西日本パスで行く由布院・関門・黒部トロッコ旅行記

JR九州の一部とJR西日本エリアの特急・急行が乗り放題になるスーパーパスポート「西日本パス」。そんな「西日本パス」を使って、九州の由布院と関門エリアのついでに、ナント黒部峡谷鉄道のトロッコも楽しんだ2泊3日の弾丸トラベラー夫婦の旅行記。

  
1日目 (2009年06月19日)
(プロローグ1) スーパーパスポート「西日本パス」

すごいフリーパスが登場した!

JR西日本のみならず、JR九州の一部とJR四国の特急(新幹線含む)自由席が乗り放題。さらに、指定席用は1日あたり2回の指定席、グリーン席用は1日あたり2回のグリーン席が利用できるスーパーパスポート「西日本パス」。

おそらく、高速道路1000円化の波であったり、閑散期といった理由とはいえ、最強のフリーキップ。JR北海道の北海道フリーパスが改悪を迎えるご時勢、信じられないようなコストパーフォンス!

今回の日程は、2泊3日。普通車用は指定席が6回まで利用できて16000円、グリーン車用はグリーン車が6回まで利用できて20000円。グリーン車はちょっと贅沢な気がしたが、たったの4000円の差ならば、ここは奮発して、グリーン車用に。4000円といえば、新大阪〜博多間の1回分のグリーン席料金よりも安いのだ。

※本旅行記の2009年6月時点の情報となっています。2009年8月以降、西日本パスはリニューアルされており、エリア拡大・値上げ・指定券交付回数の変更などが行われていますので、実際にご利用される場合はJR西日本のホームページ等でご確認ください。

(プロローグ2) 九州のついでに、黒部のトロッコへ!?

当初の計画では、1日目は一度も行ったことがない阿蘇山、そして、2日目はハウステンボス。そして、最終日は萩もしくは津和野にでも寄って大阪へ戻る予定だった。

しかし、西日本パスのパンフレットをよーく見てみると、阿蘇を通る豊肥本線はエリアに入っていなかったのだ。そこで、急遽予定を変更。通過したことはあったが、一度も観光をしたことがなかった由布院を訪れることにした。

そうこう考えているうちに、2日目にハウステンボスへ行くのも微妙かなと…。ハウステンボスへは、正月、そして3月と今年に入ってから2回も訪れている。あまりにも頻繁に訪問すると、少し飽きがくるので、今回は別の候補を探すことにする。

色々と調べた結果、幾度か訪れているが、新たな観光スポットが誕生している門司港レトロを訪れることとした。

そして、最終日。萩を訪問しようと思ったが、特急が走っていないこともあり、意外と移動に時間がかかり、ゆっくりと観光することができなさそう…。そんなわけで、候補となるところを探していると…。

ネット上のあるブログ旅行記を見て、ピンッと来てしまった。同じく西日本パスを使った旅なのだが、行程の中に黒部峡谷鉄道のトロッコ電車が入っていたのだ。そぅ、北陸もJR西日本エリアに入るのだ。

フリーパスなので、3日間の間は使い放題。大阪から見て、富山方面は意外と距離があり、18きっぷでも行きにくい。今回は特急乗り放題なので、九州と富山の両方に行ければ、一挙両得だ。

そんなわけで、時刻表とにらめっこをしてみると、見事行程が成立。こうして、ちょっとハードなグリーン車を使った、弾丸ドラベラーの旅がはじまった。

「のぞみ」のグリーン車で大阪から九州入り

新大阪(7:12)→小倉(9:23) 【新幹線】のぞみ95号(グリーン車)

今日は、ちょっと早起き。6時過ぎに家を出て、自宅最寄り駅から新大阪を目指す。

今回の旅のパートナーは常連となった奥さんと、忘れてはいけない「西日本パス」。2名以上が一緒の行程を取ることが条件だが、JR西日本エリアの自動改札は通過できてしまうので、実際のところ、バラバラでも分からないような…。

