今朝も天気は良好♪
ハウステンボスの新会員組織「ファミリエ」の誕生の瞬間でもある。窓の外からドムトールンを眺めてみると、やはり作業着やスーツ姿の男がウロウロしている。徹夜したのだろうか?
天気もいいので、中庭のポンツーンを散策。水面に建物がうつり、とっても優雅な瞬間(とき)に包まれている。
建物が水面に移りこむポンツーン
バラで飾られた船着場
今回は2泊ともに、朝食券付き。チェックイン時にもらった朝食券によると、今日の会場は「アンカーズラウンジ」(バイキング方式)または「吉翠亭」(和食)が指定されている。また、明日の会場は「レンブラントホール」(バイキング方式)または「吉翠亭」(和食)が指定されている。
連泊特典として、昼食券(ブランチ対応)としても利用できる。「ホテル ヨーロッパ」の「レ・アドミラル」の場合は本日のランチ。「ホテル アムステルダム」の場合は「ア・クールヴェール」の長崎じげもんバイキングが利用できるらしい。
※ちなみに、「ア・クールヴェール」は事前に送付されたパンフでは5月上旬〜7月まで休業予定だったが、予定が変更になり営業しているのだとか…
せっかくのなので、ブランチ対応でがっつり食べようかと思っていたが、奥さんのお腹の虫が鳴いたようなので、朝食で利用することにした。入口の看板によると、前回宿泊した時に食べた「レ・アドミラル」のアメリカンブレックファーストにも、申し出れば変更できるようだ。「レ・アドミラル」の優雅な朝食もいいが、がっつり朝食バイキングを食べたい奥さんの意向で今回は「アンカーズラウンジ」に決定。
メニューは、「レ・アドミラル」が出てくるものが食べ放題。加えて、他のメニューや和食も付いてくるといった感じ。「レ・アドミラル」では、たくさん頼みづらいパンもここでは食べ放題。「レ・アドミラル」ではベーコン or ソーセージ or ハムのどれか一つしか選べないけど、ここでは全部食べ放題。がっつり食べたい貧乏人にとっては、こっちの方がいい。食材も同じもののようだ。
バイキングと言えど、オムレツはコックさんが目の前で焼いてくれる。ハムとチーズが入っている半熟オムレツはとっても美味。パン好きの奥さんもパンの種類の多さとおいしさにとっても満足。なかでも、アマンドがお気に入りだとか。ちなみに、このパンは「ホテル アムステルダム」にある「ア・クールヴェール」のランチバイキングにも出てきたパン。ハウステンボスホテルズでは、一箇所で集中してパンを作っているのだろうか?
ハムとチーズの入った「半熟オムレツ」
種類の豊富なパン
ソーセージ・ベーコン・ポテト・スクランブルエッグなど
色とりどりのサラダ
フルーツのおいしさも侮れない。普通のバイキングではたいしたグレードのものは出ないが、ここで出てくるフルーツはかなりレベルが高く、キューイの甘さは絶賛モノだ。
オレンジジュース
フルーツもあなどれないおいしさ
ポンツーンが見渡せる素晴らしい「アンカーズラウンジ」だが、ちょっと残念なこともあった。言葉は分からないが、きっとお隣付近の国の家族連れだろう…。非常にマナーが悪いのだ。大声を出しまくり、挙句の果てにはパンの耳など残飯をぐちゃぐちゃに残したまま席を去る。
ここだけではなく、ハウステンボスは付近の国からの観光客もかなり誘致しているようで、日本とは思えないときがあるほど、日本語圏以外の客が多い。しかしながら、その多くのマナーがあまりよろしくないところが残念だ。悲しいことに、ここでは日本人の不良っぽい高校生がまともに見えてしまてしまうのだから、困った話だ。
お腹いっぱい食べた後は、園内散策。夕方に予約していたセグウェイを朝に変更できないか聞いてみたところ、今日は16時まで満席になってしまっているとか…。大盛況のようで、考え方によれば、昨日のうちに予約しておいてよかった(^_^)
天気がいいので、園内の色々なところを探検♪
穏やかな大村湾
白いチャペルではブライダルフェアの模擬挙式も…
今日もハウステンボスを温かく見守るドムトールン
爽やかな晴天なので、キャナルクルーザで運河をぐるっと一周してみることにする。しかし、飛び乗ったクルーザーは、なぜか耳慣れない言葉だらけ…。そぅ、乗客の9割は近隣の国の方でした…。ちょっと、いや、かなり騒がしかった…。
運河からの眺めもサイコー
白鳥も優雅に水面ほスーイスーイ♪
ウロウロして疲れたので、ハウステンボスで一番お気に入りのスポットで芝生に寝転ぶ。ハウステンボスに来ると、必ず立ち寄る休憩スポット。道から少し外れたところにあって、あまり人がいないので、とっても落ち着く。だけど、目の前をキャナルクルーザーが通るので、ちっちゃな子に手を振られると振りかえさないといけないので、ちょっと大変…(^_^)
ハウステンボスで一番お気に入りの場所
休憩を終えたら、今度はチョコレートハウスへ。チョコレートハウスといえば、やっぱりチョコレートの滝。日付付きなので、ここでは必ず記念撮影。
チョコの香りがプンプンするチョコレートの滝
そして、次は「マジックミラーメイズ」へ。昨日までの「モーレンクラブ」では有料対象施設だった。しかし、「モーレンクラブ」から引き継がれた「ファミリエカード」を使えば、今日からは無料で入場することができる。ちょっとお得♪
簡単にいえば、鏡の迷路。しかし…、この迷路って最近なんかチャレンジしたような…。これは、デジャブか!?
