今朝の天気も良好。遠くには石垣島もしっかりと見えている。
遠くには石垣島も見える
朝食は宿泊プランに付いているバイキング。フロントのあるクラブハウスレストランへ散歩を兼ねて向かう。
朝食券を見せることもなく、適当にテーブルに座る。レストランは、プールがある中庭に面したオープンカフェっぽい造りになっていて、とても気持ちがいい。メニューは特に沖縄色のない一般的なバイキングメニュー。沖縄らしいメニューといえば、ポークハムとゆし豆腐ぐらい。パンは全部で8種類。そこそこにおいしいが、絶品というものではない。卵料理は、オムレツ・スクランブルエッグなどを注文に応じてオープンキッチンで調理してくれる。
朝食バイキング
朝食の後は運動がてらに、ホテルのプライベートビーチへ。ホテルの建物群が集まる場所からはビーチは全くみえない。森に囲まれた坂を5分程度歩いて下る。ちなみに、ビーチの遊泳監視機関は4月末〜9月末まで。つまり、それ以外の期間は監視員はいない。おまけに、整備もされないようで、ビーチは木屑などのゴミだらけ…。
ビーチへ下る道
遊泳監視機関の看板
「ハブに注意」の看板もある
ホテルのビーチ(対岸は港)
ホテル→集落/民族資料館 【レンタサイクル】
今日は、一日かけて小浜島サイクリング。多少のアップダウンはあるが、周囲16.6キロメートルの小さな島なので、レンタサイクルでも十分だ。
フロントでレンタサイクルを申し込むが、値段はちょっとお高め。料金は、4時間まで1050円、1日は1575円。4時間でも戻って来れそうな気がするが、昼食もゆっくり取りたいので、1日をチョイス。ちなみに、1日をチョイスしても、18時までには返却しなければならない。離島ではありがちなパターンだ。
いよいよ出発。自転車は3段変速付きのシティサイクル。整備は問題があるレベルではないが、あまり丁寧に整備されているわけではない。「ヴィラハピラパナ」は入り口から建物まで一本道が続いており、その入り口(公道)に出るまでに自転車でも5分ほどかかる。入り口付近は、もう一つリゾート「はいむるぶし」の入り口と並んでいる。
左は「ヴィラハピラパナ」入口、右は「はいむるぶし」入口
2〜3分走ると、ガイドブックでも有名な「シュガーロード」へ。NHK朝の連続テレビ小説「ちゅらさん」で有名なったロケ地らしいが、あいにく空が陰ってきたこともあってか、それほど感動せず。そもそも「ちゅらさん」を見たことが無かったのも問題の一つだが…(この後、もっといいと思える場所が小浜島にはあった)。
いまいち感動が少なかった「シュガーロード」
島の要所には道案内板がある
シュガーロードのアップダウンを切り抜け、島の中心部である集落へ。集落という呼び方から商店や飲食店が並ぶ町並みを想像していたが、見事に裏切られた。表現するとすれば、住宅街。その中にポツポツと商店があるという感じ。
「ちゅらさん」のロケ地で最も有名な「こはぐら荘」もこの集落にあるが、またもやドラマを見てなかったので単なる建物にしかみえず、デジカメで撮っただけで素通り。
小浜島郵便局
「ちゅらさん」で有名な「こはぐら荘」
集落の中にある「民俗資料館」へ。資料館というよりは民家といった方が適した表現だ。恐る恐る玄関のドアを開くと、無人状態。代わりに、ツボが置いてあり「お金をいれてください」と書いてある。
入館料300円を払おうとして財布を見ると、あいにく1000円札しかない。「困ったな」と思っていると、奥の方から人の気配がして、おばあちゃんが登場。腰を痛めているおばあちゃんと一緒に椅子に座って、小浜島の歴史や文化に関する説明を受ける。屋号の話、お墓の話、お祭りの話など…。さらに、おばあちゃんは藍染めを色々と研究らしく、その話も色々としてくれた。
