釧路(5:59)→浜小清水(8:52) 【普通】
空模様はちょっとどんより気味。早朝5:50、定刻どおり「まりも」は釧路へ到着。ここでの乗り換え時間は9分。寝ぼけた頭で隣のホームへの乗り換えはちょっと辛い…。
早朝の釧路駅
釧路 5:59発の釧網線普通列車で浜小清水を目指す。急いで乗り換えたかいあって、2席シートを無事確保。遅れて乗り換えてきた人たちはロングシートに収まっていた。
列車の中で朝ごはんタイム。昨夜買っておいたセイコマートのパンを食べる。新製品の「十勝バータードーナツ」(98円)はそれほどおいしいと思わなかったけど、「ちくわパン(チーズマヨ)」(108円)は思いのほかおいしくて、ちょっとビックリ。
十勝バタードーナツ(98円)
朝食の後は、浜小清水に到着するまで3時間熟睡タイム。そして、8:52に浜小清水に到着。
浜小清水駅の駅舎
ローカル線らしいホーム
浜小清水(9:19)→藻琴→浜小清水(10:31) 【観光】DMV体験ツアー
浜小清水にやってきた目的は、他でもない「DMV」に乗車するためだ。「DMV」とは、「デュアル・モード・ビークル」の略。簡単に行ってしまえば、バス車両を改造し、鉄道の車輪を取り付け、道路でも線路でも走れるようにした乗り物。JR北海道では、ローカル線への導入を目的として、開発・試験を実施しており、数年前から実用化に向け、ツアーの形で試験運行している。
黄色い車体がトレードマークの「DMV」
昨年北海道を訪れた際に知った。今年は是非乗ってみようということで、一ヶ月ぐらい前にJR北海道のホームページで予約した。料金は1500円。包括旅行としての契約となるため、キャンセル規定は通常の乗車券などとはちょっと違う。行程は、浜小清水〜藻琴を往復し、往路は列車として鉄路、復路はバスとして道路を走る。
集合時刻10分前の9:10頃、バス(?)ガイドさん女性と運転手さん(2人)が登場。簡単にDMVに関する説明を受けながら、点検作業を見守る。乗車してしまうと分からないのだが、点検作業では鉄道の車輪が出てくるところを見学できる。
ちなみに、道路走行時は4本のタイヤ、鉄路走行時は前輪(鉄道用車輪)と後輪タイヤ(駆動部)で走る。後輪タイヤを道路と鉄路併用させることで、駆動部を1つに集約でき、コスト削減も図れるそうだ。
前輪の車輪が出てる状態
いよいよ、DMVに乗車。僕たち夫婦以外には、鉄道ファンと思われる男性2人、そして、研修で訪れてるっぽいスーツ姿の男性2人の計6人。ちなみに、運転手さんは2人いる。1人は鉄路を運転するJR運転士。もう1人は道路を運転する阿寒バスの運転手。
鉄道さながらに、定刻9:19ぴったりに発車。スタート地点は浜小清水駅横にある空き地だ。ガイドさんの案内を聞きながら、ここから専用ゲートを通過して、線路へ突入していく。
遮断棒がある鉄路ゲート
DMVは、いわゆるATC(自動列車制御装置)が装備されていないそうだ。というのも、車体が軽すぎるため、センサーが検知できないのだとか…。そのため、昔さながらのタブレット交換のような手続きをしているらしく、鉄路への進入には少し時間かかる。
そして、運転席においてあるダイヤ表の時刻どおり、9:27に鉄路へ進入。道路から鉄路への進入はそれほど衝撃もなく、気がつけば、DMVはディーゼルー列車になっていた。
違和感のある運転席の光景
走り出してみると、やっぱり列車。車体が短い分、線路のつなぎ目のガタンゴトンという衝撃が少し大きく感じる。ちなみに、当日乗車したのはオートマタイプだが、マニュアルタイプの車体もあるのそうだ。
DMVは人気者。併走する道路を走る観光バスからは、乗客が身を乗り出して、写真を撮る。また、途中通過する原生花園駅のホームには、DMVを待ちわびた人の群れ。たくさんのカメラを向けられ、ちょっと人気者気分♪
20分弱の鉄路の旅を終え、藻琴駅へ到着。鉄路からの離脱は極めて簡単。踏み切りのような板がある部分に一旦停車し、ここで前鉄輪を引っ込める。そうすると、後は4輪タイヤの走行で道路へ出るだけだ。
鉄路から道路への出口
再び、タブレット交換の手続きで停車。ここでJR運転手さんは下車し、阿寒バスの運転手さんに交代する。タブレット交換といっても、昔ながらのガチャガチャしたものではなく、保線員のおじさんがパソコンをなにやらいじっていた。
タブレット交換手続きの詰め所
ここからは、一路道路で浜小清水を目指す。途中、白鳥で有名なトウフツ湖の湖岸を走り、北海道らしい風景を満喫。10:31に浜小清水到着。お土産に、DMVに関するパンフレットと非売品のペンをもらった。
ローカル線を中心に実用化を目指して、さらなる開発を進めているようで、普通にDMVを利用できる日も遠くないかもしれない。
駅屋上の展望台からDMVを眺める
浜小清水(12:55)→網走(13:24) 【普通】
DMVを下車し、駅舎に隣接する道の駅でお弁当をゲット。安くて色々あるお弁当の中から選んだのは、「さけ親子弁当」(498円)。さすがは北海道、500円以下の弁当なのに、イクラがふんだんにトッピング♪
