので、「ビックサンダーマウンテン」のファストパスをゲットしにいく。入場指定時刻は、15時だ。モンスターズ・インクと比較すれば、まだまだ余裕で発券しているようだ。
ディズニー攻略本によれば、「ランチは11時までに取るべし」とある。11時を過ぎると、どこのレストランも大混雑して、下手をすると、食いはぐれてしまうのだ。
そこで、ビックサンダーマウンテンの近くにある「ラッキーナゲット・カフェ」でかなり早めのランチ。チキンバーガー・ポテト・フライドチキン・ドリンクのセット(880円)を注文。
「ディズニーランドのメシは高くてマズイ」という固定観念があったが、以前と比べるとだいぶん良くなったようで、熱々ではないものの、そこそこおいしかった。
今日のランチ(880円)
ランチの後は、アトラクションの待ち時間を見ながら、ブラブラとお散歩。
ブラブラと散歩するだけでも楽しい♪
そして、すぐに入場できる「カントリーベア・シアター」へ。18頭のクマが歌を歌うというなんだかのどかなアトラクション。時代を感じさせるアトラクションは・・・睡眠の時間になってしまったのだった。
「カントリーベア・シアター」でほっこり休憩した後は、10分ほどの待ち時間で入れそうな「ミクロアドベンチャー！」へ。3Dメガネをかけて映像を見るといったテーマパークにありがちなアトラクション。
とはいえ、視覚だけでなく、聴覚や触覚を利用した仕掛けもあって、なかなかオススメ。
ミクロアドベンチャーを見た後、「スターツアーズ」の前を通りかかると、どうやら待ち時間が5分らしい。
「スターツアーズ」は、キャプテン・レックスというロボットが操縦する「スタースピーダー3000」に乗り込み、宇宙を旅するライド型アトラクション。前にスクリーンがあり、その映像に合わせて、ライドが左右上下に揺れる。USJでいえば、「バック・トュー・ザ・フィーチャー」的なアトラクション。
そこには、中学・高校時代にディズニーランドを訪れた時に見た「スターツアーズ」の盛況ぶりはもう無かった。当時は、60〜90分以上の待ち時間があったと記憶しているが、最近ではほとんど待ち時間が発生しないようだ。
学生時代に初めて搭乗した時は、そのハイテクぶりにすごく感動したものだが、この栄枯盛衰ぶりを見ると、少し悲しいものがある。
時計を見ると、12:40過ぎ。「ビックサンダーマウンテン」のファストパスを取ってから2時間経ったので、「スターツアーズ」のお隣にある「スペースマウンテン」のファストパスをゲットしておく。
その後、通りかかった「モンスターズ・インク」の待ち時間を見てみると、待ち時間は200分になっていた。つまり、3時間20分。ありえない・・・。
「モンスターズ・インク」の待ち時間は3時間20分
ホームページやパンフレットによると、ディズニーランドには「ワンマンズ・ドリーム�供廚箸いΕ轡隋爾�あるらしいが、抽選らしい。どんなショーなんだかよく分からないが、とりあえず抽選だけしてみるかということで、スペースマウンテン横の抽選会場へ。
1日1回しか抽選できないのがルール。機械に人数分のパスポートのバーコードを読み取らせ、希望公演回選択すると、抽選開始。今回は、3回の公演のうち、14:20の第2回公演を選択。そして、抽選結果は・・・？
「ハズレ」だった。
周りの人を見ていると、あまり当選している人は少ないようで、ざっとみた感じでは30組に1組ぐらいじゃないかという感じ。
どんなショーか分からないが、やっぱり気になる。1日1回抽選ができるので、明日、明後日も挑戦せねば！
夕刻までしか営業しない「トムソーヤ島いかだ」へ。こちらも待ち時間は、ほとんどなし。
