「カヌチャベイホテル&ヴィラズ」に泊まる冬の沖縄旅行記

沖縄に数多くのホテルがあるが、その中でもリゾート気分を一層感じさせてくれるのが、ヴィラ・コテージ型のホテルだ。そんなホテルの一つ、そして以前から気になっていたのが、名護市にある「カヌチャベイホテル&ヴィラズ」。初日は那覇市内のシティリゾートを愉しみ、二日目はカヌチャで毎年開催されているイルミネーションイベント「スターダストファンタジア」を満喫した2泊3日の沖縄旅日記。

  
1日目 (2013年01月13日)
[プロローグ1] 年明けの憂鬱な仕事始め・・・

年も明け、正月休みも終わり、仕事始め。気の重い日常が戻ってきた。

そんな重い気持ちを軽減するかのように、毎年やってくるハッピーマンデー、成人の日だ。以前の年末年始は、青春18きっぷを使い、九州や四国へ遠征したものだが、ムーンライトシリーズ(ムーンライト九州やムーンライト山陽など)が廃止されてからは、年末年始の旅に出ることはめっきり少なくなった。

その代わりといってはなんだが、ここ最近成人の日の三連休には、昨年は宮古島、一昨年は小浜島と、沖縄方面へ遠征することが多くなった。

その理由は簡単。毎度お世話になっている、JALの「おともdeマイル」で予約できる座席を探してみると、沖縄や石垣方面に必ず空席があるからだ。

[プロローグ2] 冬の沖縄の天候

空席があるとなれば、「イザ、予約!」と行きたいところなのだが、大きなワナがある。

実は、この時期の沖縄というのは、本当に太陽が滅亡してしまったか?と思うほど、天気が悪いのだ。昨年、一昨年、またそれ以前に訪れた時も悪天候に悩まされた。一般的に沖縄といえば晴れのイメージだが、冬の沖縄はそういうものなのだ。

「晴れてない沖縄は、沖縄ではない!」といっていいほど、海がキレイではない。そんなわけで、昨年、一昨年の苦い思い出から、今回は沖縄行きを見送るつもりだった・・・

[プロローグ3] カヌチャの「スターダストファンタジア」

今回の旅の出発4日前、つまり9日(水)の昼休みのことである。某メルマガで「カヌチャベイホテル&ヴィラズ」に関する記事を目にした。

「カヌチャベイホテル&ヴィラズ」は以前から気になっていたホテル。特に、冬のこの時期には、「スターダストファンタジア」というイルミネーションイベントを開催しており、ずっと訪れてみたかったのだ。イルミネーションが目的ならば、多少天候が悪くても問題ない。また、あまりにも寒い大阪から離れて、避暑ならぬ、避寒をしたいところ。

しかし、このホテルはなかなかの高価格帯ホテル(個人的比)。今まで幾度か宿泊予約サイトで調べてみたが、手を出しにくい金額だった。

ところが、家に帰って色々と調べてみると、「一休.com」でベストなプランを発見。1泊2食付+レンタルカート滞在中利用OKで13500円/人。カヌチャには19タイプの部屋があるのたが、おまけに、その中でも比較的グレードが高いオーキッドという部屋だ。この部屋のベランダには、ジャクジーも付いている。一休限定の期間限定タイムセールのようで、じゃ他サイトと比較しても、かなりお得な様子。

[プロローグ4] 出発3日前に決まった沖縄旅行

こうとなれば、旅に出るしかない。JALのホームページで空席を検索してみる。昨年は引越しでクレジットカードをつかいまくったせいで、マイルがたくさん貯まっていたので、もちろん「おともdeマイル」で検索。

12日(土)は既に「おともdeマイル」の購入期限である往路4日前を過ぎているので無理だったが、13日(日)の伊丹→那覇、15日(月)の那覇→伊丹が空いてたので、すかさず予約。月曜日は余り気味の有給消化だ。カードによる決済期限は9日当日中だったが、多少の猶予があるのだろうか、日付が変わった10日の0時過ぎでも無事決済できた。

カヌチャに連泊は予算的にちょっと厳しいので、13日は那覇市内の東横イン、14日にカヌチャベイという行程を組むことにして、出発4日前(厳密には日付が変わっていたので3日前)に旅立ちの準備が完了した。