館内の資料はあまり見ごたえのあるボリュームではなかったが、おばあちゃんの話は1時間ぐらい聞いて、大満足。やっぱり展示を見るよりも、島のことを生の声で聞く方が理解が深まる。さらに、お土産にクバで出来たうちわをもらった。
民俗資料館
集落/民族資料館→細崎 【レンタサイクル】
集落を離れて、西へ半島のように突き出した細崎を目指して自転車を漕ぐ。集落から細崎までは4キロ強であるが、きついアップダウンが続く。あまりのきつさにギブアップして、途中で自転車を押しつつ…。
アップダウンの続く道
ちょっと苦労して到着した細崎。エメラルドグリーンの海が広がり、すぐ近くに西表島が見える。
細崎の港
対岸に見えるのは西表島
細崎の港のすぐ前にある、カフェ&レストラン「Papaiya(パパイヤ)」へ。奥さんがガイドブックを見ていて、行きたがっていた店だ。
パパイヤの看板
白いウッドデッキのオープンテラス
お店は2階にあり、店内とオープンテラスがある。せっかくなので、海が見える白いウッドデッキが見えるオープンテラスに座る。注文したメニューは、もちろんガイドブックにも載っていた「石垣牛のあつあつチーズカリー」(950円)。
カレーライスの上にチーズやポテトが乗ったボリューム満点の焼きカレー。石垣牛というだけあって、肉の塊も入っていた。夕食はバイキングの予定なので、ちょっと食べ過ぎたかなと後悔。
お冷のグラスは琉球ガラス(?)
オープンテラスからの眺め
「石垣牛のあつあつチーズカリー」(950円)
太陽が雲に隠れている間はなんとも無いが、雲の切れ目に差す太陽の強い日差しはかなりのもので、ちょっと暑かった…。あと、「焼ける〜焼ける〜」と騒ぎまくる奥さんもうっとしかった(^_^)
パパイヤのすぐ横にある海人公園のマンタ展望台でちょっと休憩。日差しが強いものの、日陰に入ると、風が通り抜けてとても気持ちいい。
マンタ展望台
細崎→ちゅらさん展望台 【レンタサイクル】
細崎を出発し、アップダウンが続く道を引き返す。次の目的地は「ちゅらさん展望台」だ!
途中でヤギの親子を発見!
「ちゅらさん展望台」へ向かう道
到着した「ちゅらさん展望台」の駐車場は牧場に隣接していて、馬糞の香りが漂う。北海道ならば、牧場の牛を見ても乳牛かなと思うのだが、ここは石垣に近い小浜島。きっとこの牛こそが「石垣牛」。そう思って子牛を見ると、「石垣牛 子牛の○○○」みたいなメニューを想像してしまう。ちょっと複雑な気分だ…。
駐車場から階段を数十段登ると、マンタの通り道と呼ばれるヨナラ水道を挟んで西表島が望める。居心地のいい場所なので、ゆっくりと座って、奥さんとおしゃべりをして過ごす。
展望台から石垣島方面を望む
展望台からヨナラ水道・西表島を望む
「ちゅらさんの碑」
展望台の下には牧場がある
ちゅらさん展望台→港 【レンタサイクル】
港→ホテル 【レンタサイクル】
もっとゆっくりしていたかったが、18時までにレンタサイクルを返さないといけない。おまけに、まだまだ行きたいところがあるので、先へ進める。次の目的地は、小浜島で最も標高の高い「大岳」。というはずだったが、うっかり道を間違えてしまったようで、そのままスルー。引き戻すほどの気力もなかったので、そのまま港を目指すことにする。
今回、小浜島で一番お気に入りとなったのが、港へ下る坂の手前の道。シュガーロードよりも、坂の上から開けていく海の眺めにちょっと感動した!