しばらく考えて思い出した。ゴールデンウィークに訪れた「志摩スペイン村」の「魔法体験フトラクション 不思議の国のアリス」とそっくり。というか、そのまんま。これは内緒で…(^o^)
マジックミラーメイズ
てくてく歩いていると、見覚えのあるシルエットが…。そぅ、ピンクチューリー発見。そんなわけで、付き添いのおにいさんに、夫婦そろってチューリーと写真を取ってもらう。
ピンクチューリーの後姿
ハウステンボスのマスコット「チューリー」だが、なぜかいまいち人気がない。ミッキーマウスのような絶大な支持がないようで、ちらほらと子供達が近寄ってくる程度。ちょっとかわいそう。
およそ1〜2時間おきに登場するからだろうか?
登場回数を少なくして、もっと稀少価値を出せば、もっと人気が出るかも。そんなチューリー、あまりに誰もかまってくれないせいか、ベンチに座り込んでしまったところをデジカメでパシャリ!
貴重なベンチに座っているチューリー
ちょっと涼みたくなったので、観光丸クルーズへ。こちらも、「ファミリエ」会員ならば、無料。大村湾を35分ほどでぐるっと周遊する。航行する船の舳先をぐるっと回ってくる体験があったり、ロープワーク教室があったりで、あっという間に時間が過ぎる。
観光丸
観光丸の舳先をぐるっと回るのはスリル満点!
昨日、奥さんのエステ待ちをしていた時に偶然見かけた、等身大の生ミッフィー。奥さんにこの話をすると、ミッフィーと写真を撮りたいとダダをこねだした。そこで、ミッフィーショップで生ミッフィーの出没時間を聞いてみると、15時とのこと。
そんなわけで、生ミッフィーの登場に合わせて、15時にミッフィーショップを目指す。プチ行列に並んで、ミッフィーと奥さんのツーショットをパシャリ!
ちょっと胴が長い「生ミッフィー♪」
チューリーより人気のあるミッフィーに大満足の奥さん。次に向かったのは白鳥の集まる運河。よく見ると、怪しげなおばさんがメロンパンをあげている。それに群がっている白鳥たち。メロンパンなんかをあげて、お腹壊さないんだろうか?
メロンパンに群がる白鳥
ハウステンボスにはいくつかの入園ゲートがある。最もメジャーの正面ゲート、長崎空港からの高速船が到着するマリンターミナルゲート、そして、ちょっと裏ネタ的なところでホテル日航ハウステンボスゲート。
さらにもう一つゲートがある。それが、「WINS佐世保ゲート」。そのゲート付近を歩いていると、なにやらビラが配られており、何かプレゼントがもらえるらしい…。ついついゲートを一旦出て、「WINS佐世保」へ行ってみる。
「WINS佐世保」は、その名のとおり場外馬券場だ。競馬は一度もしたことがなく、どんなところか分からない。そんなわけで、おそるおそるデッカイ建物に入ってみる。ずらっーと並ぶ馬券券売機、そして新聞を読むおっさん達。分煙化はされているが、なんとなく空気がもっさりと野暮ったい。映画館のような大きなスクリーンにはレースの中継画面が映し出され、血眼になったおっちゃんがスクリーンを見つめている。
なんだかとんでもない所に来てしまった気分。しかしながら、ちょっとした収穫も…。各フロアにはたこ焼きやラーメンなどのフードコートがあり、ハンバーガーが200〜300円ぐらいからと、園内よりかなりオトク。「ちょっと予算が厳しいな」とか、「軽く食べたいな」という時には、ここで食事するのがよさそう。
やはり、場外馬券売り場はハウステンボスには似つかわしくない。さっさと退散して、再び夢の世界(園内)へ。
「WINS佐世保」正面玄関
景観に配慮してか、外観はハウステンボスライク
ハウステンボスから徒歩1分の格安フードコート
本日のメインイベント「セグウェイ体験(50分コース)」(会員価格2000円)へ!