今回の弾丸トラベラーな旅の一番電車は、新大阪7:12発「のぞみ95号」。もちろん、一発目からグリーン車。おまけに、人生初めての新幹線グリーン車。奥さんは「芸能人に会えるかも〜?」とルンルン気分♪

一番電車は「のぞみ95号」

一番電車は「のぞみ95号」

新幹線のグリーン車ははじめて♪

新幹線のグリーン車ははじめて♪

「のぞみ95号」は、N700系と呼ばれる最新車両。各座席にコンセントが付いているので、ノートパソコンの利用や携帯の充電もできる。2+2配列のシートは幅広く、リクライニングも電動で動く。足元はもちろんフットレス付きの広々スペース。まるで家にいるかのようなくつろぎだ。

グリーン車は2+2シートで広々

グリーン車は2+2シートで広々

背もたれが高すぎて、前の電光掲示板が見えない

背もたれが高すぎて、前の電光掲示板が見えない

朝が早かったので、朝ごはんはコンビニで買った、おにぎり(ぼく)とパン(奥さん)。神戸の街並みや明石海峡大橋を眺めながらの優雅な朝ごはん。

コンビニでかったおにぎり&パンの朝ごはん

コンビニでかったおにぎり&パンの朝ごはん

朝ごはんの後は、夫婦そろって熟睡。気が付けば、九州に上陸し、小倉に到着(9:23着)。

カラフルな車体の特急「ソニック」

小倉(9:48)→別府(10:56) 【特急】ソニック9号(グリーン車)

新幹線だと、大阪から九州まではあっという間。実は奥さんと新幹線で九州に上陸するのははじめて。ある時は夜行列車で一夜かけて、ある時はまる一日かけて18きっぷで…みたいな移動ばかりだったので、今回は二人でしみじみ「新幹線って、早いね〜」と。

小倉からは日豊本線で南下する。乗継まで少し時間があったので、小倉駅のJR西日本みどりの窓口へ。今日の夕方に乗車する「ゆふいんの森」の指定席は取っていたのだが、せっかく乗車するならば、「先頭車の一番前の展望席に座ってみたい!」ということで、空席があるか聞いてみた。そうすると…、ナント空席があるとのこと。というわけで、無事変更完了。

次に乗車するのは、小倉9:48発の特急「ソニック9号」。とってもカラフルな車両だ。この電車ももちろんグリーン車。グリーン車は車両の半分のみのこじんまりとしたスペースに2+1列シートが並んでいる。革張りシートのすわり心地はいいけど、塗装がはげている箇所も多く、ちょっと老朽化を感じさせる。

カラフルな車体の「ソニック9号」

カラフルな車体の「ソニック9号」

ユニークな座席

ユニークな座席

ほぼ満席の車内でくつろいでいると、グリーンアテンダント(客室乗務員)が挨拶にやってきて、キレイな花柄の紙おしぼりをサービスしてくれる。さらに、JR北海道と同じく、ドリンクサービスも健在。JR西日本やJR四国ではなくなってしまっただけに、うれしいサービス。

さらにうれしいのが、ドリンクメニューの中に、その土地ならではの「つぼらなカボス(カボスジュース)」もある。紙カップではなく、ホドル缶でのサービスがまたうれしい。つぶつぶの入ったカボスジュースは、今日の暑さにはさっぱりしていてピッタリ!

ドリンクサービスでもらった「つぶらなカボス」

ドリンクサービスでもらった「つぶらなカボス」

先頭の運転席後ろ部分には、パノラマキャビンと呼ばれるグリーン車乗客専用のミニ展望スペースがある。振り子式電車は非常に揺れるので、気をつけながら展望スペースへ。前方に続く線路を駆け抜けていく様子が楽しめ、なかなか楽しい。片隅には、「じゃらん」も置いてあり、自由に読むことができる。

しかし…、僕達が席に戻った後、グリーン車席でない鉄道マニア数人組がずっと占拠状態。少しぐらい楽しむならまだしも(本当はグリーン車は車両に入るだけでもNG)、占拠するのはマナー違反でなんだかなぁ…。

