初夏のハウステンボス「ホテル ヨーロッパ」旅行記
昨年3月から久しく訪れていなかったハウステンボス。これまで8回入国しているが、春・夏・冬の季節だけで、初夏(悪く言えば、梅雨)は訪れたことが無かった。そんなわけで、結婚記念日旅行を兼ね、ちょっと奮発。ハウステンボスホテルズのフラグシップホテル「ホテル ヨーロッパ」へ連泊する旅行計画を立てることにした。
6月1日、これはハウステンボスの変革の時でもある。これまでのフリーパス会員組織である「モーレンクラブ」から「ファミリエ」へ一新する日でもあった。つまり、今回の旅行はちょうど6月1日を挟んでいるので、今まで利用していた「モーレンクラブカード」と「事前に送付されたファミリエカード」の2枚を持って、旅に出なければならない。
そして、もう一つの変革は「花のリゾート」から「ボタニカルリゾート」へ。ハウステンボスが今後打ちだしているコンセプトで、今までのように花だけではなく、野菜や果物も含めて植物全体を街づくりのテーマにしていこうというのだ。
出かけるとなれば、宿泊とアクセスの手配だ。アクセスは青春18きっぷがないシーズンなので、やはり飛行機。クレジットカードのポイントで溜め込んでいたJALマイルがあったので、いつものごとく「おとも de マイル」を利用することにした。伊丹〜長崎の往復を発売日である14日前に無事に予約。「おとも de マイル」はマイル利用者本人は往復10000マイル。同行者は往復20000円で搭乗できる。正規運賃は片道2万円以上するので、とってもお得。おまけに、早割のように数ヶ月前から購入しておく必要もなく、むしろ14日前から4日前までの発売であるため、直前の旅行計画には便利。
次は、宿泊の手配だ。佐世保市内のビジネスホテルという節約コースという手段もあったが、せっかくの結婚記念日旅行なので、ちょっと奮発。ちょうど6月1日はプランの過渡期でもあり、色々とややこしいので、「ホテル ヨーロッパ」連泊でオススメのプランをハウステンボスホテルズ カスタマーコンシェルジュにメールで問い合わせた。
一般的な旅行会社や宿泊プランのサイトと比較すると、会員組織である「ハウステンボスホテルズ カスタマーズクラブ」や「モーレンクラブ(ファミリエ)」のプランはかなり格安感がある。両方の会員組織に入会しているので、検討の結果、次のような宿泊プランで予約した。
| 日付 | プラン | 条件 | 料金 | 備考 |
| 5/31(土) | カスタマーズクラブ会員プラン ラストメモリアルプラン (至福のスパと優雅なステイ) |
Rinウェルネスのトリートメント(45分) 1名のみ ホテルヨーロッパ テラス付デラックスツイン 朝食付 ※テラス付き満室のため、 仕方なくテラスなしで予約 |
1室2名 12,800円/人 |
〜5/31までのプラン | 6/1(日) | ファミリエ会員プラン ファミリエスタート記念プラン |
ホテルヨーロッパ デラックスツイン 朝食付 |
1室2名 11,000円/人 |
〜6/1からのプラン |
色々と迷ったけど、今回は奥さんにエステをプレゼントということで、1日目はちょっと高めのプラン。8000円ぐらいするエステが付いてくるので、かなりオトクだ。
ファミリエ会員なので、チェックアウト時刻は13時｡結婚記念日特典として、スタンダードルームの場合、デラックスルームへのランクアップ特典があるが、今回は元々がデラックスルームプランのため、ランクアップはなし。ちょっと残念…。
こうして、全ての準備が整い、出発の日を迎えた。
伊丹空港(7:55)→長崎空港(9:20) 【JAL】JAL 2371便 ※到着10分遅れ
早朝5時に起床。伊丹から長崎へは1日3便。初便の出発時刻は7:55とかなり早く、いつも睡眠不足気味の出発となる。
