せっかく川湯に来たのだからと、やっぱり朝から温泉。一浴びした後は、外を散歩する。
昨夜の祭り騒ぎがウソのよう
そして、朝食バイキング会場へ。7時からと案内されていたので、10分ほど早めに行ってみたが、すでに会場はオープンしていた。集合時間に余裕のない団体ツアー客の食べ物争奪戦が繰り広げられ、まさしく戦場。
メニューは和食を中心とするラインナップ。おかゆ、温泉タマゴ、ソーセージ、イカの塩辛など。宿泊料金を考えると、十分すぎる品数だ。
朝食バイキング
川湯温泉バスターミナル(8:00)→川湯温泉(8:10) 【バス】阿寒バス
川湯温泉(8:17)→釧路(10:07) 【JR普通】
ホテルをチェックアウトして、8時発のバスで川湯温泉駅へ。そして、JR釧網本線の普通列車に乗り換え、釧路を目指す。
川湯温泉駅
釧路はあいにくのどんより天気。当初の予定では、帯広へ行って、豚丼と六花亭のサクサクパイを堪能する予定だった。しかし、携帯電話で天気予報を調べて、天気が良さそうな根室方面へ予定変更することにする。このフレキシブルさも、フリーきっぷならではの旅だ。
釧路(11:03)→根室(13:08) 【JR快速】ノサップ
釧路駅前の「柳月」で昼食代わりにバラ売りのお菓子を買い込んで、釧路11:03発の快速「ノサップ」に乗車する。
釧路で乗車した時のどんより天気は一転、根室に到着する頃にはすっかり快晴に。今回、昨年は一面の霧で迎えられた納沙布岬へのリベンジを果たさなければならない。
釧路11:03発の快速「ノサップ」に乗る
根室駅での乗換時間は僅かなので、急いで駅前のバスターミナル切符売り場へ。ここで納沙布岬までの4枚綴り回数券を購入する。奥さんと2人で往復利用も可能だ。
車窓もキレイだ
根室駅
根室(13:15)→納沙布岬(13:50) 【バス】
バスで約30分をかけて辿り着いた日本最東端「納沙布岬」は快晴。「北方館・望郷の郷」(入場無料)に入り、北方領土に関する展示を見る。無料の望遠鏡も設置されており、最近話題になった拿捕事件の貝殻島はもちろん、ロシアの監視塔や監視船、そして国後島も見ることができる。
1階の領土返還署名コーナーで記帳して、日本最東端到達記念証(これも無料)を貰う。案内図を見ていても、日本の陸続きである知床半島と北方領土の区別が付かなかったので、困ったあげく職員のおじさんに聞いてみる。そうすると、外へ出て親切に解説してくれた。
北方領土は本当に近い。毎朝自転車で通勤している距離と同じぐらいの所にある外国。本当に近いようで遠い異国の地だ。いつか目の前の島へパスポートなしで旅行できる日を願いたい。
根室駅
入場無料の「北方館・望郷の郷」
納沙布灯台
納沙布岬(15:05)→根室(15:40) 【バス】
根室(15:50)→釧路(18:07) 【JR普通】
納沙布岬に別れを告げ、バスで根室駅へ戻る。そして、釧路行の普通列車に乗車する。途中の厚岸駅で降りて、ここ数年毎年訪れている駅近くのコンキリエでカキを堪能しようと思ったが、残念ながら定休日。仕方なく、終点の釧路ので乗りとおす。
今宵の宿は、夜行列車。そうなると、銭湯を探さなくてはいけない。まずは釧路駅前のコインロッカーに荷物を預けて身軽になり、駅前の交番で一番近い銭湯を尋ねる。教えてもらった通りに歩くこと10分強、あるはずの場所に銭湯がない。いくら探してもないはず、ようやく見つけた銭湯は定休日で真っ暗。
ガックリ来て、歩いていると、都合よくまたまた交番を発見。店屋物で夕食中のおまわりさんに道を教えてもらう。そして、歩くこと20分強、ようやく見つけた銭湯は…。また真っ暗だった。月曜日っていうのが難らしい。
交番はもう信用できない。自力で解決ということで、文明機器の登場。携帯のgoogleローカルで釧路駅付近の銭湯を検索。電話番号も出てくるので、そのままポタン一つでつながってしまう。本当に便利。ようやく見つけた銭湯は、駅から北側へ7分ほど歩いた「栄湯」。お風呂も清潔感があり、料金も良心的。ロッカーにもカギがあるので、安心だ。
風呂あがりは少し遅い夕飯。20分ほど歩いて、銭湯から駅を挟んだ反対側にある「Moo(ムー)」に行ってみる。時間が遅いため、ほとんどの店が閉まっていて、ようやく開いているのを見つけた「花ばんや」に入る。
まずは、無事風呂に入れたことを祝して、くしろ地ビールで乾杯。とっても美味。ちなみに、料理の方は…。奥さんはミニいくら丼(1000円).ホントにミニだった。僕は、海鮮丼セット(1200円ぐらい?)をオーダーしたけど、こちらも…。
焼カキとみそ汁も付いた「海鮮丼セット」
食後は幣舞橋のイルミネーションをカメラに収める。そして、いっぱいにならなかったお腹を満たすために、ローソンでパンを買って、さらにミスドでおやつ♪(食いすぎ?
イルミネーションがキレイな幣舞橋
幣舞橋の横にある「Moo(ムー)」
釧路(23:00)→札幌(翌朝5:50) 【特急】まりも(B寝台)
今宵の宿は、札幌行の寝台特急「まりも」。今回の旅では、2回目の夜行だ。B寝台なので、それほど体力消耗も激しくない。今日生まれて初めて見た外国(といっていいのだろうか?)である北方領土のことを思い浮かべながら、眠りについた。
釧路23時発 寝台特急「まりも」