南西楽園「ヴィラハピラパナ」に泊まる小浜島旅行記

少し肌寒くなる頃。暖かい南の島へ行きたくなった。往復の飛行機は貯まったマイルで「おとも de マイル」。ホテルはちょっと豪華に小浜島のリゾートホテルへ泊まる、石垣島と小浜島を巡る旅行記。

  
1日目 (2007年10月19日)
(プロローグ)初めての南西諸島

少し肌寒くなる今日この頃。南の島が少し恋しくなった。

というわけで、沖縄を目指すことに…。もちろん、旅のパートナーはいつもどおり奥さんと二人。昨年訪れたオクマや数年前に訪れたヨロン島も魅力的だが、やはり初めての場所がいい。そんなわけで、一度も訪れたことのない八重山諸島(石垣島や宮古島周辺など)を目指すことにした。

当初、JAL系旅行会社のツアーを探してみるが、どれもこれも高い。沖縄本島ならば、大阪発4日間で3〜5万円の価格帯でパックがあるが、八重山諸島は大阪発4日間で6〜10万円が一般的な相場。

そして、エアー&ホテル予約

そんなわけで導いた結論は、貯まったJALマイルを使って「おとも de マイル」+ホテル自己手配作戦。昨年はポケットカードでマイルをじゃんじゃん貯めていたが、ポイントの換算率が悪くなり、鈴与商事のアプラス系「smileカード」に切り替えていたが、「smileカード」で貯めたマイルもそこそこに貯まっていた。

「おとも de マイル」を使えば、夫婦二人の大阪〜石垣往復が10000マイル+25000円で行けてしまう。予約難関路線である大阪〜石垣であるが、シーズンオフであることに加え、往路を金曜日、復路を月曜日にすることで無事に予約完了。

次はホテルの自己手配。当初は石垣島中心部にあるスーパーホテル系に3泊ということも考えたが、それもちょっと味気ない。当初はもっと高いツアーを選ぶはずだったということで、ちょっと奮発することにする。

結論としては、初日(1泊目)は石垣島中心部にある「スーパーホテル アビアンパナ石垣島」(ダブル1室 朝食付 7600円/2人)を楽天トラベルで予約。2泊目と3泊目はちょっとリッチに石垣島から船で30分弱の小浜島にあるユニマット系列の南西楽園「ヴィラ ハピラパナ」をじゃらんの連泊プランで予約。連泊プランは少し変わったプランで、2泊 2朝食 1夕食付で44100円/2人。じゃらんは、宿泊金額の5%相当がポイントとして還元され、次回以降の宿泊に利用できる。

関空リムジンバスは大繁盛

新阪急ホテル(8:00)→関西国際空港(8:55) 【関西空港交通バス】

いよいよ、出発当日。朝目覚めると、あいにくの雨。天気予報によると、沖縄は快晴。今の天気を見る限りとても信じることができない。

関西空港を目指すべく、関空行のリムジンバスが発車する大阪駅北口前にある新阪急ホテルのバス乗り場へ。ところが着いてビックリ。平日の朝ながら、大きなトランクケースを抱えた旅行客がバス待ちの大行列を作っている。あまりの光景に、走って列に並ぶ。

8:00発のリムジンバスが到着。しかし、新阪急ホテルは始発ではなく、ホテル阪急インターナショナルやハービス大阪から積んできた乗客もいるため、新阪急ホテルから乗車できるのは30名程度。ちょうど残り4名のところに並んでおり、なんとか無事乗車できたものの、補助席でちょっと窮屈(T_T)

渋滞のため、途中一時的に一般道走行があったもの、定刻5分遅れの8:55に関西国際空港へ無事到着。

やっぱり何かと使いにくい関空だ・・・。

やっぱり関空は国際空港

幾度も飛行機は利用しているが、関空から搭乗するのはまだ3回目。1度目は高校の修学旅行、2度目は4年ほど前にいった鹿児島旅行。今回何よりもびっくりしたのは外国人の多さ。さすがは国際空港。名ばかりの大阪国際空港(伊丹空港)とは違う。

3Fにあるバス降り場から1フロア降りて、2FにあるJAL搭乗手続きカウンターへ。今回はクレジットカード決済のネット予約をしておいた。自動発券/チェックイン機でクレジットカードを入れ、航空券は発券されてくるが、画面には「窓口でチェックインしてください」とのメッセージ表示が…。

