約10年前からほぼ毎年欠かさず旅行している北海道。
今年も夏の北海道シーズンがやってきた。今回利用するのは、ちょっとリッチに「北海道フリーパス(二人用・グリーン車)」(63200円)。JR西日本では発売していないので、大阪駅構内のJR四国ワーププラザで購入。指定券もここで確保した。
グリーン車用というと、少し贅沢なように見えるが、グリーン車用は普通車指定席やグリーン車はもちろん、B寝台に何度でも乗車することができる。ホテルへの宿泊回数を減らし、B寝台を宿代わりにすれば、反対に安上がりになるのだ。
今回はできるだけホテルを取らないようにしたのは他にも理由がある。昨年の北海道旅行は天候に泣かされることが多かった。そこで、今年は天候に合わせて、プランを道中で組みかえるフレキシブルな旅にしてみた。ホテルを予約してしまうと、突然の予定変更にキャンセル料が発生してしまうので、どうしてもホテルの所在地に縛られた旅になる。幸いにも、北海道の夜行列車は直前でも空きがあることも多く、夜行列車を宿代わりにすると、臨機応変に予定変更ができるのだ。
京都(18:57)→園部(19:53) 【JR普通】
園部(20:15)→綾部(21:07) 【JR普通】
綾部(21:12)→東舞鶴(21:43) 【JR普通】
会社の定時のチャイムが鳴り、仕事をほどほどにして切り上げる。毎年恒例の夏の大イベント、北海道への旅に心が弾む。駅のコインロッカーに預けた荷物を取り出し、新日本海フェリーが待つ舞鶴へJRで目指す。
園部駅前のコンビニで夕飯調達
東舞鶴→舞鶴FT 【徒歩】
東舞鶴駅からフェリーターミナルまではバスも出ているが、歩くことにする。2キロちょっと、30分程度だ。途中、海岸沿いのベンチに座り、園部駅で買ったコンビニ弁当を食べる。
コンビニ弁当を食べたベンチ
舞鶴フェリーターミナル
東舞鶴FT(0:45)→小樽FT(20:45) 【新日本海フェリー はまなす】
今回も北海道へのアプローチは、「新日本海フェリー」。およそ20時間程度の船旅だ。学生時代に初めて乗船してから幾度お世話になったのだろうか?
船席は、雑魚寝の2等。夏休みにも関わらず全体的に閑散しており、16人程度入る部屋も4人だけ。荷物で場所取りした後、混雑する前に大浴場へ一目散。そして、僕も奥さんも大浴場一番乗り!
風呂から上がると、まもなく出航。遠ざかる舞鶴の街灯りを見ながら、旅の壮行会を兼ねたプチ宴会。ビールはやっぱりサッポロクラシック♪
仕事の疲れだろうか、ビール1本で眠気に襲われ、早々と床についた。
舞鶴フェリーターミナルを出航
フェリーでも売っているサッポロクラシック