3連休中日の伊丹空港はガラガラ

出発前日の土曜日は、家でのんびり。

最近、歳のせいだろうか、月から金まで働いた後、土曜に旅立つと、蓄積された疲れでいまいち本調子がでない。そういった意味では、今回は土曜に充電、そして日曜日に出発と最高のコンディションだ。

と、いきたかったところだが、前日夜に飲んだタリーズの濃いコーヒーと旅への期待に対する興奮のせいで、夫婦そろって睡眠不足気味。

3連休の真ん中の日曜日のせいか、空港へ向かうリムジンバスはガラガラ。少し早めの8時過ぎに伊丹空港へ到着する。

ガラガラの空港リムジンバス

ガラガラの空港リムジンバス

沖縄はやっぱり雨のようだ!

沖縄はやっぱり雨のようだ!

自動チェックイン機で搭乗手続きを済ませ、手荷物検査場へ。修学旅行生の大群が目に見えたので、ギョッとしたが、一般客と修学旅行生で検査レーンを分けられていたせいで、スムーズに検査が完了。

JALで伊丹から沖縄へ

伊丹空港(9:15)→那覇空港(11:45) 【飛行機】日本航空2081便

今回搭乗するのは、9:15発の沖縄那覇空港行きJAL2081便だ。機材はボーイング777-300。座席は6〜7割程度しか埋まっていないので、ゆったりとした雰囲気。ほぼ定刻に出発する。

JAL2081便が出発する19番ゲート

JAL2081便が出発する19番ゲート

淡路島付近までは、海と陸が見えていたが、しばらくすると、真っ白の雲海に…。仕方なく、機内誌「スカイワード」を読む。毎回欠かさずに読むのは、浅田次郎のエッセイ。これがなかなか面白い。

ドリンクサービスのあと、アメが配られる。以前はJALパッケージのアメだったが、今回は味覚糖のノドアメ。パッケージに試供品と印刷されていたので、企業タイアップのようだ。このあたりも、一度破綻したJALの企業努力といったところだろうか?

機長のアナウンスのとおり、向かい風が強かったせいもあり、定刻よりも約15分遅れて、那覇空港に到着(11:45着)。

那覇空港に到着

那覇空港に到着

やっぱり暖かい沖縄

飛行機を降りて、僕たちだけでなく、周りの人も発する第一声、それは「あたたか〜い!」。

実は沖縄本島へゆっくりと訪問するのは、『「ココガーデンリゾートオキナワ」長期滞在旅行記』以来となるので、約4年ぶり。昨年なども訪れているとはいえ、飛行機の乗り継ぎの数時間だけだ。さらに、沖縄へは幾度も訪れているが、那覇市内で宿泊するのは、2002年以来11年ぶり。それも友人と訪れた時で、奥さんと那覇市内に宿泊するのは、はじめて。

そんなわけで、今回の旅のテーマは、カヌチャベイを愉しむだけではなく、那覇市内を満喫し、さらに国際通りの夜の雰囲気も愉しんでみたかったのだ。(夜といっても、お色気ある意味ではないので、悪しからず・・・)

ゆいレールの1日乗車券は24時間有効でお得♪

那覇空港→美栄橋 【普通】ゆいレール

預けていた手荷物を受け取った後、沖縄唯一の鉄道「ゆいレール」の那覇空港駅へ。

カヌチャ泊は明日で、今日は那覇市内に宿泊だ。一日、市内をウロウロできるように、1日乗車券(600円)を購入する。

一般的な1日乗車券は当日限りだが、ゆいレールの場合はナント24時間有効なのだ。購入後はじめて改札を通した際に有効期限が印字される。今回は12:20頃に改札に通したが、有効期限は1時間単位で切り上げされるのか、明日の13時まで有効と印字されていた。