セグウェイとは、体の傾きで行く先を示す、電動型一人乗り二輪車。(詳細は、こちらのサイトで)
日本では公道の走行は認められていない。しかし、ハウステンボス内は私道であるため、走行することができるのだ。今回の体験は、インストラクターのおねえさんと一緒に乗り方の練習した後、軽く園内を回るコースだ。
体験料金を支払った後、まずは同意書にサインする。「万一の場合の責任は全て自分で持ちます」といった、ちょっと心配になってたじろいでしまうような同意書。そして、荷物を預け、デジカメはインストラクターのおねえさんに預ける。
17時のコースを予約したが、最終回のせいか、僕たち夫婦のみ。とってもきさくなおねえさんの指導で、まずは電源オンして乗車。両足の傾きを検知して、前後へ進むので、体のバランスを取って水平に乗車しないと勝手に進んでしまう。さらに坂道では、自ら体を少し傾けて静止を保つ必要がある。どんくさい奥さん、乗れたのはいいが、水平にバランスが取れず、早速後ろに回転し始める。ちょっと先行きが心配(T_T)
自動車教習所を思い出させる、カラーコーンで囲まれた練習エリアで、S字カーブなどの練習をした後、いよいよ路上走行へ。いざ路上走行してみるとカラーコーンに囲まれた狭い空間で走るよりも、障害物がないので怖くない。道行く人が珍しげに見ていくので、ちょっと恥ずかしい…。
観光丸が停泊するウッドデッキの付近で自由走行タイム。初めは初心者モードに設定されているので、時速10キロを超過すると、自動的に抑制機能が働くようになっている。必死にセグウェイを操って走行しているところをおねえさんがこっそり?(必死だったので気づかなかっただけ?)と預けていたデジカメで撮影してくれていた。サービス満点だ。
だいぶん慣れたところで、雑談タイム。おねえさんに「数年前にフォレストヴィラに宿泊して良かった」という話をすると、通常コースからは道を逸れて、フォレストヴィラへ寄り道することに決定。テクニックが要求される、急な上り坂と下り坂を緊張しながらクリアして、フォレストヴィラに無事到着。
ハウステンボスは、「花のリゾート」から「ボタニカルリゾート」へ、を今後のテーマにしており、その第一弾としてできたのが、フォレストヴィラに出来た「ポタジェ」(デザインされた菜園)。色彩豊かに彩られた庭園には、花だけではなく、野菜・ハーブ・果物も植えられている。セグウェイの運転でせいいっぱいでじっくり見れなかったけど…。
なんといっても今回の収穫は、白鳥の赤ちゃん。つい先日、自然に孵った白鳥の赤ちゃんだとか…。他の鳥に攻撃されたりしてなかなか孵るのは難しいなか、生き残った赤ちゃん。人の手によって守ることも選択の一つだが、生態系を守るために、あくまで自然を重視しているのだとか。白鳥の赤ちゃんは、まさしく醜いアヒルの子。灰色の体は鴨の赤ちゃんのようにも見える。おねえさんに案内してもらわなければ、気づかなかった収穫だった。
ちょっとだけ時間がオーバーしてしまったけど、無事にパラディへ帰還。インストラクターのおねえさんの楽しいガイドでとっても楽しい時間を過ごすことができた。今度は、園内一周コースに挑戦かな・・・。
白鳥の赤ちゃんは、まさしく醜いアヒルの子
ホテルへ戻ってみると、チューリーが宿泊客の出迎えにやってきている模様。今度は赤いチューリーだ。チューリーは、赤・ピンク・黄色など、数色のバリエーションがある。
狭い通路を通るのも大変なチューリー♪
日曜日夕方の園内は、人が少なくちょっと寂しい。ハウステンボス、大丈夫なのか!?ちょっと心配。
がらーん〜
いつも行列の「ピノキオ」もガラガラ
朝食バイキングでがっつり食べて、昼ごはん抜きだったので、夕方になって腹の虫がちょっと鳴いてきた。ということで、夕食を食べるところを探す。
ピザがおいしい「ピノキオ」もいいかなと思ったけど、何度も行ったことのある。たまには違う店にも行ってみたいなと考えていると、メニューの書かれた黒板を発見。
「テラス席限定 ハンバーグセット \1,580」
一目でこれに決定。この店は「ピノキオ」と同じくドムトールンの1Fにある「ロードレーウ」。最低でも3000円ぐらいからの価格帯で、ステーキを中心としたラインナップのちょっと高級なお店。そんな高級なお店なのに、ハンバーグがファミレス(ロイヤルホストぐらい?)価格で食べれるとなれば、これを逃すことはない。
このメニューは店内ではなく、テラス席限定だけど、むしろテラス席の方がうれしい。少しずつきらびやかなイルミネーションが点灯していくなか、運河を見ながらの夕食はサイコーだ!