今回一番お気に入りのスポット
下り坂を転がっていくと、あっと言う間に港へ到着。港のベンチに座りながら、行き交う船を眺める。のんびり、ゆったり。昨日と同じく「ヴィラハピラパナ」と「はいむるぶし」の送迎バスのおじさんがお客さんを待ち構えている。今日はどうやら阪急交通社の団体が入っている模様…。
ちなみに、港の前のレンタサイクル屋さんは、1日1000円。ホテルと比べると、約500円安いようだ。
港の待合所
フェリー「ぱいかじ」
八重山観光フェリーの高速船
港からホテルまでは自転車で15分程度。ちょっと上り坂もあるけど、最後のラストスパート。「ヴィラハピラパナ」の入口からの道路は、しばらくの間「はいむるぶし」の敷地に沿うように走る。自転車で走っていると、キレイな芝生の上にブランコを発見。乗ろうと思いきや、芝生の入口に「関係者以外立入禁止」の看板が…。つまり、「ヴィラハピラパナ」の宿泊客は入るなという警告らしい・・・。残念(T_T)
サイクリングの汗をお風呂で流した後は、クラブハウスレストランでの「美ら島ディナーブッフェ」へ。
これまた「じゃらん」などの宿泊予約サイトでは、「値段の割りにいまいち」など不評だらけ。期待と不安を抱きつつ、クラブハウスのレストランへ。レストランは一部に団体客の残りがいたものの、全体的にガラガラで非常に落ち着いた雰囲気。
クラブハウスレストラン
レストランのそばにあるプール
ドリンク類はリゾートホテルだけあって、一流レベルの値段。しかし、期間限定の「焼酎飲みくらべ(飲み放題)」(1000円)がかなりオトクに見えたので、僕だけオーダー。専用テーブルに置かれた20〜30種類ありそうな焼酎を時間制限無しで自由に楽しむことができるのだ。お酒の飲めない奥さんは、ブッフェに含まれるお茶やジュース。
さて、クチコミ情報で不評だった料理であるが、全く問題なかった。沖縄っぽい料理としては、もずく、ゴーヤのごまあえ、ぐるくん唐揚げの甘酢がけ、八重山そば、ちゃんぷるー(3種類)など種類も豊富。オーダーしてから作ってくれるタコライスもかなり美味。沖縄料理に限らず、ピザやねぎとろ丼などのメニューもあり、品数も豊富。レストランスタッフの対応もすごくよく、皿を下げるタイミングにも問題はなかった。
もずく等の沖縄料理のほか、ねぎとろ丼も!
ピザやタコライスもおいしい♪
クチコミの評判が悪かった理由を推測するに、シーズンでバイトなどを大量投入する頃がサービス品質が一番低下するのでは…。シーズン後半となると、臨時で雇ったバイトも十分に成長する。また、シーズン外はプロパーのスタッフ中心に対応するので、もちろんのこと品質も高くなる。今回は、シーズン終盤もしくはシーズン外になるため、満足することができたのかもしれない。
最後に、デザートもなかなかすばらしい。最も絶品だったのは、やはり「紅芋ブリュレ」。他にも、チョコケーキ、プリン、パンナコッタなど。少し怪しいものもあったが、全般的に冷凍業務用ではなく、手作り物のようだ。また、業務用のブルーシールアイスクリームケースが設置されており、これもまた食べ放題。普通に食べれば、シングルでも200〜300円するので、かなりオトクだ。
この「ヴィラハピラパナ」が他のホテルと決定的に違うところ、それは「女性の一人旅が極めて多いこと」だ。夕食を食べているときだけでも、5人ぐらいの女性一人旅を見た。自分へのご褒美を兼ねて、エステを組み込んで、やってくるのだろうか。中には、男性一人旅もいたけど、どうも絵にならないな…。
めっちゃカワイイ子猫が乱入!店のスタッフに強制連行された…
チョコレートフォンデュもある
焼酎も10種類ぐらい飲んでほろ酔い気分。まだまだ生暖かい風が吹く南国の夜。部屋のベランダにあるベットで星を見つつ、うたた寝。こうして、南国の夜は更けていった・・・。
夜のコテージも幻想的♪
星野リゾート リゾナーレ小浜島(旧 南西楽園ヴィラハピラハナ)
(沖縄県 八重山郡 竹富町)