明日のカヌチャ行きのシャトルバスは那覇空港から乗車予定だ。ホテルから那覇空港まではゆいレールを利用する予定なので、今日買った1日乗車券が有効活用できる。

ターミナルから道路を挟んで駅がある

ターミナルから道路を挟んで駅がある

沖縄家庭料理が楽しめる「沖縄食彩 あじまあ」

今宵の宿は、「ホテル東横イン美栄橋」。

那覇空港から今宵の宿がある美栄橋へゆいレールで移動。およそ14分ほど。駅からホテルは見えていて、歩いて1分ほどで到着。チェックインは16時からなので、宿泊手続きと支払いだけを先に済ませ、荷物を預ってもらう。

ホテル東横イン美栄橋

ホテル東横イン美栄橋

身軽になった後は、那覇の街を散策。昼ごはんがまだだったので、まずは、那覇の観光スポットの定番「国際通り」を目指す。ホテルから国際通りまでは、徒歩7〜8分ほどだ。

那覇の観光スポットの定番「国際通り」

那覇の観光スポットの定番「国際通り」

公設市場横の商店街

公設市場横の商店街

ランチスポットを求め、公設市場の2階にある食堂をのぞいてみるが、いまいちピンとくる店がない。昨晩遅くに飲んだコーヒーのせいか、胃がちょっともたれ気味。野菜中心のさっぱりとした料理を食べたいところ。

そんな時、昨日図書館で借りてきた沖縄のガイドブックに載っていたお店を思い出す。あいにくガイドブックは荷物になるので、持ってこなかったので、かすかな記憶を頼りに…。そして、国際通り沿いのオーパ裏手の人通りの少ない路地にある「沖縄食彩 あじまあ」に無事たどりつく。

「沖縄食彩 あじまあ」

「沖縄食彩 あじまあ」

とても愛想のいい店員さん(おばさん)に迎えられて入ったお店は、シンプルで清潔感のある雰囲気。ランチバイキングだが、お値段はリーズナブルな880円。

中央のテーブルには、野菜中心の沖縄料理が並ぶ。サラダ・冬瓜の煮物・クーブイリチャー(昆布の炒め物)・チャンプルー(2種類)・ゴーヤやモズクの天ぷら・ジューシーなど、肉気のある料理は少ないが、野菜は十分といっていいほど摂取できるメニューだ。

一般的なバイキングでは、もずくは小さな小鉢に取り分けられていて、てんこもりで食べることができないが、ここでは大きな器にたっぷり入ったもずくを好きなだけ食べることができる。もちろん、飲み物もフリー。さんぴん茶・紅茶・コーヒーなどのラインナップだ。

野菜中心の沖縄家庭料理だ!

野菜中心の沖縄家庭料理だ!

さんぴん茶やもずくもある

さんぴん茶やもずくもある

味はホテル風という感じではなく、まさしく沖縄の一般家庭に上がりこんだような味でとってもおいしい常連客が多いのか、店に迎え入れてくれた愛想のいい店員さんは、お客さんとのトークも弾んでいる。そんなところで聞こえてきた会話。

店員さん 「今回は何日ぐらい滞在するの?」
お客さん 「今回は沖縄に移住することを決めたので職を探しにきました」

奥さんとつい顔を見合わせてしまう。おそらく、これまでは旅人として迎え入れていたお客さんがとうとう移住を決心して、職を探しに来ているということだろう。なんだか羨ましいというか、その勇気が僕にも欲しい・・・。

沖縄ぜんざい

沖縄ぜんざい

シメに沖縄ぜんざいを食べた後、大満足で店を後にした。

守礼門はいずこへ!?

牧志→首里 【普通】ゆいレール

食後は、店のすぐ隣にある公設市場をブラブラ。連休の中日のせいなのか、それとも昼間のせいか、人はちょっと少なめだ。

牧志公設市場入口

牧志公設市場入口

公設市場2階にある食堂

公設市場2階にある食堂

まだまだ時間があるので、ゆいレールの一日乗車券を活用して、首里へ移動してみる。

牧志駅に停車するゆいレール

牧志駅に停車するゆいレール

首里といえば、有名な首里城だ。駅の案内板を見たところ、駅から城までは徒歩15〜20分程度。首里城は行ったことがあり、個人的にはいまいち感がある。しかし、時間もあるので、入場料のいらない守礼門を見にいってみることにする。