おにいさんが一生懸命漕いでくれる、エンジン付（これは秘密！）の小型いかだに乗り込んで、川の向こうにあるトムソーヤ島へ。島内には、トムソーヤのツリーハウスなどがあるが、どっちかといえば、子供向けの遊具が並んでいるといった感じ。
トムソーヤ島内にあるハックルベリーの沼
トムソーヤ島から戻ってくると、目の前にチップとディールの着ぐるみ（いや、ディズニー夢の国なので、本物のチップとディール）が歩いている。
奥さんは大興奮でまっしぐら。ツーショットで撮ってもらおうとアピールするが、人が多すぎて、無視され続ける。最後は横を向いているチップかディール(見分けがつかない…)の腕をつかんで、無理やりツーショット写真！
15時過ぎ、ファストパスを持って、「ビックサンダーマウンテン」へ。何回も乗っているとはいえ、やっぱり楽しい。ディズニーの絶叫アトラクションは、単に絶叫を求めているだけでない。演出や仕掛けなどを盛り込みつつ、ほどほどの絶叫感を出しているのが人気の秘訣かもしれない。単なる絶叫だけ求めていると、いずれ客は飽きてしまうのだ。
その後、「ピノキオの冒険旅行」「カリブの海賊」をはしご。いずれも待ち時間は20〜30分程度。「ピノキオの冒険旅行」はありがちなライド型アトラクションだったが、「カリブの海賊」は思った以上に見ごたえがあって良かった。
昼食に引き続き、夕食もディズニー攻略本の教えに従い、16時過ぎに早めの夕食にする。
夕食は、ディズニーランド最大級の座席数を誇る「トゥモローランド・テラス」へ。いわゆるマクドナルド的なファーストフード店。選んだメニューは、「ロースカツバーガー・ポテト・ドリンクのセット」(880円)。昼に引き続き、またまたハンバーガー。
お味とボリュームは予想以上によかった。ロースカツは間違いなく冷凍だが、パンズからはみ出るサイズ。残念なのは、やや冷めていること。混雑を避けるためか、注文する前からどんどん作り置きしてあるのだ。
ロースカツバーガー・ポテト・ドリンクのセット」(880円)
食後は、席に座ってしばし休憩。周りを見てみると、同じように休憩している人が多い。外が寒いので、ショーの時間まで暖を取ったり、疲れ果てたのか寝ている人も少なくない。
休憩して充電した後は、ファストパスを持って、「スペースマウンテン」へ。暗闇の中を猛スピード＆急旋廻をするジェットコースターだ。ちなみに、回転はない。
宇宙の中を駆け抜けるという設定だけに、真っ暗闇の天井には星がキラキラと光り、まるでプラネタリウムの中のジェットコースターのようだ。ただ、猛スピード＆急旋回で駆け抜けるので、ゆっくりと見ている余裕はない。
ちなみに、2005年にリニューアルされたらしいが、どこがどうリニューアルされたのかは実感できなかった。
18時過ぎ。8:40にゲットしたファストパスを持って、いよいよご期待の「モンスターズ・インク“ライド&ゴーシーク！」へ。
3人乗りのライドに乗り込み、いよいよスタート。ライドに付いている懐中電灯を持ち、隠れてるモンスターにライトを当てるというアトラクションだ…。
ライドを降りた後の僕と奥さんの感想は…、「なんだか微妙〜あの行列はなんなんだろう！？」。
地味というか、なんというのか…。そもそも、200分待ちになるアトラクションだという過度の期待感があったのが間違いなのかも。今回はファストパスで並ぶことなく入れたから良かったけど、もし200分も並んでいたら、きっとキレていたことは間違いない！
なんとも消化不良な感覚を抱え、シンデレラ城前へ行ってみる。ミッキーなどのキャラクターを使ったクリスマスオブジェがライトアップされていて、とってもキレイ〜。
クリスマスムードいっぱい♪