到着した伊丹空港はあいにくの雨。早朝にも関わらず、かなり人が多い。事前の予約時には2人隣り合わせの席が確保できなかったが、自動チェックインでは問題なくゲット。今回の飛行機は2+3列シートだが、2列シートも早めにいったからか、結構空いていた。
セキュリティゲートを通り抜け、搭乗口である24番Aゲートへ。なんとなくイヤなゲート番号だなという予感が的中。セキュリティゲートから最も遠いエリアにあるゲート。ひたすら歩く。さらに、Aゲートということは、きっと地上からタラップで上がるはず…。雨なのに、ちょっと憂鬱。
行き止まりに近い、24Aゲート
朝食抜きで家を出てきたので、ここで朝ごはん♪
今回も空港内にある「マコーズベーグル」でいきたいところだが、「今回は贅沢旅行なので節約だ！」という奥さんの節約令。そんなわけで、奥さん手作りのコロッケバーガーを搭乗口横のベンチで食べる。
奥さん自家製コロッケサンド(推定100円ぐらい？)
いよいよ、伊丹空港7:55発のJAL2371便に搭乗する。予想どおり、地上からてくてく歩いての搭乗だが、運良く雨がやんでいた。ラッキー♪
地上をテクテク歩いて搭乗する
機材はMD90という初めて乗る飛行機。MD81と同じく、2+3配列だ。一昨年の冬に搭乗した時はJEX(JALエクスプレス便)だったが、今回はJAL便のよう。何が違うかといわれると、何も違わない。ひょっとしたら、客室乗務員の制服ぐらいなのかな？(実は同じかもしれないけど・・・)
定刻にボーディングブリッジから離れたが、離陸待ちの飛行機が多く、離陸までだいぶん時間がかかった。上空から大阪の街並みが少し見えた後は雲の中。というわけで、いつもどおり夢の中へ…。
伊丹での離陸待ちのせいで、長崎空港へは10分遅れで到着。
長崎空港(9:55)頃→ハウステンボス(10:50頃) 【バス】西肥バス
長崎は伊丹空港の天候がウソのように晴れていた。
空港からハウステンボスへのアプローチは2つある。1つ目が船でのアプローチ、2つ目がバスでのアプローチ。お値段が安いのはバスの方で船よりも500円安く、片道1100円。前回は船でアプローチしたことと、10時まで船の便がないので、今回はバスでアプローチする。
手荷物を受け取ったりしたロスタイムで9:25発のバスは出発済。仕方なく、9:45発のバスに乗り込む。しかし、遅れている名古屋からの飛行機待ちで10分ほど遅れて出発。
ハウステンボスへ向かうバス
初めはガラガラだったが、出発時にはほぼ満席
このリムジンバスはハウステンボス直行ではなく、途中いろいろな停留所によりながら、ハウステンボス経由で佐世保を目指す。そのため、観光客以外の利用も多く、ほぼ満席でちょっと窮屈。船の方が良かったかなと、ちょっと後悔。
そして、10分ほど遅れて、待ちに待ったハウステンボスへ到着♪
ハウステンボス入国ゲート
入国ゲートの近くにある、ホテル受付棟でまずは荷物を預ける。園内ホテルに宿泊ならば、ここで荷物を預けておけば、チェックインの頃にはホテルへ届いている。もちろん、無料。
そして、、プラチナリゾートパスを受け取る。このパスは、クルーズなどのアクティビティが割引料金になるほか、ホテルヨーロッパ専用クルーザーが利用できる。クルーザーは入国ゲートから少し進んだところにあるキンデルダイクからホテルヨーロッパの内海側の船着場までダイレクトで連れて行ってくれる宿泊者専用クルーザーだ。
年間パスポートである「モーレンクラブカード」を提示して、入国ゲートを通過。わくわくポイント(入国ポイント)を受け取る。モーレンクラブカードを使うのも、入国ポイントをもらえるのも、今日が最後。明日からは新会員組織「ファミリエ」にリニューアルされ、入国ポイントは廃止され、ポイントは飲食や物販で付くことになる。
まずは、お昼ごはんまで園内散策。
春と比べると、花はちょっと少なめ
この風景を見ると、ハウステンボスへ帰国した気分になる
落ち着いた雰囲気の運河もサイコー♪