首里駅

首里駅

天気予報どおり雨がポツポツと降るなか、住宅が並ぶ道を抜け、首里城の入口に到着する。

そして、守礼門の前に到着。他の多くの観光客も写真を撮っているので、記念撮影しておこうとシャッターを押すが、どうも有名な守礼門と違うような気が・・・。

なんだか守礼門ではない気が・・・

なんだか守礼門ではない気が・・・

そして、ようやく気づいた。どうやら守礼門は改修中のようで、おなじみの光景が覆いで隠されていて、きづかなかったのだ。

僕たちは今まで見たことがあるからいいものの、初めて来た人ならば、がっかりするだろうな・・・。

工事中の守礼門

工事中の守礼門

守礼門横の喫茶コーナーで「マンゴーフローズン」(300円)を買って、奥さんとシェアする。ソフトクリーム・マンゴソース・氷を一緒に口にすると、とってもハーモニーな味わい。寒い関西ではアイスなんかを食べる気にならないが、暖かい沖縄ではおいしく食べれる。

マンゴーフローズン(300円)

マンゴーフローズン(300円)

敷居が高い免税店「DFS」

首里→おもろまち 【普通】ゆいレール

雨足が少し強くなったので、折りたたみ傘をさしながら、首里駅へ戻る。そして、次に目指す地は「おもろまち駅」。

ゆいレールでおもろまちへ

ゆいレールでおもろまちへ

おもろまちへやってきた目的は、奥さんご希望の「DFS」。いわゆる、免税店。変な話だが、国内である沖縄でも免税でブランド物などが購入できる。ただし、沖縄県外へ向かう飛行機に搭乗する場合に限る。

いくつかの店を物色してみるが、なんとも入りにくい雰囲気を醸し出す店ばかり。店に入るものの、すぐに店員さんが擦り寄ってくるので、奥さんも落ち着いてみれないようで、早々に退散。

国内でも免税価格で購入できる「DFS」

国内でも免税価格で購入できる「DFS」

「沖縄」+「成人の日」は・・・キケンな日だった

おもろまち→県庁前 【普通】ゆいレール

再び、ゆいレールに乗車し、県庁前駅へ。国際通りは全長1.6キロだが、牧志駅のちょうど反対側が県庁前駅になる。

駅から沖縄県庁方面を望む

駅から沖縄県庁方面を望む

国際通りをブラブラしながら、一駅先のホテルへ戻ることにする。

国際通り(県庁前側入口)

国際通り(県庁前側入口)

土産物屋を物色していると、なんだか外が騒がしい。叫び声、怒声、パトカーの音・・・。

そう、今日は成人の日(の前日)。そして、沖縄の成人式といえば、毎年ワイドショーなどで見るように、新成人が暴れるのだ。

そして、目の前では、まさしく以前テレビで見たことのある光景が・・・。特攻服を着た若者、警官とやりあう若者、小麦粉を撒き散らす若者。暴れん坊の新成人集団は、国際通り周辺の各所に出没しており、その集団毎に数人〜十数人の警官が後ろからマークして付いている状態。

通りがかりのおばさんが僕たちにボソッとつぶやく。「あんな成人になったらあかんで」と・・・。いや、成人になったのはだいぶん前なんですけど・・・。

国際通りのあちこちにこんな集団が…

国際通りのあちこちにこんな集団が…

後ろには警官がマークして歩いている

後ろには警官がマークして歩いている

そんな暴れん坊のまわりに、なにやら変なおじさんが・・・。失礼だが、小汚い草色のコートに帽子を被り、若者達の写真を必死で撮っている。新聞社の人かなと思いつつ、下手したら、若者に一発やられてしまうんじゃないかと心配して見ていたが、「んっ?」と・・・。

なんだか見たことがある人なのだ。確か、読売テレビの「たかじんのそこまで言って委員会」で見たことがあるような・・・。ミヤジマなんとかだったような・・・。

そして、奥さんも同じことを思っていた。スマホで調べてみると、おそらく報道カメラマンの宮嶋茂樹さんっぽい。他人の空似もあるので、ホンモノか分からないが、声も掛けられないような真剣な表情でシャッターを切っていた。

