勝山町→松山駅前 【伊予鉄】路面電車
朝食はホテルの軽食バイキング。パンの種類はいくつかあったが、ごく一般的な軽食といったところ。チェックアウトした後、ホテル前の勝山町から路面電車に乗り、JR松山駅へ。
アビス イン 道後・松山
松山駅
松山(8:11)→今治(8:47) 【特急】しおかぜ10号
今治(9:48)→展望台入口(10:10) 【バス】せとうちバス
展望台入口→サンライズ糸山 【徒歩】
サンライズ糸山→道の駅 よしうみいきいき館 【徒歩】
松山8:11発の特急「しおかぜ10号」で今治へ。もちろん、座席はグリーン車。
今治駅
今日の旅のテーマは、「来島海峡大橋を歩いて渡ろう!」である。しまなみ海道の最も四国側に架かる来島海峡大橋を歩いて渡り、対岸の大島を目指す。そして、帰りは大島から今治へフェリーで戻ってくるという行程だ。
まずは、スタート地点である「サンライズ糸山」を目指すため、今治駅9:48発のせとうちバスに乗る。バスに揺られること、20分少し。展望台入口バス停で下車し、少し歩けば、「サンライズ糸山」へ到着。
バス停「展望台入口」
「サンライズ糸山」は公営のサイクリングターミナル。しまなみ海道サイクリングの四国側スタート拠点になっており、しまなみ海道のどこでも返却できるレンタサイクルサービスのほか、宿泊することもできる。
サンライズ糸山
サンライズ糸山から橋を望む
トイレを借りたり、パンフレットなどで情報収集をして、ロビーでちょっと休憩。ロビー横のレストランでは、ちょうど宿泊客が朝食バイキングを食べていた。
そして、いよいよ出発。サンライズ糸山から歩いて5分もしないうちに、しまなみ海道歩行者道の入口に到着。ループ状のなだらかの坂を歩きながら、橋の高さまで登っていく。雨がポツポツ降っているにもかわらず、レインコートを着たチャリダー軍団も少なくない。
しまなみ海道歩行者道の入口
途中で原付と道が分かれる
橋の高さまで登るのがまず大変
ループ状の歩道が続く
登り切ると、車道と合流
ようやく橋の上までたどりつくと、車道と合流。最初は激しかった雨も少しずつ収まり、傘がいらなくなった。歩道をポツポツと歩いていると、通り過ぎるバスから歩いている僕達を物珍しそうな見られるのが、快感のような、不快なような…。
来島海峡大橋というのは総称であって、実際は来島海峡第一、第二、第三大橋の複数の橋から構成される。一番初めに渡った第三大橋には、馬島へ降りる料金所もあるが、島民限定だ。ちなみに、自動車と自転車は有料だが、歩行者は無料!
一番初めに渡る「来島海峡第三大橋」
ここからは「来島海峡第ニ大橋」
途中の料金所(馬島へはここから降りる)
最後の「来島海峡第一大橋」
橋の途中には休憩できるベンチもあり、路肩へ違法駐車して立ち寄る車もある。そのベンチで休憩したり、ゆったり歩いて、1時間15分ほどで反対側の大島へ渡りきる。こちらも今治側と同じく、ループ状のスロープで橋の下へ降りてゆく。
なだらかなので、自転車でも比較的楽だ!
サンライズ糸山を出発して、1時間半。ようやく対岸の大島にある、道の駅「よしうみいきいき館」へ到着。
道の駅「よしうみいきいき館」
道の駅にありがちなお土産物コーナーやテイクアウトコーナーのほかに、買った海産物をその場でバーベキューできるコーナーもある。昼食はバーベキューにでもと考えたが、お値段は少し高め。以前に訪れた北海道・厚岸の道の駅「コンキリエ」と比べても、割高。ということで、隣にあった食堂でお昼ご飯にする。
選んだメニューは、海鮮丼(980円)。甘エビ・ホタテ・いくら・ホッキ貝がのった丼に、しょうゆとごまダレをかけて食べる。味とボリュームともに、なかなか良い。お会計をしていると、横のテーブルにお遍路さん向けのおもてなしのタルトが…。奥さんが物欲しそうに眺めていると、「どうぞ」といわれたので、有難く頂いておく。
ごまダレをかけて食べる海鮮丼(980円)
食後は道の駅の端の方で売っていた、揚げたてのじゃこ天を賞味。非常に美味。そして、デザートは「島いちごのどら焼」。こちらもいちごが丸ごと入っていて、美味だった。
島いちごのどら焼(ちょっとお高めの160円)
下田水港(13:30)→今治港(13:55) 【フェリー】協和汽船
今治港→今治 【徒歩】
道の駅で少しまったりした後、道の駅のそばにある「下田水港」のフェリー乗り場へ。帰りは、今治港へ協和汽船のフェリーで戻る。料金は、格安の280円。ほぼ30分毎に出ているので、非常に便利だ。
下田水港13:30発のフェリーに乗船。船体は非常にこじんまりとした典型的なフェリー。一番上のデッキから来島海峡大橋を眺めながら、歩いてきた道を辿った。
今回乗船した「第十二おおしま」
フェリーの展望デッキ
フェリーから眺めた来島海峡大橋
今治港で偶然見かけたダイヤモンドフェリー
少し港の船を眺めた後、今治港から駅まで歩く。少しだけ時間に余裕があったので、途中のデパートにも寄ってみた。
今治(14:53)→宇多津(16:20) 【特急】しおかぜ22号
宇多津(16:23)→高松(16:43) 【特急】いしづち22号
高松(18:30)→大阪なんば(21:53) 【バス】たかなんフットバス
いよいよ旅も終盤。すべての観光スポットは見終えた。残りはシメのさぬきうどんだ。ということで、今治から宇多津へ特急「しおかぜ22号」で移動。最後のグリーン車も堪能。
しかし、宇多津で乗り換えた、今回の旅最終の特急「いしづち22号」は指定席のみしかなかったのがちょっと残念。グリーン車に慣れてしまうと、指定席が狭く感じてしまった。高松に16:43到着。
高速バスの発車時刻まで2時間弱あるので、少し早い夕食にさぬきうどんを賞味しにいくことにする。行きつけだった駅前のうどん屋さんへ行ってみるが、どうやら潰れてしまった模様。仕方なく、駅から10分ほど歩いたところにある商店街のうどん屋さんへ行ってみる。有名店ではないが、やっぱり高松のうどんは安くてウマイ!
高松駅でおやつを買い込んだ後、18:30発「たかなんフットバス」(なんば行)に乗車。フェリーとのセット券を渡して、乗車する。席はほぼ満席。途中の停留所からもどんどん乗ってくる。途中の休憩は淡路島内のパーキングエリアのみ。座席ピッチもそれほど広くなく、ちょっと窮屈なのが難。実際に乗ったことがないので分からないが、どうやらほぼ同じ区間を走る西日本JRバスは料金が高い分、ちょっと座席ピッチが広い模様。
たかなんフットバス
そして、無事21:30過ぎに、大阪なんばへ到着。
四国をかけめぐった4日間の旅が終わった。
(終わり)