ハウステンボスはとにかく広い。たくさん歩きまわるには、やっぱり腹ごしらえ。奥さんのエステ(RINウェルネス)の予約時間の関係もあったので、少し早めのお昼ご飯。定番のホテル日航ハウステンボス1F「ラ ヴァンドル」のランチバイキング(税サ込み1575円)へ。
ホテル日航ハウステンボスは園外ホテルだが、知る人ぞ知るような場所(というほどのこともないが)に専用ゲートがあり、そこから近道で向かうことができる。ここのランチバイキングは、園内のお高めのレストランと比較すると、コストパフォーマンスが非常によく、味もなかなか。お昼にいっぱい食べておけば、花火などのイベントで忙しい夜も軽くすますことができる。
ホテル日航ハウステンボス専用ゲート
ホテル日航ハウステンボス正面玄関
11:30オープンと同時に入店。中庭が見渡せるベストな席に案内されて、夫婦そろってご機嫌♪
今回のテーマは「イタリア特集」。メニューには、リゾット・ペペロンチーノ・ペンネ・豚肉のカツなど並ぶ。カレーも意外と美味。そして、デザートも豊富で、ビスコッティやティラミスといったイタリアらしいものが並ぶ。
中庭が見渡せる特等席
リゾットやパスタが並ぶ
長崎らしいものとして、びわムースも♪
イタリアらしく、ティラミス♪
レモンが添えられたパンナコッタ
お腹いっぱいで大満足だけど、ちょっと食べすぎかも…。ロビーにあるでっかいくまさんの写真を撮って、再びハウステンボスへ入国する。
ロビーにいるでっかいくまさん
再び、入国した後、ゆっくりと園内を散策。オープンしてから15年以上を経たハウステンボスは、本物の街のような味わいが出てきている。しかしながら、梅雨という中途半端な時期とはいえ、土曜日なのにお客さんは少なめ。先行きがちょっと心配…。
以前訪れた時には無かった「マルシェ・ド・パラディ」というショッピングゾーンが出来ている。おなじみのラフレシールのチーズケーキやアニーおばさんのチーズケーキさんなど、ハウステンボスメジャーどころのグルメショップが集まっている。移転前のアニーおばさんのケーキ屋は違う店になっているが、2階から顔を出したおばさんは決まった時刻に鐘を鳴らし続けている。
きれいなお花畑
優雅な雰囲気満点のクルーザー
土曜だけど、全体的にちょっと人は少なめ
店は移転したが、アニーおばさんは健在
しばしの間、奥さんと別行動。奥さんは宿泊プランに特典として付いている、ハウステンボス内RINウェルネスのアロマフェイシャルエステへ。男性もOKらしいが、残念ながら、特典を受けられるのは1名のみなので、奥さんのみ。
奥さんを待っている間、園内を一人でブラブラ。街を歩いているのは、ほとんどグループやカップル。男性一人でブラブラしている人はほとんどいない。
ゆったりベンチに座って読書でもと思ったが、あいにく荷物を預けてしまって本が無い。かといって、ホテルチェックインにしては時間が早い。そんなわけで、色々なベンチを転々としながら、行き着いたのはパレスハウステンボスのベンチ。「この人達も奥さんのエステを待っているのだろうか？」と思われる男性一人の集団が一角を占めていたので、その中に混じってほっこりする。
ハウステンボスに要望するならば、エステの奥さんをゆったり待てるスペースが欲しいかな。
エステの内容は分からないので、実際にエステを受けた奥さんのレポート。
エステを終えた奥さんと合流して、ホテルへ。ロビーに入ると、着ぐるみチューリーの出迎えを受ける。ホテルマンの人に夫婦＋チューリーの写真を撮ってもらう。
フロントで名前を告げる。前回訪れた際は、名前を告げただけで「カスタマーズクラブ会員ですね」と言われ、フロント後ろにある専用デスクに座ってサインのみのチェックインだったが、今回は一般客と同じくフロントで住所まで書かされた。