駅に隣接する道の駅
「さけ親子弁当」(498円)
ラーメン缶の自動販売機を発見(買わなかったけど…)
お弁当を持って、駅から徒歩5〜10分程度のところにある「フレトイ展望台」へ行ってみる。ちょっとした小高い丘にある展望台だ。
展望台の段差に腰掛け、お昼ごはんタイム。キレイなオホーツク海、くっきり見える知床連山、オホーツクらしい澄んだ風、どれもがご飯をおいしくさせる。
駅のすぐ近くにある「フレトイ展望台」の入り口
丘の上には無人の展望台がある(開館時間は決まっている)
オホーツク海(能取岬方面)を望む
知床連山もくっきり
展望台から駅を望む
そろそろ次の列車の時間なので、丘を降りようとした時、DMVの次の便が道路から鉄路へモードチェンジするところだった。遠くから見ると、乗り物というより、チョロQのようだった。
チョロQに見えてしまうDMV
浜小清水から再び釧網線の旅。浜小清水12:55発の普通列車で網走へ。車内はガラガラ。乗っている乗客もみんなせかせかしていなくて、ゆったり。オホーツク海を眺めながら、昼下がりのとても静かなひとときをすごした。(網走13:24着)
網走駅
網走(13:45)→サロマ湖栄浦(15:15) 【バス】網走バス
これから目指す土地は、サロマ湖。以前からずっと訪れてみたかった場所であり、10年来の念願がようやくかなった。「天気に左右されない旅」をテーマにしているとは言え、毎日夜行の旅では体が持たない。ちょうど旅の中盤ということで、旅行計画時から宿泊予約サイト「じゃらん」で「サロマ湖鶴雅リゾート」を予約しておいたのだ。
ホテルを予約してしまうと、行程をそう簡単に変更できないのだが、幸いなことに、夏バテしそうなカンカン照り!
少し遅れてやってきた、網走駅前13:45発の網走バス(中湧別行)に乗車し、サロマ湖を目指す。車内はガラガラのローカルバスと思いきや、学校帰りの高校生達で大賑わい。そんな中、最後部の座席に空きを見つけ、女子高生のキャーキャー声を子守唄にうたた寝。
途中の常呂バスターミナルに停車すると、高校生達は一気に消え去っていった。ここからはまさしくガラガラのローカルバス。常呂から20分弱の「サロマ湖栄浦」で下車。
バス停からホテルまでは徒歩1〜2分。潮のにおいがプンプンしている。バス停の前には、料理が多いことで有名な「船長の家」もあった。
「サロマ湖栄浦」バス停
バス停からホテルまではすぐ(右にあるのがホテル)
これが有名な船長の家
いよいよ、今回の旅でもっとも楽しみにしていた「サロマ湖鶴雅リゾート」へ潜入。
「サロマ湖鶴雅リゾート」
今回の予約は「じゃらん」から「カップル・ご夫婦に♪食事・お部屋お任せプラン」で予約した。お値段は、1泊2食付 14000円/人。いつも宿泊している料金帯を考えると、今回はちょっと奮発。プランの内容としては、食事も部屋も、お任せプランなので、当日までどうなるか分からないが、通常プランと比較すると、ちょっとお値段は安い。
ホテルの入り口へ向かうと、スタンバイしていたボーイさんが早速荷物を持ってくれる。フロントで記帳した後、後ろにあるロビーのソファへ案内され、北見名産ハッカのおしぼり&冷えた山ふどうジュースのサービス。とっても暑い日だけに、うれしいサービス。
ゆったりできるロビーのソファ
今回通された部屋は3階海側の部屋。和室にベットが入ったおしゃれなモダンツインのお部屋。多少、壁に傷があったり、畳が擦り切れていたりするが、雰囲気はいい。テレビはもちろん液晶。特筆すべき点としては、自分で豆を挽けるコーヒーメーカー(もちろん無料の飲み放題)やバードウォッチング用望遠鏡が部屋に備え付けられている。
和室にベットが2つ並ぶモダンツイン
テレビはもちろん液晶
野鳥の本も備え付けられている
これだけでも十分なおもてなしだが、ホテルブランドのガトーショコラ、そして従業員手作りのクッキーもある。アメニティ類もブランドはよく分からないが、かなりの充実ぶり。
ホテルのロゴが入った「ガトーショコラ」
コーヒーメーカーではいつでも挽きたてコーヒー
コーヒー豆とクッキー(1人3枚ずつ)
豊富なアメニティ
バス・トイレは極めて普通(大浴場があるから入ってないけど…)
※自宅に帰ってから分かったのだが、今回の部屋はスタンダートツインの一つ上のグレード「リゾートツイン」の部屋だった
従業員の方は、すれ違うと必ず挨拶をしてくれるし、とても礼儀正しい。都会のホテルのような慣れた垢抜けた感じではないけど、どの従業員の方も誠意を持って対応するのがひしひしと感じられる宿だ。
唯一の難点としては、空調がまったく効いていない。サロマ湖を望める大きな窓がアダになり、強く差し込む西日のせいで、空調を最強にしても、部屋はサウナ状態。これは宿泊予約サイトの口コミにも書かれていたが、難あり。
ホテル→ワッカ原生花園 【徒歩】
部屋に居ても暑く、天気もサイコーなので、ワッカ原生花園まで歩いて行ってみることにする。フロントで聞いたところ、歩いて30分ぐらいだとか…。北海道と思えないカンカン照りの中、ウォーキング開始!
