「バースデイきっぷ」で行くJR四国グリーン車旅行記

たった1万円で四国内グリーン車乗り放題になる「バースデイきっぷ」。奥さんの誕生月に合わせて、GWにグリーン車豪遊旅行へ出ることにした。香川・高知・愛媛の四国3県をかけめぐる旅行記。

  
3日目 (2007年05月05日)
ホテルの豪華コンビニ朝食

コンフォートホテル系の朝食は少し変わっている。コンビニ売っているような、おにぎり・サンドイッチ・サラダ・ヨーグルト・パン・果物などがバイキング形式で食べ放題。その他にも、自分でお湯を入れて作るスープやみそ汁もある。スペースも十分に広い。リゾートホテルやシティホテルの豪華バイキングとは一味違った豪華コンビニバイキングだ。

高知から松山へ時計周りで移動

高知(8:18)→窪川(9:22) 【特急】しまんと1号

今日は高知から四国を時計周りに、松山を目指す。途中の予土線は特急がなく、普通列車の本数も少ない。そのため、乗り継ぎがうまくいくように、少し早めにホテルをチェックアウト。高知(8:18)発の特急「しまんと1号」の乗り込み、窪川を目指す。もちろんグリーン車だ。

コンフォートホテル高知駅前

コンフォートホテル高知駅前

ホームの改築が進む「高知駅」

ホームの改築が進む「高知駅」

窪川から宇和島までの予土線は、特急がないため、普通列車になる。窪川で40分ほどの待ち合わせ。駅前をウロウロしてみるが、特にそれといった観光名所もなく、早々と駅へ戻る。

窪川駅

窪川駅

灰色の空を映し出す「しまんとグリーンライン」(予土線)

窪川(10:01)→宇和島(12:06) 【普通】

窪川10:01発の普通列車に乗り込む。1両編成のディーゼルカー。おまけに、座席が横並びのロングシート。これまでのグリーン車と対照的な貧乏旅モード。この区間は特急が走ってないのだ。

窪川から宇和島までは、四万十川沿いを走る「予土線」。通称「しまんとグリーンライン」と呼ばれ、清流を車窓で楽しめる風光明媚な路線だ。とはいっても、あいにくの曇り空。清流は、灰色のどよよ〜んとした曇り空を水面に映し出していた。これじゃあ、単なる川だ・・・

おまけに、ロングシートなので、乗っているだけで疲れてしまった。

1両編成のディーゼルカー

1両編成のディーゼルカー

車窓にはこいのぼりが・・・

車窓にはこいのぼりが・・・

そして、12:47に宇和島到着。闘牛で有名な町だ。

宇和島駅

宇和島駅

アンパンマン塗装の「しおかぜ22号」

宇和島(12:47)→伊予大洲(13:31) 【特急】しおかぜ22号

宇和島での乗換時間は少ない。駅前のコンビニでお弁当を買いこんで、アンバンマン塗装の特急「しおかぜ22号」へ乗り込む。

アンパンマン塗装の特急「しおかぜ」

アンパンマン塗装の特急「しおかぜ」

一部車両はシートもアンパンマン仕様

一部車両はシートもアンパンマン仕様

今回の目的地は、伊予大洲。数年前にも同じコースで高知から松山へ移動した際には、伊予大洲と迷った末に宇和島観光をした。そこで、今回は伊予大洲を目指す。

伊予大洲駅

伊予大洲駅

伊予大洲観光「ポコペン横丁」&「おはなはん通り」

伊予大洲→ポコペン横丁 【徒歩】
ポコペン横丁→伊予大洲 【徒歩】

城下町である伊予大洲は、昭和41年に放映されたNHK朝の連続テレビ小説「おはなはん」のロケ地として有名になった街。おはなはん通などの観光スポットは駅から少し離れたところに位置する。雨が強くなるなか、駅から早足で15分ほど歩き、まずは「ポコペン横丁」へ。

「ポコペン横丁」は昭和の町並みを再現した観光スポット。昔懐かしい看板、屋台、お店が軒を連ねる。奥さんは懐かしいフラフープを見つけて、しばし童心に返っていた。

観光客で賑わうポコペン横丁

観光客で賑わうポコペン横丁

昭和前半にタイムスリップ!

昭和前半にタイムスリップ!

店のにいちゃんオススメの「塩マヨたこ焼き」(6個300円)は絶品!

店のにいちゃんオススメの「塩マヨたこ焼き」(6個300円)は絶品!