予約時に、今回のプランで本来用意してもらえる「テラス付デラックスツイン」にキャンセルが出たら振り替えをお願いしますと伝えていたが、フロントではこの件については何も告げられなかった。ちょっといいホテルだと、「あいにく満室でした」ぐらいの一言が添えられたりするのだが…。
とはいえ、結婚記念日特典として、「ホテル ヨーロッパ」のロゴが入ったハンカチをプレゼントされる。ラミネート加工された名前入りのメッセージ付き。これはちょっとうれしい。
結婚記念日プレゼントのハンカチ
おいしいミックスジュースのウェルカムドリンクサービスを受けたあと、案内された部屋は、テラス付きではなく、ドムトールンに面した4階のデラックスルーム。夜になると、ドムトールンのイルミネーションがとてもきれいに見える部屋だ。客室は以前宿泊したスダンダートルームとは大差はなく、違いは内海に向いているか、運河や海に向いているかの違いだけのようだ。
ゆったりとしたソファ
ライティングデスク
ポットやティーカップもスタンバイ
緑茶・ほうじ茶・紅茶・コーヒーは無料
ソーイングセットもある
洗面台は風呂にあるが、セパレートでもう一つある
広いバス。鏡は曇り止め防止付き！
トイレはバスとセパレートでウォシュレット付き
ホテルで一休みした後、マリンレジャー受付「パラディ」へ。パンフレットに掲載されていた「スナメリ探しクルーズ(120分・会員価格3000円)」の明日の予約を尋ねたところ、明日も明後日も運休だとか…。かなり落胆。
気を取り直して、今日のクルーズを問いあわせてみたところ、18時発の「サンセットヨットクルーズ(90分・会員価格2500円)」は運航されるというので、予約する。聞いて見ると、スナメリ探しの時間が短くなるだけで、このクルーズでもスナメリを見れるかもしれないとのこと。
クルーズの時間まで園内散策。閉店してしまったトラベルマンショップ、思っていたよりもしょぼいバラの運河などをブラブラする。
閑散としたオレンジ広場から見るドムトールン
閉店してしまったトラベルマンショップ
思ったよりしょぼい「バラの運河」
いよいよ、18時。10分ほど前に「パラディ」へ向かう。そして、船長さんにご挨拶。2人の大学生？ぐらいの女の子二人組と一緒に乗り込む。今回は、船長さん含めて、5人だけのクルーズだ。
初めて乗船するヨット。今回のヨットはかなり大きなタイプで、一応エンジンも積んでいる。さらに、室内にはベットや調理スペースもある本格タイプ。購入すると、数千万するものだとか…。
ヨットをこよなく愛していることがひしひしと伝わる船長さんの解説を受けながら、陸を離れる。出航してからしばらくはエンジンで走行するが、ある程度進んだところでエンジンオフ。ここからは帆をあげて、ヨットならではの航行にうつる。今日はあいにくの凪。それほど力強く走ることはできないが、船長さんの巧みな技術で少しずつスピードが出る。
船長さんが何度も繰り返して言うには、ヨットのよさはエンジン音がないところ。エンジン音のない海は、波のさざめき、小鳥のさえずりがステレオのように聞こえてくる。確かに、今まで色々な船に乗ってきたが、海がこんなに静寂だと感じたのは初めてだった。
帆が風を受けて、走り出す
階下にはベットやコンロなど生活スペースがある
あっという間に港が遠ざかっていく
ヨットはどんどん陸を離れ、うずしおスポットへ。ここ大村湾は、鳴門の渦潮に匹敵するほどの渦潮が発生するところだとか…。潮の満ち引き時刻の関係でベストな時間ではなかったものの、渦潮にヨットで突っ込んでいくのは少しスリルがある。渦潮の中に突入すると、舵が取られるらしく、蛇行しながら前へ進んでいく。
そして、いよいよスナメリ出没ポイントへ。スナメリはエンジン音に敏感なので、モーターボートや高速船の周りにはやってこない。つまり、エンジンオフで航行できるヨットはスナメリ探しには絶好の船なのだ。