確かに復路(石垣→神戸)の航空券には「自動チェックイン機はご利用いただけません」の文字があるが、往路(関空→石垣)は記載されていない。とりあえずよく分からないので、カウンターで手続きすることに…。「窓側もしくは通路側のどちらがいいか」を聞かれたので、窓側を指定すると、非常口席をアサイン。万一の場合に救助のお手伝いをお願いする旨が書かれた黄色の紙と一緒に説明を受けた。

ちなみに、非常口座席は前の席までのピッチが相当あり、JALマイレージバンク上級会員などに優先的に割り当てられるような話も聞いたことがあり、超下級会員としてはうれしい限り。しかしよく考えてみると、炎上を伴う脱出の際も全員が出るまで飛行機から離れずに手助けする必要があり、ある意味では天国に一番近い座席かもしれない…。

JTA便で大阪から石垣島へ

関西国際空港(10:30)→石垣空港(13:00) 【日本トランスオーシャン航空】 JTA 083便

一路、石垣島へ。今回搭乗するのは、日本トランスオーシャン航空(JTA) 83便。関空から石垣島への直行便である。

静まり返っていた待合室も出発時刻が近づくにつれて、人が増えてくる。機材は、クラスJのない普通席モノクラスのJTA仕様ボーイング737-400。白黒のモダンでキレイなシートであるが、JAL便と比較して、相当シートピッチが狭い気がする。3列+3列の座席は、人が詰まっている感じでトイレへ行くのも一苦労。今回は非常口座席をアサインされたおかけで、ノビノビ過ごせたが、帰りがちょっと憂鬱だ…。

伊丹にないコードシェア便が多い

伊丹にないコードシェア便が多い

伊丹と違って、静まり返っている

伊丹と違って、静まり返っている

沖縄からの折り返し、石垣へ向かうJTA 83便

沖縄からの折り返し、石垣へ向かうJTA 83便

登場ゲートは23番ゲート

登場ゲートは23番ゲート

先に離陸待ち飛行機の渋滞に合ってしまったため、少し時間がかかって離陸。そして、いうまでもなく雨のため、雲の中へ。シートベルトサインが消灯する頃には、お日様が出てきたと思いきや、すっかり厚い雲の上。フライト時間が長いせいか、通常のドリンクサービスに加え、アメのサービスも。ドリンクサービスも2杯目のおかわりを聞きに回っていたので、お茶をお代わり。考えてみれば、韓国などの海外にも行けてしまうような長距離路線だ。

石垣島は晴天♪

いよいよ石垣空港へのアプローチ。北から南へ旋回して南側からアプローチ。天気予報のとおり、空は晴天。しかし、父島付近にある台風のせいか、風が強く、ランディングするまで飛行機はフラフラ〜。ランディング直前も乗客の喊声が出る揺れもあった。ちなみに、石垣空港の滑走路は短く、ウワサには聞いていたが、ランディング後の急ブレーキは少しきつく、空席に置いておいた機内誌が前方へ飛んでいった・・・。定刻より若干の遅れだった。

石垣空港はブリッジはなく、タラップで地上へ降りる

石垣空港はブリッジはなく、タラップで地上へ降りる

晴天の石垣空港

晴天の石垣空港

沖縄っぽい食堂でお昼ご飯

石垣空港(13:35)→バスターミナル(13:50) 【東運輸バス】

地方空港といえど、毎日数十便が就航する石垣空港。そんな空港だから、でっかい立派な設備と思いきや、意外と小さくてポロイ。

大して見るものもなさそうなので、13:35発の空港バス(東運輸)で石垣の中心部へ。バス代は、格安の200円。距離制にも関わらず前払いというのがちょっと変っている。途中、ホテル日航八重山に寄り、バスターミナルへ13:50着。

少し遅いお昼ご飯を求めて、バスターミナル界隈をブラブラ。結局、バスターミナル2Fにある食堂へ。決してキレイではないけど、沖縄らしいラフさの漂う店内&店員さん。格安のCランチ(八重山そば+おにぎり+シークワーサージュース) 500円をチョイス。バスの運転手も利用しているようで、店員さんもずっと談笑。このまったり感がうちなーモード!