幹線道路からワッカ原生花園へ向かう入り口
この橋を渡りきれば、原生花園!
橋の上からホテルを眺める
少し早歩きをしたせいか、20分ほどで「ワッカ原生花園ネイチャーセンター」へ到着。
ネイチャーセンター
空はまさしく真っ青
ネイチャーセンターからはクルマの乗り入れは禁止。ここから原生花園の中の散策は、徒歩 or 自転車となる。ネイチャーセンターから一番奥にある「ワッカの森公園 花の聖水ワッカの水」までは片道4キロ。徒歩ならば、1時間程度。カンカン照りの中歩くのも大変なので、レンタサイクル(1日500円/台)を借りる。
ネイチャーセンターを後にして、徒歩・自転車専用道である龍宮街道を自転車で快走〜。日照りは強いが、やっぱり北海道だけあって、風が冷たくて気持ちよい。天気はこの上なく上等だ!
ネイチャーセンターを後にして出発!
こんな道を快走♪
少しわき道を逸れると、そこはオホーツク海
だいぶん走ると、急に橋が架かっている。オホーツク海とサロマ湖を結ぶ川に架かる橋だ。サロマ湖は海水が混じった汽水湖。この川を通る風はすこぶ気持ちよく、橋の上に立つと、涼しい風が通り抜けて行く。
オホーツク海とサロマ湖を結ぶ川に架かる橋
こっち側がサロマ湖
こっち側がオホーツク海
橋を渡ると、そこから先は砂利道。しかし、10分も走らないうちに、最終地点とする「花の聖水 ワッカの水」に到着。この水は湧き水のようで、飲むこともできるようだ。ちょっと口に含んでみると、すごくやわらかい味だった。
「花の聖水 ワッカの水」
このあたりは自然が多いせいか、虫だらけ…
水はとっても柔らかい味だった
ここから眺めるサロマ湖もサイコー♪
ワッカ原生花園→ホテル 【徒歩】
おいしい水に満足して、やってきた道を引き返す。そうすると、道端でなにやらゴソゴソ…。こんなところに飼い犬がいるのかと思いきや、よくみるとキタキツネ。子キツネなのか、とっても小さな顔が愛らしい。近づこうとすると、草むらに逃げてしまったが、静かにしてると、再び顔を出してくれた。やっぱりこの地にはまだまだ自然がいっぱいあるのだ…
愛くるしいキタキツネ
行きは全速力で快走したが、帰りは花を楽しみながらゆったりと戻った。
いろんな草花が咲いている
タンポポかな?