パノラマキャビンから前方の眺め

パノラマキャビンから前方の眺め

今乗車している「ソニック9号」を大分まで乗りとおして、久大本線の普通列車に乗り継いでも、由布院に向かうことができる。しかし、帰りの列車の時刻の関係もあり、由布院でできるだけ時間を取りたい。

ということで、30分程度早くつけるルート、つまり、大分の手前の別府で「ソニック9号」を見送り、、バスで由布院へ向かうルートを取る(別府10:56着)。

別府駅

別府駅

別府から由布院へ亀の井バスでワープ

別府(11:07)→由布院(11:59) 【バス】亀の井バス

小倉駅で取ってもらった「ゆふいんの森」の座席を念のために時刻表で調べたところ、実は展望席でないことが発覚。駅員さんの勘違いだったようだ。

というわけで、由布院行のバスまでに時間があったので、みどりの窓口へ。マルスで調べてもらったところ、先頭車の展望席は既に売り切れ。ネットのブログなどでも即売と書かれていたが、やはり噂どおりだ。前がダメならば、「一番後ろの席は?」と聞いてみると、空席があったので押さえてもらう。

別府駅西口1番乗り場 11:07発のバスに乗車する。普通の路線バスタイプの車両だ。地元のおばちゃんで結構にぎわっている。バスはどんどん山を登っていき、眼下には別府湾が広がる。さらにバスは進み、くねくねした山道を走り続ける。

車窓からは由布院盆地が広がる

車窓からは由布院盆地が広がる

青々とした緑が溢れる

青々とした緑が溢れる

しばらくウトウトした後、ふと目覚めると、眼下には由布院盆地が広がっていた。運賃900円を払い、終点の由布院で下車(11:59着)。

別府から由布院に到着した亀の井バス

別府から由布院に到着した亀の井バス

由布院駅

由布院駅

まずは、荷物をコインロッカーへ。駅の中にあるコインロッカーは300円也。

そして、駅の正面にあるコインロッカーコーナーの料金を見て、愕然…。ナント、200円だった。観光地ではよくあるケース。駅の中などメジャーな場所から少し離れてみると、安いコインロッカーが見つかったりするのだ。ただ、安いだけで飛びつくのではなく、営業時間を注意して見ておく方がいい。

駅前にあった200円のコインロッカー(くやしい〜)

駅前にあった200円のコインロッカー(くやしい〜)

ランチは大分名物「とり天定食」

ちょうど正午、お昼どきだ。駅前をブラブラしながら、よさそうな店を物色する。そんな中で、入口のお品書きに値段が書いてない店だけど、なんだかおいしそうな予感がするお店を発見。清水の舞台から飛び降りる気持ちで店に入ってみる。

お品書きの写真はあるが、値段が書いてない入り口

お品書きの写真はあるが、値段が書いてない入り口

お店の名前は、「食咲ゆふいん」。駅前にあり、夜は焼肉屋さんのようだ。さてさて、メニューを見て、奥さんと顔を見合わせる。なんだか、ちょっとお高め。定食のラインナップは、だいたい1300〜1500円前後。一般的なランチとして考えると、やはり高い。

色々と悩んだ末、入り口にあった今日のサービス品「とり天定食200円引き」の看板を思い出したのと、大分名物「とり天」という張り紙に惹かれ、とり天定食(割引後1100円)を注文。

ゆったりとした店内

ゆったりとした店内

さてさて、出てきた「とり天定食」はボリューム満点。飽きるほどのとり天はアツアツさくさく。カラシの入った専用のタレで食べる。そして、ごはん、キムチ、スープ(これがおいしい)も付いている。

由布院といえば、デザートに力が入っていて、おいしそうなプリンも多い。定食のプリンもさぞかしおいしいのかと思いきや、なんだか手作り感あふれる家庭の味っぽいプリンだった(^_^)

「とり天定食」(通常1300円→1100円)

「とり天定食」(通常1300円→1100円)

由布院散策♪

お天気は晴天。駅前から由布院のシンボル的観光名所「金鱗湖」を目指して歩く。正面には、ガイドブックやパンフレットで有名な由布岳がくっきりと見えている。

正面には由布岳がくっきり!