500円のランチ(紙カップのジュース付)

500円のランチ(紙カップのジュース付)

なぜか沖縄まで来て爆睡(T_T)

昼食後、バスターミナルからメジャースポットの「730交差点」や「あやぱにモール(商店街)」を通り抜け、歩いて10分ぐらいの場所にある「スーパーホテル アビアンパナ石垣島」へ。チェックイン時刻前だったにもかかわらず、快くチェックインさせてくれた。

スーパーホテル アビアンパナ石垣島

スーパーホテル アビアンパナ石垣島

客室の入口は屋外で吹き抜け構造

客室の入口は屋外で吹き抜け構造

1泊朝食付 7600円/2人だけあって、ごく一般的な手狭な部屋。本州にあるスーパーホテルと比較すると、部屋は少し小さめ。その代わりに、ソファが用意されているのがポイントアップ。

さすが沖縄、部屋は熱気ムンムン。エアコンを付けて、少し涼む。朝が早かったことに加え、1週間の疲れがドッと押し寄せたせいか、涼しさに身を委ね、夫婦そろってお昼寝タイム。そして、気がつくと・・・夕暮れ・・・。すでに18時前。3時間近く眠ってしまったのだ。

せっかくはるばるやってきた石垣島。それにもかかわらず、貴重な時間を失ってしまい、夫婦そろってヘコム。

夕食は沖縄料理♪

スーパーホテル アビアンパナ石垣島 泊

むっくり起き上がり、失った時間を取り戻すように街歩きへ。「あやぱにモール」のお土産物屋さんに寄りつつ、石垣離島ターミナルへ。ここから各島への高速船が出ている。時間が遅いせいか、ターミナル内はひっそり。最終便も出てしまった後のようだった。

石垣島離島ターミナル

石垣島離島ターミナル

最終便がでてしまいひっそりとしたターミナル

最終便がでてしまいひっそりとしたターミナル

せめて食で満足しようということで、夕飯を食べるお店探し。沖縄のハンバーガーショップ「A&W」や洋食のレストランも多いが、せっかく沖縄にやってきたのだから、郷土料理が食べれそうな居酒屋さんをターゲットにする。

石垣中心部の美崎町近辺は居酒屋さんだらけ。ホテルにもクーポン付きのフリーペーパーが数冊あったが、あまりにも居酒屋が多いため、どこがアタリなのかさっぱり分からない。

そんな中から選んだのは、裏路地にある「てぃんさぐー」というお店。特に理由はなく、なんとなくな直感でチョイス。店内は座敷が4テーブル程度とカウンターのみのこじんまりとしたお店。お客さんもそれほど多くなく、ゆったり気味。観光客よりもジモティーが多そうなお店だ。夫婦(っぽい?)二人が切り盛りしている。

居食屋「てぃんさぐー」

居食屋「てぃんさぐー」

このお店がまさしく大ヒット。オーソドックスなメニューながらも、どの料理にも一工夫がなされている。まずは、付け出しで出てきた「もずく」。普通の三杯酢と思いきや、ちょっと変わった味付け。奥さんいわく、ニンニクが入っているんじゃないかと…。海ぶどう&刺身がたっぷり乗った「海鮮サラダ」、にんにくバターで味付けしてるっぽい「豆腐チャンプルー」、でっかい「グルクンの唐揚げ」、鮭フレークが隠し味に入った「ゴーヤチャーハン」。そして、カレーが隠し味のタルタルソース付き「島魚のフライ」はまるでトンカツのようなジューシーさ。

海鮮サラダ(3分の1ぐらい食べた後の写真♪)

海鮮サラダ(3分の1ぐらい食べた後の写真♪)

ゴーヤチャーハン

ゴーヤチャーハン

島魚のフライ(2キレは既に消化済みの写真♪)

島魚のフライ(2キレは既に消化済みの写真♪)

あまりのおいしさに写真を撮り忘れて、食らいついてしまった。おかげでデジカメ写真は全部途中まで食べたものはがり・・・(^_^) もちろん料理のお供は、オリオンビール。そして、沖縄といえばやっぱり泡盛。店員が一番オーソドックスとオススメする「八重泉」をカラカラ(1合 600円)で消化。

お腹はパンパンなのに、お会計は5630円也。大阪ではまずありえない安さ。ほろ酔い気分でホテルに戻って、床についた。夜は、沖縄にも関わらず、少し肌寒かった・・・。

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今宵の宿情報

ホテルアビアンパナ石垣島

(沖縄県 石垣市)

今回泊まった部屋:  セミダブル (朝食付)
今回の宿泊費(1人あたり):  3500〜3999円 
・Trips管理人 評価: 3.5  (管理人提供宿泊レポート)



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