全国どこへいっても同じ仕様の「東横イン」

時刻は17時半。チェックインできる時刻になっているので、一旦ホテルへ戻る。

今回は、「るるぶトラベル」を経由して、1泊セミダブル朝食付き 5500円/2人で予約。さらにるるぶトラベルのポイントを使ったので、3840円。1人あたりでいえば、2000円を切っている。

部屋はあいかわらずの東横イン仕様とあって、清潔で機能的。しかし、やたらと壁が薄いのか、廊下や隣室の声や音がかなり聞こえてくる。

全国共通の東横イン仕様の部屋だ

全国共通の東横イン仕様の部屋だ

ライトやテーブルなど機能的だ!

ライトやテーブルなど機能的だ!

ぼちぼち夕食スポット探し。夜の国際通りははじめてなので、夕食も国際通りで探すことにする。

ガイドブックなどを見て、以前からずっと行ってみたかったのが、ステーキ店だ。いくつか有名店があるようだが、今回はサムズグループをチョイスすることにした。サムズグループのチェーン店は、国際通り沿いに3店舗ある。どの店もメニューは一緒(もしくはほぼ一緒)のようなので、まずはその店の1つ「サムズアンカーイン」へ行ってみる。

船をテーマにしたレストランのようで、入口にはセーラー服(といっても、学生服ではなく船員さんの服)を着たおねえさんが予約簿を持って立っている。すぐに入れるか聞いてみると、団体客が入ったようで、21時以降になるとのこと。

さすがに2時間以上は待てないので、別の「サムズマウイ」へ行ってみる。こちらも入口におねえさんが立っていたので聞いてみると、20時ならば予約できるようなので、お願いする。1時間少し待ち時間があるので、お土産物屋さんをブラブラする。

国際通り沿いの「サムズマウイ」

国際通り沿いの「サムズマウイ」

コックさんのパフォーマンスが面白い「サムズレストラン」

20時になったので、「サムズマウイ」へ戻る。

少し待たされた後、ようやくテーブルに通される。店内はウッド調で、ディズニーランドやUSJのアトラクションのようだ。

店内には2つの鉄板がワンセットになったテーブルがいくつも配置されている。僕たちのテーブルは、僕たち夫婦と4人組のおじさん軍団。おじさん軍団の人数が多いので、僕たちの鉄板側へちょっとはみ出してきていて、やや窮屈なのが残念。荷物やコートを置くスペースもなく、なんだか落ち着かない。さらに、タバコをすぐ隣で吸われたので、なおさら・・・。

二つの鉄板がワンセットになったテーブル

二つの鉄板がワンセットになったテーブル

メニューは、ステーキコースが中心で、全体的にやや高め。最低でも予算は2000〜3000円なので、ファミレス感覚で店に入ると、ヘコんでしまう。

オードックスなメニューは、「最上質サーロインステーキコース(ミデイアム)」(2572円)と「最上質テンダーロインステーキコース(ミディアム)」(2415円)のようだ。店員さんに、サーロインとテンダーロインの違いを聞いてみると、油っこいのがサーロイン、あっさりしているのがテンダーロインとのこと。

僕はあっさり派なのでテンダーロイン、奥さんはこってり派なのでサーロインを注文。一番初めに出てくるのが、スープ。どうやらカレースープらしいが、カレースープというよりはバーベキューソースを水でやや薄めたような、とっても濃いこってりとしたスープだ。

クルトン代わりに入っているガーリックトーストがまたこってり感を助長しているが、これがとっても美味。

こってりとしたカレースープ

こってりとしたカレースープ

この大きな釜にスープが入っている

この大きな釜にスープが入っている

次に、サラダが登場。ドレッシングも数種類から選べ、店員さんがサーブしてくれる。変り種として、サーダアンダギーが乗っている。個人的には、やっぱりサーダアンダギーとサラダは合わないと思ったが・・・。

サーダアンダギーが乗ったサラダ

サーダアンダギーが乗ったサラダ

そして、いよいよコックさんが登場。鉄板はグループごとにあり、コックさんが目の前で調理してくれる。いくつかのテーブルを掛け持つのではなく、焼き始め〜焼き終わりまで、しばらくの間は僕たち専属のコックさんとなるのだ。

