昨日の天気の良さに、もう1泊することにしたのに、なんだか天気はどんより〜。
とりあえず、気を取り直して、1Fロビー前の朝食コーナーへ。ここの朝食の一押しは、なんと言ってもパンだ。
地元の人気パン屋さん「ミッシュ」から直送しているというパンは、コンビニパンでも、冷凍生地パンでもなく、正真正銘のパン屋さんのおいしいパン。メロンパン、クロワッサンも絶品モノだ。
パンだけでなく、おにぎりをはじめとする和食メニューやサラダ、フリードリンクのカップ式自動販売機もある。ジュースやコーヒーだけでなく、カップスープも楽しめるのが面白い。
設備自体はそれほどたいしたことがないが、2人で5000円と考えると、コストパフォーマンスはかなり良い。
福山(8:14)→糸崎(8:42) 【普通】
糸崎(9:03)→宮島口(10:45) 【普通】
今日の目的地は「宮島」。宮島には何度も訪れているが、今回は一度も登ったことがない島内にある弥山ロープウェイに乗るのが目的だ。
昨日の朝、「こんなに天気がいいんだから、もう1泊」と急遽日程を延ばしたわけだが、事はなかなかうまくいかないようで、今日の天気はいまいちなのが残念…(T_T)
ホテルエリアワン福山
ホテルから駅まで歩いて5分程度だ
駅まで歩き、青春18きっぷを片手に改札口を通る。そして、福山8:14発の普通電車で西を目指す。30分ほど乗り、糸崎で乗り換え。駅前をブラブラしてみるが、小さな駅で特に何もなく、商店が数軒程度。
その一つ、八百屋さんで売られていた、激安みかんに惹かれる。かなり大きなネットに入ったみかんが300円程度。是非買って帰りたいところだが、これから宮島へ行こうとしているところなので、今回は断念。
こじんまりとした「糸崎駅」
こんな駅でもICカード「ICOCA」が使える
糸崎から普通電車に揺られること、さらに1時間半弱。ようやく宮島への玄関駅である宮島口へ到着(10:45着)。
宮島への玄関口「宮島口駅」
宮島口(11:10)→宮島(11:20) 【フェリー】JR宮島航路
最近の天気予報はよく当たる。改札口を出ると、ポツポツと雨が降り出してくる。
宮島口駅前にあるフェリー乗り場から宮島へ渡る。JRと松大汽船の2社がフェリーを運航しているが、今回乗船したのはJR航路。というのも、青春18きっぷは電車のみならず、この宮島航路も乗り放題なのだ。
宮島行きのフェリー乗り場
宮島はすぐそこに見えている
11:10発のフェリーに乗船する。カキの養殖場、そして、宮島といえばやっぱり海に浮かぶ厳島神社の鳥居を眺めながらの10分のプチ船旅。
以前訪れた宮島は、シーズンの関係もあったかもしれないが、それほど活気がないイメージがあった。しかし、今日はかなり活気がある。世界遺産に登録された関係があるかもしれないが、外国人がびっくりするほど多い。
カキの養殖場
海に浮かぶ厳島神社の鳥居
10分ほどで宮島に到着し、鹿に出迎えられる(11:20着)。
宮島側のフェリー乗り場
かなり小振りな「みせん丸」
宮島といえば、やっぱり鹿
当初計画では弥山ロープウェイに乗る予定だったが、あいにくの天気。山の上の方はモヤがかかっている。ロープウェイは往復1800円とそこそこのお値段。こんな天気で乗るのももったいないということで今回は断念して、島内をブラブラすることにする。ホントに残念・・・。何のために延泊したのやら・・・。
山には登れなかったが、島内を散策するだけでも楽しい。鹿と戯れたり、お土産物街を冷やかしたりしながら、ブラブラする。
かなり人慣れしている
つい見入ってしまうもみじ饅頭製造機
ガイドブックやテレビでも紹介されていた「揚げもみじ」(1本150円)を試してみる。僕はあんこ、奥さんはチーズ味。
さてさて感想の方は…、「もみじ饅頭を揚げただけ」だった。あえてもみじ饅頭を揚げなくてもいいかなぁ…。まずいわけでなく、おいしいんだけど、「次も食べるか?」と聞かれれば、食べないかも。
「揚げもみじ」(1本150円)
厳島神社の境内は今までに何度か入ったことがある。おまけに拝観料が必要なので、今回はパス。海に浮かぶ鳥居は拝観料を払わなくても、間近でみることができる。あいにく干潮時刻ではないので、鳥居の下まで歩いていけなかった。
島から見た鳥居
干潮時刻が近づくにつれ、干上がってくる
宮島(13:25)→宮島口(13:35) 【フェリー】JR宮島航路
宮島口(13:55)→広島(14:24) 【普通】
干潮までは、あと2時間。雨足も強くなり、お腹も減ってきたので、再びフェリーで宮島口へ戻る。
宮島口駅のホーム
13:55発の普通電車で宮島口を去り、広島を目指す。広島といえば、やっぱり「広島焼」。そんなわけで、目指したお店は駅構内にある「麗ちゃん」。『タコづくし!「休暇村 大久野島」旅行記(2日目)』で偶然知り、とってもおいしくて、それからは広島へ来ると、必ず立ち寄るお店になった。
奥さんはソバ入り広島焼(730円)、僕はそれにいか天を加えた広島焼(830円)を注文。以前よりもなんだか値上がりしているようだ。初めて食べたときは味とボリュームに感動したのだが、今回はそれほど感動せず…。感動に慣れてしまったのか、それとも…。
「麗ちゃん」の広島焼
有名人のサインが壁一面に貼ってある
広島(15:10)→横川(15:14) 【普通】
横川(15:17)→糸崎(16:36) 【普通】
糸崎(16:49)→播州赤穂(19:27) 【普通】
お昼ごはんも終えて、今日のメインイベントはすべて終了。後は大阪を目指して帰るのみ。新幹線ではなく、青春18きっぷの旅なので、気合いを入れなおす。
広島から東へ向かう電車は18きっぷシーズンともあって、立っている人も多い。ここからは長距離移動となるので、広島から一つ西の横川まで戻り、東へ向かうことにする。仮に横川で座れなくとも、乗降の多い広島で間違いなく座れるはずだ。
横川15:17発に乗車。見事作戦は成功し、無事に座ることができた。糸崎で乗り換え、後はひたすらお尻の痛みに耐える鈍行の旅。
糸崎で播州赤穂行に乗り換える
播州赤穂(21:00)→大阪(22:38) 【新快速】
時刻は19時半、お腹も減ってきたし、何よりお尻が痛い!
そんなわけで、休憩も兼ねて、夕食タイム。播州赤穂で夕食といえば…、いつもお世話になっている「かっぱ寿司」へ。1皿100円の大阪にもある、単なる回転寿司だが、なぜかここの店の寿司はいつもそこそこおいしいと思えるのだ。駅から歩いて3分もかからない立地も便利。
注文したお寿司が電車で運ばれてくる
播州赤穂駅
播州赤穂21:00発の新快速に乗り、1泊2日ならぬ、急遽変更して2泊3日になったが、今年最後の旅を無事終えた。
(終わり)