「ロードレーウ」のテラス席
はじめに、サラダとコーンスープが登場。赤いテーブルクロスで、ちょっと優雅な気分。
サラダとコーンスープ
そして、メインのハンバーグ。ハンバーグは歯ごたえ系ではなく、とっても柔らかいジューシー系でなかなかのお味。上にかかっているデミグラスソースがとっても濃厚。付け合せのポテトもおいしく、もっと食べたかった。
やわやわのハンバーグ。ライス or パンを選べる。
そして、食後はコーヒー付。キレイなイルミネーションを見ながらのディナーはとっても贅沢な気分だった。
テラス席からのイルミネーション
お会計のみ、店内で…
会員制度が「ファミリエ」に移行したことで、飲食でもポイントが貯まるようになった。ハンバーグを食べた「ロードレーウ」でも30ポイントをゲット。佐世保を初めとして長崎周辺の人達は簡単に来園できるので、今までのような入園ポイントの方が良かったかもしれないが、僕たちのように遠方から来るものは、飲食などで貯まる方がむしろベストなのかもしれない。
物販店や飲食店でポイント制度が導入されたため、どの店もレシートの形状が昨日までより大きなサイズになり、お会計レシートと別にポイント明細レシートも出るようになった。
花火の後は、お買い物。夜にちょっと飲むビールを探しに、世界中のお酒が集まったリカーショップさんへ。よく分からない人気No1のビールと、やまやのゆずコショウソースを購入。レジでファミリエ会員証とEdyカードを提示すると、レジのおばさんはパニック。二人の店員さんで確認しあいながらの操作。
店員のおばちゃん曰く、「今日はどこのお店も大変でしょう?」と…。
どうやらレジシステムが一新されたせいで、慣れていないらしい。おまけに、あちこちでトラブルが発生していたようだ。確かに、一日中街のいたるところで某メーカーの名札を付けたスーツ姿の人を見かけたっけ…。ホントに大変だ。
花火が始まるまでの空き時間を使って、「ホテル ヨーロッパ」のポンツーン(内海)へ。バラで飾られたポンツーンはキラキラとライトアップされていて、とてもキレイ。
ホテル ヨーロッパのポンツーン
そして、今夜も「HANABI in around world」へ。出航編と帰航編の2種類があり、日替わりでプログラムが変わる。
「HANABI in around world」
目の前で花火が上がる「オレンジ広場」
花火が終わると、日帰り客は出口へ急ぎ、宿泊客はホテルへ戻っていく。そうなると、ハウステンボスの街からは人が消え、オレンジ広場周辺以外はゴーストタウン化するのだ。そんなハウステンボスを散歩できるのも、園内宿泊の特典の一つだ。
誰もいないパレスハウステンボスへちょっと足を伸ばしてみる。
人気(ひとけ)がないパレスハウステンボス
その後、ちょっとだけ夜の街をブラブラした後、ホテルへ。ホテルへ戻ると、ちょうどウォーターコートコンサートが開催されているところだった。
水面に映るライトアップがキレイ
夜の街を見守る「ドム・トールン」
ホテルヨーロッパ ハウステンボス
(859-3293 長崎県佐世保市ハウステンボス町7-7)宿泊者専用クルーザーでのチェックインから、部屋・食事・おもてなしのすべてがラグジュアリーなハウステンボスが誇る最高級ホテル。
お過ごしいただくすべての瞬間が非日常の体験にあふれています。