4月までのスナメリ発見率は80〜90パーセントをマークしていたらしいが、5月は50%程度だとか…。今回もダメなのかと思いきや、次から次へとスナメリの頭がぬくっと水面から出てくるのを発見。見えたといっても、かなり距離があり、イルカのようにジャンプして出てくるわけではない。頭がぬくっと一瞬水面から出る程度だが、天然のスナメリを発見できて大満足。全員が無事確認することができた。あまりにも出現率が悪いと、何人かは見れないまま戻ることもあるのだという。
残念ながら、デジカメ写真では分からない程度
スナメリに大満足して、港へ引き返す頃にはすっかりサンセットクルーズ。かなり肌寒い。九州最西端の海に夕日が沈む時間は非常に遅く、大阪ならぱとっくに沈んでいる時刻だ。大阪とは30分程度も日没時刻が違うのだとか…。
キレイな夕日の横にそびえたつ3本のナゾの塔。以前から気になっていた塔だが、船長さんの解説ですべてがあきらかになった。真珠湾攻撃の際には、「ニイタカヤマ…」の暗号が発信された針尾送信所なのだ。平和を感じるキレイな夕日に対比して、戦争の痕跡が生々しく思えた。
スナメリの後は、キレイなサンセット！
右端にそびえるのが「針尾送信所」
そして、約90分で再びハウステンボスに戻ってきた。ハウステンボスの街はすっかりイルミネーションに飾られていた。最後に、ヨットと一緒に写真を船長さんに撮ってもらった。
イルミネーションに飾られたハウステンボス
今回お世話になった「ADVENTURE �后�
昼食はランチバイキングでガッツリ食べたが、夕食もちょっとは食べておこうということでお店探し。あまり迷っていると、店が閉まってしまい、ひもじい思いをしそうだったので、閉店(20時)間際の「悟空」に飛び込む。
「悟空」は事前食券購入方式。ちょっと高めだなと思いつつ、チャンポン(950円)を注文。あまりというか、全く期待していなかったチャンポンだが、さすがは本場長崎。きゃべつ、ニンジン、もやしなどの野菜はもちろん、えび、いか、あさり、豚肉、かまぼこ、そしてアサリなどの魚介類がふんだんに入ったチャンポンはとっても美味♪
スープをほとんど飲み干して、大満足で店を後にした。
「悟空」のチャンポン(950円)
ハウステンボスの一番輝く時間は、やはり夜だ。街の中はすっかり光の世界。
光輝く「ホテル ヨーロッパ」
ドムトールン
運河の水面には反射した街がうつしだされる
そして、最後のシメは、やっぱり「HANABI in around the world」。今回はクリスマスの時のような特別編ではなく、5分程度の短い花火だったが、最後に上がった花火はかなり見ごたえがあった。
「HANABI in around the world」
花火の後、少しだけ街の中を散策。静寂に包まれた街をノンビリ散歩するつまりだったが、なにやら怪しい影がうようよと…。街のあちこちには作業服に身を包んだ男。そして、ハウステンボスに似つかわないスーツ姿の男。その男達は、なにやら各店のレジを取り囲んでいる。
なるほど。ナゾはすべて解けた。明日からは、新会員組織「ファミリエ」が導入される。今までのポイント制度は入場でポイントが加算されていたが、明日からの新制度では各店舗でのカード提示でポイントが加算される。つまり、POS(レジ)のシステムなどの交換が発生するのだ。
今宵の宿「ホテル ヨーロッパ」の部屋に戻り、ドムトールンの眺めていると、日付が変わろうとしているのに、まだスーツ姿の男がウロウロしている。きっと今夜は徹夜作業なのだろう。
他人事ながら、明日無事にシステムが稼動することを願いつつ、眠りについた。
ホテルヨーロッパ ハウステンボス
(859-3293 長崎県佐世保市ハウステンボス町7-7)宿泊者専用クルーザーでのチェックインから、部屋・食事・おもてなしのすべてがラグジュアリーなハウステンボスが誇る最高級ホテル。
お過ごしいただくすべての瞬間が非日常の体験にあふれています。