「ポコペン横丁」は無料だが、その一角にある「思ひ出倉庫」は入場料200円。こじんまりとした屋内スペースに、昭和を思い出す看板や自動販売機、そしてちゃぶ台を置いた居間などが所狭しと展示されている。

「思ひ出倉庫」入口

「思ひ出倉庫」入口

次は、「ポコペン横丁」のすぐ近くにある「おはなはん通り」へ。ぶっちゃけ、昭和41年に放映されていた「おはなはん」を見ていたわけもなく、感想は・・・。おまけに、本当にこれが「おはなはん通り」なのだろうか?と不安になるほど、観光客がいなかった。

観光客の気配がない「おはなはん通り」

観光客の気配がない「おはなはん通り」

まちの駅「あさもや」でお土産を見た後、大洲城へ行きたいところだが、今日はこの後、この旅の目的の一つでもある「下灘駅」へ行かなければならない。ということで、大洲観光は切り上げて、早足で伊予大洲駅へ歩いて戻る。

城はまたの機会に…

城はまたの機会に…

青春18きっぷポスターのロケ地になった「下灘駅」

伊予大洲(15:37)→伊予市(16:02) 【特急】宇和海16号
伊予市(16:08)→下灘(16:35) 【普通】
下灘(17:41)→松山(18:24) 【快速】

伊予大洲 15:37発の「特急 宇和海16号」で伊予市へ移動。たった30分足らずの距離も特急で移動できるのが、バースディきっぷの強みだ。伊予市 16:08発の普通列車に乗換える。この列車は、普通列車にもかかわらず、特急列車仕様の車両を使った、いわゆる「乗りドク列車」だ。

普通列車なのに、特急列車仕様

普通列車なのに、特急列車仕様

いよいよ目的の下灘駅へ到着。下灘駅は幾度か「青春18きっぷ」のポスターロケ地になっており、是非訪れてみたかった駅だ。

ホームから少し下を走る道路を挟んで、海がある。また、ポスターからの想像とは異なり、周りにはお年寄りが住んでいそうな民家が数軒ある。

天気が良ければ、夕焼けとセットでなおさら良い景色だが、あいにくの雨。しかし、雨のせいか人が少なく、僕たちが滞在した1時間の間に訪れたのは、カップル1組だけ。ほとんど貸切状態だった。雨がポツポツと降りゆく中、1時間少々の時間はあっという間に過ぎていった。

下灘駅(もちろん、無人駅!)

下灘駅(もちろん、無人駅!)

道路を挟んで、すぐに海がある

道路を挟んで、すぐに海がある

列車が去ると、誰もいなくなる

列車が去ると、誰もいなくなる

とても情緒がある駅のベンチ

とても情緒がある駅のベンチ

名残惜しみつつ、下灘17:41発の快速列車で、今宵の宿がある松山へ向かう。

いまいちだった道後温泉の夕ご飯

松山駅前→勝山町 【伊予鉄】路面電車
勝山町→道後温泉前 【伊予鉄】路面電車
道後温泉前→勝山町 【伊予鉄】路面電車

松山駅から路面電車に乗り、勝山町へ。下車時に「市内電車・バス1Dayチケット」(1日300円)を購入。1回150円なので、2回以上乗車するだけでモトが取れる。

今宵の宿は「アビスイン道後・松山」だ。勝山町電停の本当に目の前。スーパーホテルタイプのビジネスホテルのため、宿泊料金も比較的安く、1泊朝食付 6616円/室。ホテルに荷物を置いた後は、路面電車で道後温泉へ。

さすがはゴールデンウィーク、道後温泉は大賑わい。夕食を食べるところを探すが、お目当ての店は行列。さらには、居酒屋が中心で適当な店もない。ようやく見つけて入った、道後温泉本館前の小さなお店。メニューは、カレーやうどんが中心でたいしたものもなく、おまけにカウンター席。しかたなく頼んだ「じゃこ天うどん」もそんなにおいしくもない…。店のチョイスに大後悔。

いまいちな夕食にがっくりしながら、ホテルへ戻った。

道後温泉駅

道後温泉駅

道後温泉本館

道後温泉本館

温泉駅前のからくり時計

温泉駅前のからくり時計

今宵の宿情報

アビスイン道後・松山

(790-0878 愛媛県松山市勝山町2?3?3)

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今回泊まった部屋:  セミダブル (朝食付)
今回の宿泊費(1人あたり):  3000〜3499円 
じゃらん 評価: 4.3  (70件の口コミ)
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・Trips管理人 評価: 3.0  (管理人提供宿泊レポート)

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