正面には由布岳がくっきり!

駅から金鱗湖までは、特に見所といった観光名所はなく、お土産物屋さんやスイーツの店が並ぶ。お店は上品さが漂い、まさしく大人の女性のリゾートといった感じ。

安曇野や軽井沢と同じような感じで、避暑地的な何もない場所に、後から付いてくるようにお土産物屋さんなどのお店が乱立していったパターンのようだ。いわば、人工的な観光地。

駅から金鱗湖までは土産物屋が並ぶ

駅から金鱗湖までは土産物屋が並ぶ

日本全国の観光地には必須の「どんぐりの森」

日本全国の観光地には必須の「どんぐりの森」

ひこにゃんもいたネコグッズを集めた「猫屋敷」

ひこにゃんもいたネコグッズを集めた「猫屋敷」

道端で見つけたニャンコの親子

道端で見つけたニャンコの親子

ゆっくり歩くこと、30分ちょっと。ようやくやってきた「金鱗湖」は、ぶっちゃけ単なる湖というか、池だった。風情があるといえばあるが、単なる池といえば…。

湖の周りには、おしゃれなカフェやレストランが並び、観光客が思い思いに楽しんでいる。朝霧が有名な金鱗湖、どうも真昼間は正直な感想しては微妙かな…。

木立に囲まれた金鱗湖の散策路

木立に囲まれた金鱗湖の散策路

どっちかといえば池のような…「金鱗湖」

どっちかといえば池のような…「金鱗湖」

金鱗湖をちょっぴり満喫した後は、土産物屋を冷やかしながら、再び駅に向かって歩く。

工夫されたメニューが面白い「喫茶 千家」

6月なのに、まるで夏のようなカンカン照り。夫婦そろって、夏バテ状態。これ以上、外をブラブラするのは体力的に限界を感じたので、駅前にあった「喫茶 千家」に入って、クールダウン。

駅の目の前にある「喫茶 千家」

駅の目の前にある「喫茶 千家」

この店のメニューは、なかなか面白く、工夫のされたメニューがいっぱい。奥さんは「由布山アイスクリーム」、僕は「雪うさぎ」を注文。

僕が注文した「雪うさぎ」

僕が注文した「雪うさぎ」

奥さんが注文した「由布山アイスクリーム」

奥さんが注文した「由布山アイスクリーム」

クーラーの効いた店内でしばし休憩タイム。ところで、ここのお店には高日すくねさんという、そこそこ有名な心療カウンセラー(占い師?)がいるようで、カウンセラー待ちのおばちゃんたちが店内で順番待ちをしていた。

リゾート列車「ゆふいんの森6号」

由布院(17:07)→博多(19:20頃) 【特急】ゆふいんの森6号(指定席)

由布院を充分に満喫。次は今宵の宿である門司を目指す。まさしく、某TV局でやっている「弾丸トラベラー」の国内バージョン!

由布院 17:07発「ゆふいんの森6号」で由布院から離れる。博多からの折り返しだ。週末とあってか、由布院まで乗ってきた客は相当な数だった。

博多行の「ゆふいんの森6号」

博多行の「ゆふいんの森6号」

「ゆふいんの森」の車体は高級感が漂い、まさしくリゾート列車。通常の車両よりも、客席の位置が高いハイデッカー車両。車体と同様、車内放送の非常にやわらかい雰囲気で観光案内も入ったりして、リゾート感を演出している。

