高松東港フェリーふ頭→高松 【バス】ジャンボフェリー無料送迎バス
高松(6:06)→中村(10:00) 【特急】しまんと1号
大音量のジャンボフェリーオリジナルソングに起こされ、目覚める。ネットで有名になっているが、耳にこびりつく洗脳ソングだ。そして、ほぼ定刻の4:10に高松東港へ着岸。港から高松駅へは無料送迎バスが出ている。ちなみに、神戸側の送迎バスは有料だが、高松側は無料だ。
朝焼けの高松駅
親切な青鬼くんのお出迎え(高松駅にて)
高松駅周辺で朝食にうどんを食べれるところを探して、ウロウロとしてみるが、どこも空いておらず…。仕方なく、コンビニで食料を調達。
今回も高松6:06発の特急「しまんと1号」に乗車。もちろん、グリーン車。ジャンボフェリーでの四国入りは睡眠時間も短く、いまいちのように思えるが、高松から高知方面へひたすら南下する場合、列車の中で十分な睡眠を確保できる。ゆったりとした3列シートに身を包まれながら、中村までの約4時間はひたすら睡眠…♪
特急「しまんと1号」
今回指定されたのは一番前の特等席
大歩危や高知でちょっと目が覚めたものの、ほとんど熟睡のまま、中村に10:00ちょうど到着。
中村駅
中村(10:33)→足摺岬センター(12:15) 【バス】高知西南交通
足摺岬センター→足摺岬 【バス】高知西南交通(シャトルバス)
ゴールデンウィーク真っ最中の中村駅前は観光客でいっぱい。観光案内所は人で溢れ、レンタサイクルもすべて出払ってしまっているのだとか…。四万十川を周遊できる、ボンネットバス「四万十周遊川バス」も満席。通常の路線バスタイプ車両の増便が出る始末だ。
僕達は大混雑する中村駅を後にして、10:33発 足摺岬行の高知西南交通バスに乗車する。こちらは、それほど混むことも無く、ほどほどの乗客。途中の土佐清水まではゆったりとした道を進むが、土佐清水からは、断崖絶壁のくねくね山道を大きなバスが走る。
本来ならば、終点の足摺岬まで連れて行ってくれるのだが、ゴールデンウィーク期間中の足摺岬センター〜足摺岬間は足摺岬駐車場が狭いため、一般車の乗り入れ禁止となる。一般車は、大きな駐車場がある足摺岬センターに駐車し、そこからはシャトルバスに乗り換える。路線バスも乗り入れできなため、足摺岬センターでシャトルバス(マイクロバス)へ乗換え。運賃は中村駅からの通し運賃となり、中村駅で乗車した時の整理券でシャトルバスに乗車できる。ちなみに、シャトルバスだけ乗車の場合は片道100円だ。
足摺岬センター〜足摺岬を結ぶ小型のシャトルバス
正午をまわっているので、足摺岬を観光する前に昼食タイム。いくつか食堂が並んでおり、和風な洒落たお店があったが、満席で列が出来ている。しかたなく、小さなボロイ食堂に入る。高校生のバイトがバタバタと動き回っている。この店の娘だろうか?
四万十といえば、ウナギということで、うな丼(1000円)を注文。ウナギの量は多くないが、肉厚でそれなりにおいしかった。ちなみに、四万十産というより、国産であるかはナゾ…。
昼食の後は、周辺観光。まずは、金剛福寺へ。四国88霊場の一つ(38番目札所)だけあって、お遍路さんでいっぱい。車でやってきて、その場で白装束を羽織ってお参りする、なんちゃってお遍路さんも多い。そう思いきや、服と草履がボロボロになっているお遍路さんもおり、マジメな?お遍路さんの過酷さも感じさせられた。
第38番札所「金剛福寺」
お遍路さんも少なくない
境内にはちょっとした庭園もある
いよいよ足摺岬灯台へ。寺から歩いても5分とかからない。灯台は入ることはできないので、外から眺めるだけ。南国の太平洋側の岬とあって、荒々しいというイメージではなく、包容力のある大きさを感じさせる岬だ。特長があるかとといえば、あまりない。ちょっとイメージが先行していたせいか、期待に対して肩透かしをくらった感じ。天気はどんよりしてきたものの、風にあたりながら、海をしばらく眺める。
足摺岬灯台
太平洋らしい雄大な眺めだ・・・
灯台を眺められる展望台もある
灯台周辺の遊歩道を歩いていると、「足摺七不思議」という看板にでくわす。その中で面白かったのが、「地獄の穴」。看板によると、岩に空いた穴にお金を落とすと、金剛福寺の本堂の下に通じていくのだとか…。
地理的に考えたら、ありえない話。おまけに、穴をのぞいてみると、お金で穴が完全にふさがってしまっている・・・(^o^)
足摺七不思議「地獄の穴」
この穴が金剛福寺の本堂に続いているのだとか…
足摺岬→白山洞門 【徒歩】
白山洞門→足摺岬センター 【徒歩】
足摺岬センター(15:45)→中村(17:30) 【バス】高知西南交通バス
中村(17:44)→高知(19:24) 【特急】南風24号
今夜の宿泊地である高知駅までは約3時間強の道のりなので、そろそろ高知へ向かうことにする。帰りはシャトルバスにはのらず、波で削られて形成された白山洞門に寄るため、岬センターまで歩くことにする。岬センターまでは白山洞門に寄ったとしても、30分もかからなかった。
白山洞門
足摺岬センター(15:45)発のバスで中村駅へ。バスでは、ひたすら熟睡。そして、中村(17:30)発の特急「南風28号」のグリーン車でリッチに高知へ。高知に着いた時には、すっかり日が暮れて、19時半前だった。
中村行の高知西南バス(足摺岬センターにて)
中村駅で発車を待つ、特急「南風」
高知駅
今宵の宿は、高知駅前から徒歩3分のところにある「コンフォートホテル高知駅前」。セミダブル利用のカップルプランをじゃらんで予約。ゴールデンウィーク中にしては、破格の税サ込 6616円/室だ。1Fにある無料ドリンクサーバでは、コーヒーとジュースが飲み放題。
コンフォートホテル高知駅前
部屋に荷物を置いた後は、夕食を食べに、歩いて「ひろめ市場」へ向かう。繁華街にある商店街の一角にある。屋台風のお店が集まり、好きな店で好きなものを買って食べることができる、フードコートのようなところ。席は市場のいたるところにあり、どこに座ってもよい。
初めて高知へ訪れた時はどこで食べていいか分からず、適当に入った店で名物かつおのたたきを食べた。しかし、二度目に訪れた時に「ひろめ市場」を偶然見つけ、値段の安さとうまさにお気に入りの店となったのだ。
たくさんのお店があるので、何を食べようか、迷ってしまう。もちろん、皿に盛り付けて出してくれる店がほとんどだが、今回は持ち帰り可能な「かつおたたき」(500円)と「鯖寿司」(800円)を買う。おはしも頼めば、つけてくれる。
ゴールデンウィーク中のせいか、席を見つけるのに一苦労しながら、ようやく見つけた席でビールと一緒に食べてみると、鯖寿司が非常に美味。まるごと焼いた肉厚の鯖にほどよい酢飯、全く臭みもなく、今までの鯖寿司とは全く別物のよう。
今までの人生の中で食べてきた鯖寿司を否定するような、素晴らしい鯖寿司だった。
ひろめ市場
めちゃくちゃおいしい鯖寿司とかつおのたたき
食後は、日本三大がっかり観光地である「はりやま橋」を通り、歩いてホテルへ戻った。
404 404コンフォートホテル高知駅前
(高知県 高知市)