まずはコックさんから挨拶があり、タマネギ・ピーマン・ポテトなどを塩コショウで手際よく炒めていく。ピーマンの千切りやコショウを振る時にはアクロバティクなパフォーマンスもあって、待ち時間も飽きない。

そして、鉄板で温められた熱々のお皿に野菜とポテトがサーブされる。

コックさんのアクロバティックなパフォーマンス

コックさんのアクロバティックなパフォーマンス

塩コショウでシンプルに味付けした野菜とポテト

塩コショウでシンプルに味付けした野菜とポテト

次に、お肉が登場。僕はライスを頼んだが、奥さんの頼んだパンは肉の横で一緒に温められる。ちなみに、パンはワインパンとパイナップルパン。どちらもあまりみかけないパンに加え、とっても美味なので、ライスよりもパンがオススメだ。

いよいよお肉の登場

いよいよお肉の登場

お肉が焼きあがると、新しい皿ではなく、さきほど野菜とポテトをサーブしてもらった皿の空きスペースに肉が乗せられていく。

肉は松坂牛や近江牛のように、和牛特有の繊細で極上な味というわけではないが、とってもジューシでなかなか美味。僕のテンダーロインと奥さんのサーロインを交換して食べ比べてみたが、多少油っぽさが違う程度で劇的に味や風味が違うという感じではなかった。

一口サイズにカットされてサーブされる

一口サイズにカットされてサーブされる

これで終わりかと思いきや、最後にもやしとちんげんさいを肉汁で絡め、醤油で味付けした野菜炒めでシメとなる。

事前のリサーチで他の人のブログを見た感想としては、「肉も少なそうだし、値段の割りにお腹いっぱいにならないかな?」と思っていた。しかし、食べ終わった感想としては、お腹いっぱいで、肉もやや飽き気味になるボリュームだった。

ちなみに、コックさんがコショウを振るパフォーマンスをする際、最後のキメの部分で、コショウのビンを落としちゃったことは内緒♪ 「今日は居残りで練習します!」という気の利いたコメントもパフォーマンスのうちか!?

嵐の夜

予想よりもボリュームがあったので、国際通りをもう少しブラブラ。

通りを歩いていると、居酒屋の呼び込みがかなり激しい。大阪ではありえないが、生ビール100円とか、飲み放題が500円や1000円の店が多い。今度来るときは、居酒屋にもいってみたい。

そして、何よりも驚いたのが、ホームレスの多さ。驚きというよりは、ショックというほうがいいかもしない。大阪では当たり前のようにみかけるのだが、ここ沖縄にやってきてまで見かけるとは思わなかった。以前訪れた時はあまり見かけなかった気がするのだが、やはり景気が悪いのだろうか?

夜の国際通り

夜の国際通り

大きな紅芋タルトのオブジェがある御菓子御殿でおやつを買う。そして、美栄橋駅横にあるビックワンというスーパーでオリオンビール(170円)を買う。コンビニよりも安くておトクだ。洪水にも注意という天気予報どおり、雨足と風がかなり強く、びしょぬれになりながら、ホテルへたどりついた。

大きな紅芋タルトのオブジェ

大きな紅芋タルトのオブジェ

国際通り沿いにある「御菓子御殿」

国際通り沿いにある「御菓子御殿」

御菓子御殿で買ったおやつ

御菓子御殿で買ったおやつ

オリオンビールはスーパーで買うのがオススメ

オリオンビールはスーパーで買うのがオススメ

明日、明後日は天候が回復する予報だが、大きな雨音を聞いていると、ちょっぴり不安になった。

今宵の宿情報

東横INN那覇国際通り美栄橋駅

(900-0013 沖縄県那覇市牧志1?20?1)

ビジネス・観光にアクセス便利!モノレール美栄橋駅より徒歩約1分!
全室インターネット接続無料


今回泊まった部屋:  セミダブル (朝食付)
今回の宿泊費(1人あたり):  2500〜2999円 
じゃらん 評価: 4.2  (7件の口コミ)
楽天トラベル  評価: 4  (268件の口コミ)
・Trips管理人 評価: 3.0  (管理人提供宿泊レポート)

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