4両編成で全車指定。グリーン車は連結されていない。今回の西日本パスは6回分のグリーン車が乗れるのだが、その1回分を指定席として使うのはちょっと損した気分…。

せっかくのリゾート列車だけど、朝が早かったのと、暑い中で歩き疲れたせいで、爆睡モード。

高級感が漂う車体

高級感が漂う車体

列車の中と思えないエントランス

列車の中と思えないエントランス

客室乗務員のおねえさんがアメを配っている気配で、目が覚める。気が付けば、すでに久留米を出発していた。終点の博多到着まで30分少し。残り30分でも「ゆふいんの森」を満喫しようと、奥さんと車内散策へ。

3号車のビッフェ(売店)コーナーでミネラルウォーターを買う。その名も、「ゆふの朝霧」。3号車の一部にあるボックスシートに誰も座っていなかったので、ここに座って目覚ましに水を飲む。

ビッフェコーナーで買った「ゆふの朝霧」

ビッフェコーナーで買った「ゆふの朝霧」

3号車にあるボックスシート

3号車にあるボックスシート

博多に近づいてきたので、自分たちの席に戻る。せっかく一番後ろの席を取ったので、シートを運転席側に展望させる。今日はガラガラだったので問題ないが、満席の場合、シートを反転させると、自分もだけど、後ろの席の人もリクライニングできなくなるから注意が必要だ!

後ろ向きだけど、展望抜群!

後ろ向きだけど、展望抜群!

夕日がキレイだ!

夕日がキレイだ!

西小倉であった人身事故(?)の関係で、5分程度遅れて、博多に到着。

たった15分の新幹線移動

博多(19:30)→小倉(19:46) 【特急】のぞみ96号(自由席)
小倉→門司港 【普通】

博多から今宵の宿がある門司港へは、快速電車で一本だ。しかしながら、西日本パスは鹿児島本線 博多〜門司港間はフリーパス対象外。その代わり、博多〜小倉間の山陽新幹線は利用できる。鹿児島本線(在来線の快速)なら1時間半弱だが、山陽新幹線ならたった15分なので、むしろありがたい話。

※西日本パスは7月からの期間延長発売以降は、鹿児島本線 博多〜門司港間もフリーパス対象区間に追加されたようです(後日追記)

博多到着が遅れたので、急いで新幹線乗り場へ。たった15分の乗車で西日本パスのグリーン席6回分のうち1回分を使うのはもったいないので、自由席を目指す。しかし…、なんと意地悪なことに、自由席は一番端の車両。16両編成の新幹線の端の車両となれば、歩く距離は結構長い。

博多19:30発の「のぞみ96号」は定刻に出発。始発なので、座れた。しかし、席に着いたのは、出発2分前とギリギリだった。

博多駅に停車する「のぞみ96号」

博多駅に停車する「のぞみ96号」

在来線(鹿児島本線)では、1時間半かかる行程もあっという間。たったの15分ちょっとで小倉に到着(19:46着)。

事故のせいで、鹿児島本線のダイヤは乱れまくり。ホームに停車していた門司港行きは、予定していた電車ではなく、遅れていた電車のようで、飛び乗るとすぐに発車。予定していた電車よりも早く出発した。そして、20時過ぎに、門司港に到着!

門司港での下車時には、西日本パスフリー区間外の運賃270円(小倉〜門司港)を支払った。

ライトアップがキレイな「門司港駅」

ライトアップがキレイな「門司港駅」

今宵の宿は「ホテルポート門司」

今宵の宿「ホテルポート門司」は、「楽天トラベル」から予約。1泊2日素泊まり5500円/室で格安にもかかわらず、ツインルームだ。

駅から歩いて10分弱。建物の上でピカピカ光るネオンは、ちょっとラブホっぽい雰囲気もあるが、2階にある入り口から入ると、普通のビジネスホテルだった。フロントでチェックイン手続き。とても感じのいい対応だ。女性には、パックやスリッパの入ったアメニティセットをくれる。奥さんは大喜び。

「朝食はどうされますか?」と聞かれる。案内を見ると、たった100円でパンとコーヒーの簡単な朝食セットが付くらしい。コンビニでおにぎりとお茶を買っても、100円以上はするので、迷わず付けることにした。