待ち時間15分に誘われ、夢の国ディズニーとは一線違える、なんだか古びれた遊園地にありそうなアトラクション「グランドサーキットレースウェイ」へ。
いわゆるゴーカート。そして、車に乗ってみてビックリ。なんと、ブレーキがなく、アクセルだけ…。
どうやって止まるんだと不安になるわけだが、アクセルを離せば止まる仕組みらしい。おまけに、前の車と一定以上近づくと、自動停止する安全装置も付いている。極めつけは、ガイドレールの上を走るので、最悪ハンドル操作ができなくても何とかなるのだ。つまり、追い越し不可のおこさま向けゴーカート。
子供向けの「グランドサーキットレースウェイ」
いわゆるパレードである「エレクトリカル・ドリームライツ」を見ようかと思ったけど、どうも興味がないというか、パレードのよさが分からない。世の中には、寒いのに夕方からレジャーシートで場所取りをする気合の入った人も多いが、何がいったいいいんだろう？
奥さんも同感のようで、パレードで少し空いたところを狙うのもディズニー攻略本の教え。30分待ちの「ビックサンダーマウンテン」へ。本日2度目の「ビックサンダーマウンテン」だが、何回乗っても楽しいし、夜は山の上から夜景を一望できるのでオススメ（といっても、すぐに落下するわけで一瞬の楽しみだけど）。
20:30からの花火「クリスマスウィッシュ・イン・ザ・スカイ」を人混みの中で見る。シンデレラ城の真横で見たせいか、シンデレラ城が邪魔になって、花火がちょっとみずらかった。
ところで、ディズニーに来ているファミリーやカップルにはお行儀の悪い人も少なくないようで、人混みで身動きが取れないのに、無理やり押し入ってきたり、ガツ〜んと当たりながらに通っていく。夢の国は、マナーのない国なのか？
ライトアップされたシンデレラ城
舞浜→八丁堀 【快速】京葉線
1日だけのディズニーならまだしも、明日、そして明後日もあるので、今日は早めにアウトパークする。
舞浜駅からJR京葉線に乗り、10分ちょっとの八丁堀へ。そして、八丁堀から歩いて10分ほどの「京王プレッソイン茅場町」へ。
ディズニーランドの正門を出てから30分少しで到着できる便利なビジネスホテル。オフィシャルホテルが1泊数万円もするなか、3連休の初日で1泊ダブル(朝食付)2人で9450円と格安。おまけに、500円のQUOカードも付いてくる。
※2日目以降は別の連泊プランだったため、1泊ダブル(朝食付)2人で6000円
フロント応対はなかなか感じがよく、1Fにコンビニがあるのも便利なところだ。築年数も新しいようで、内装もかなりキレイ。そして、ダブルルームは、部屋はもちろんだが、ベットも広々している。今回のプランのサービスだが、抹茶ラテなどのドリンクやアメニティが付いてくるのも嬉しいところ。
モダンシックなデザインの内装
ダブルベットは広々している
プランについていたアメニティ類
お風呂はそれほど大きくはないが、シャンプーとリンスが分かれているところは評価できる。
シャンプーとリンスはセパレート
一旦部屋で落ち着いた後、ホテル付近をウロウロ。周りはビジネス街なのでひっそりとしているが、コンビニ・ファーストフード・ファミレスは、選べるぐらいにたくさんある。ちょっと早めの夕食でお腹が減っていたので、僕は吉野家で豚丼、奥さんはコンビニで牛乳プリンを買い込み、部屋で夜食にした。
今日は三連休初日にしては、かなりのアトラクションを楽しむことができた。明日は、ディズニーシーへインパーク。パーク入りは体力を使うので、ちょっと早めの12時に就寝した。
京王プレッソイン日本橋茅場町
(103-0025 東京都中央区日本橋茅場町１?３?５)地下鉄3路線の利用で主要エリアへスムーズに移動できる利便性の高い立地。ビジネスや観光など都会を満喫する拠点として最適です