絵葉書のような光景
さっさとホテルへ戻るつもりだったが、ネイチャーセンターに自転車を返却し、ホテルへ戻ると、既に17時を過ぎていた。
サロマの大自然を満喫した後は、食事の前にお風呂。お風呂は男女入替制。夜は1F女性、2F男性。温泉の泉質はほとんど無色透明で温泉っぽくないが、少しヌルヌルしている。
露天風呂からはサロマ湖を望むことができる。しかし、2Fの洋風露天風呂は、なんとも殺風景な感じで残念。更衣室の片隅には5人分ほどのソファが並べられており、風呂上りもゆっくりと寛ぐことができる。マッサージ機もあった。
奥さんに聞いたところによると、1Fは風呂上りの寛ぎスペースがない代わりに、露天風呂が和風タイプで結構よかったようだ。翌朝は男女が入れ替えになるので、明日は1Fをチャレンジしてみよう…
部屋に戻ると、湖に面した大きな窓には、キレイな夕日が沈んでいくところだった。このサロマ湖の夕日は有名であり、幾度訪れても、天候に恵まれず、出会えない人も多いのだとか…。ホテルの人の話によると、7月上旬〜中旬にかけては、全滅に近かったらしい。ラッキーな日にやってきたもんだ。
サロマ湖に沈み行く夕日
今回の宿泊プランは、食事もおまかせプラン。おおかた予想はしていたが、やっぱり「ブッフェレストラン ラ・メール」のディナーバイキング。バイキング以外のレストランには、日本料理やフレンチのレストランもあるが、どこのホテルでもだいたいバイキングレストランが一番格下だ。だから、おまかせプランとなれば、バイキングが開催されなさそうな閑散期を除き、バイキングになると踏んでいたが、予想どおり。
ネットの口コミで鶴雅リゾート系のバイキングは充実していると聞いてた。また、フレンチレストランでゆっくり運ばれてくる料理をチビチビ食べるよりも、ガッツリバイキングでいきたいところなので、期待どおり。
「ブッフェレストラン ラ・メール」は、1Fにあり、大きな窓からはサロマ湖が望むことができる。窓側の席に案内され、「ご自由にお召し上がりください」とのウェイターさんの言葉と同時にブッフェボードへ一直線。
料理は期待どおり、いや期待以上の内容だった。奥さんがまず取ってきたのは、大好物の「いくら丼」。いくら丼は、ごはんの上にイクラを好きなだけ載せてもらうことができる。ごはんを食べるとすぐにお腹いっぱいになってしまう奥さんは、ちょっとのご飯に数倍のいくらを載せてもらっていて、ごはんとイクラの量が逆転していた。そして、ウェイターのおばさんに勧められた、カニのダシがきいた「鉄砲汁」。これもまた美味。
刺身は、カニ・サーモン・甘エビ・マグロ・ホタテの充実ぶり。他にも、カニ爪フライ・ホタテのグラタン、ホタテの炒め物・チーズなどなど。メニューを見てみると、ホタテを使った料理がとても多い。どこを見ても、ホタテ・ホタテ・ホタテ…。どれも肉厚。いつもならば、大好物のホタテをもっと食べたいと思うのだが、今日だけは食べ過ぎてイヤになってしまった。
イクラ丼・鉄砲汁・刺身などなど
他にもサイドメニューは充実、どれもおいしい
オープンキッチンでは、コックさんがまたまたホタテを焼いてくれる。そして、牛ステーキ。ステーキもおいしいのだが、やはりサロマの海鮮を相手にしては、ちょっとすさんでしまう。
オープンキッチンでは、またまたホタテ!
海鮮の中ですさんで見えるステーキ
てんぷらもある
これで十分満足しているのだが、奥さんはデザートモードへ。デザートもなかなかの充実ぶり。冷凍モノっぽい?ケーキもあったが、ほとんどが手作りと思われるものばかり。ガトーショコラ、チーズケーキ、シュークリームなどなど…。フルーツもおいしく、スイカやさくらんぼがとっても美味だった。
色々なデザートの中でピカイチに目立ったのが、モッフル。数週間前にテレビの通販で見ていたモッフル。モッフルとは、専用の機械に薄切りにしたお餅をのせ、ワッフルのように挟み込んで焼く。簡単にいえば、ワッフルのお餅バージョン。焼きあがったモッフルは、ジャムやハチミツなどをかけて食べる。食感はお餅というより、カリカリに焼いたせんべいといった感じ。自分で焼けるのがまた楽しい。
ガトーショコラ、チーズケーキ、さくらんぼなど…
マンゴープリン
モッフル 〜キャラメルソースとバニラアイスを添えて〜
レストランを後にして、ロビーのソファに座ってくつろぐ。横では、毎夜行われている「地元の人の語り部」によるお話が開催されていた。内容は、常呂遺跡の話のようだ。歴史にはあまり興味がないが、ちょっとだけ話を聞いてみた。しかし、いまいち難しくてよく分からなかった…。
フロント前のロビーは寛ぎの空間
語り部の会が開かれるフロント前
その後、館内のコインランドリー。コインランドリー室には洗濯機が2〜3機あり、洗濯機200円、乾燥機30分100円とお手ごろ価格。乾燥が終わるまでの待ち時間に、22時までオープンしている売店でりんごのお酒を買い、部屋で宴会タイム♪
朝からとっても充実していた一日を振り返りながら、眠りについた。
サロマ湖鶴雅リゾート
(093-0216 北海道北見市常呂町字栄浦306番地1)サロマンブルーと称えられる絶景のサロマ湖。夕刻の訪れとともにサンセットオレンジが湖面をドラマチックに塗り替えていきます。サロマ湖の色彩マジック、美食と名湯に加え、壮大な景観が旅の感動を彩ります