部屋は広々していて、ソファが付いている。お風呂も広く取ってあり、最近ありがちな狭苦しいバスではない。350ml缶のお茶が1人1本サービスされているところもポイントが高い。また、建物は古いが、清潔感がある。ただ一つ残念なのは、ちょっとタバコのにおいがきつい…。

※旅行記を書いていて、「もしや?」と思って、ネットで検索してみたところ、昔はラブホだったのをビジネスホテルに改装したのだとか…。ただ、個人のサイトっぽかったので、信憑性は不明。どちらにしても、今は単なるビジネスホテルです(後日追記)

広々としたツインルーム(後ろにはソファなどがある)

広々としたツインルーム(後ろにはソファなどがある)

バスルームも広々している

バスルームも広々している

門司港レトロエリアのライトアップと焼カレー

荷物を部屋に置いた後は、夕ご飯を求めて、門司港レトロ散策。昼間はあれだけ暑かったのに、夜になると、肌寒い。

門司港レトロ地区までは、ホテルから歩いて5分程度。一帯はレトロ調の味がある建物に統一され、ライトアップがキレイだ。振り返れば、関門海峡大橋のライトアップも見れる。

ライトアップされた「門司港レトロ」エリア

ライトアップされた「門司港レトロ」エリア

肌寒いぐらいの涼しさだ

肌寒いぐらいの涼しさだ

振り返れば、関門海峡大橋のライトアップ

振り返れば、関門海峡大橋のライトアップ

景色を堪能した後は、夕ご飯。ホテルでもらったパンフレットによると、門司港のご当地グルメに「焼カレー」が話題のようだ。パンフレットを片手に、門司港駅前にある「カフェダイニング BEAR FRUITS」に入る。あの上戸彩も絶賛の焼カレーらしい。もちろん、「スーパー焼カレー」(800円)を注文。

金曜の夜は客が少ないのだろうか、お客さんは僕達だけ。店内はとってもいい雰囲気。ほっこりする・・・

清潔で居心地のいい店内

清潔で居心地のいい店内

さてさて、しばらく待って登場した「スーパー焼カレー」。パンフレットの写真と比べると、ちょっと小さかった。ご飯の上には、玉ねぎやピーマンが乗っていて、その上にカレールーとチーズが乗っている。

「スーパー焼カレー」(800円)

「スーパー焼カレー」(800円)

テーブルの上に置いてある特製スパイスをかけて、食べる。味は、いわゆるカレードリアのような感じ。玉ねのシャキシャキ感が残っているのがいい。上戸彩のように「地球が滅亡するときに最後に食べたいモノ」とまではいかないけど、それなりにおいしく、また食べたいと思う一品だった。

門司港駅前にある「カフェダイニング BEAR FRUITS」

門司港駅前にある「カフェダイニング BEAR FRUITS」

明日も強行軍。体力を温存するためにも、早めに寝た。

今宵の宿情報

ホテルポート 門司

(801-0863 福岡県北九州市門司区栄町11?29)

広めのユニットバス・客室テレビ全チャンネル無料(民放・アダルト×2)・駐車場無料(要予約)
ホテル裏弁当店・斜め前大型スーパー・コンビニ徒歩1分・ビジネスに観光に最適!


今回泊まった部屋:  ツイン (素泊まり)
今回の宿泊費(1人あたり):  2500〜2999円 
じゃらん 評価: 4.1  (37件の口コミ)
楽天トラベル  評価: 4.25  (1018件の口コミ)
・Trips管理人 評価: 3.0  (管理人提供宿泊レポート)

総合評価 (Trips独自): 74 点   ※Trips独自評価基準について


[情報提供元] じゃらん Web サービス(一部除く)
※楽天トラベル評価および口コミ件数…Supported by 楽天ウェブサービス
※Trips管理人評価と総合評価は、当サイト独自の提供情報です

[旅行記に出てくる地域近辺の宿かも?]