湯快リゾート「下呂彩朝楽別館」に泊まる飛騨旅行記

新聞や雑誌の広告でずっと気になっていた『湯快リゾート』。どの日に行っても、1泊2食7800円。とても安い。そんな湯快リゾートはいかほどのものかを潜入調査する1泊2日のプチ旅行記。「旅の宿レポート」でも宿泊レポート公開中!

  
2日目 (2007年01月20日)
朝食バイキング

朝食もバイキング。パン、白かゆ、ソーセージ、ベーコン、豆腐、プライドポテト、鮭、鯖の味噌煮など、和洋のメニューが並ぶ。「あるある大辞典」騒ぎでスーパーから消えた納豆も登場。夕食と同じくソフトドリンクは無料。肉は入っていないが、朴葉みそも食べ放題。ただし、朝はソフトクリームは無い。とはいえ、予想外に充実に大満足!

朝食バイキング

朝食バイキング

今日の目的地は高山

下呂(9:45)→高山(10:50) 【バス】特急便(濃飛バス)

9時過ぎにチェックアウト。ちなみに、正午まで滞在することもできる。下呂駅までの送迎バスもあったが、歩くことにする。駅へ向かう途中にある飛騨川の橋を渡っていると、別館とは橋を挟んで反対側にある「彩朝楽本館」も見える。

今回宿泊した「下呂彩朝楽別館」

今回宿泊した「下呂彩朝楽別館」

橋を挟んで反対側にある「下呂彩朝楽本館」(奥の建物)

橋を挟んで反対側にある「下呂彩朝楽本館」(奥の建物)

今日の目的地は高山。18きっぷで行きたいところだが、高山本線の本数は極めて少ない。ということで、バイパスルートとして、バスを使うことにする。下呂駅から高山駅まで1010円。時間をお金で買ってみた!

白線流しのルーツを求めて…

1996年1月〜3月に放映されたドラマ「白線流し」。「白線流し」とは、卒業式の日に学生帽の白線とセーラー服のスカーフを結んで、川に流す行事のことだ。ドラマのロケは松本で行われたが、実は高山にある斐太高校で実際に行われている白線流しがドラマのモデルになったのだ。

松本のロケ地には幾度か訪れていたが、高山の本家白線流しの舞台を訪ねるのは初めて。高山駅から歩くこと、半時間程度。ようやくたどり着いた斐太高校は変哲もない普通のコンクリート造りの校舎だった。その校舎の前の川がまさしく白線流しの舞台だ。

今日は折りしもセンター試験日。斐太高校も試験会場になっているようで、入口には「試験関係者立入禁止」の看板が立っていた。ドラマが放映されていた当時、主人公達と同じようにセンター試験を受けていた。素朴な描写や同い年の主人公達が感じる価値観や想い。それゆえ、共感する場面が多く、今でも印象に残るドラマの一つだ。

斐太高校(当日はセンター試験の会場になっていた)

斐太高校(当日はセンター試験の会場になっていた)

元祖白線流しの舞台

元祖白線流しの舞台

小京都「高山」散策

陣屋近辺の古い町並みをブラブラと歩く。民芸品店や酒蔵が多い。朴葉みそと合わせ味噌をお土産に買う。スーパーで売っている市販品ではなく、高山のお味噌屋さんが作っているものだ。今回印象的だったのは、数年前の夏に訪れた時と比較すると、とてもひっそりとしていたこと。冬の高山は訪れる人が少ないのだろうか?

小京都「高山」の古い町並み

小京都「高山」の古い町並み

高山陣屋

高山陣屋

お肉屋さんのテイクアウトコーナーで飛騨牛の牛串を賞味。500円で少ししかないけど、とっても美味。これだけでは物足りないので、昼食は「甚五郎ラーメン(ご飯付)」(600円)。よくお土産物屋さんで見かける甚五郎ラーメンだが、味の方は…あまり好みでなかった。チャーシューはおいしかったんだけど…。

18きっぷで大阪を目指す!

高山(14:48)→美濃太田(17:19) 【JR普通】
美濃太田(17:36)→岐阜(18:17) 【JR普通】
岐阜(18:21)→米原(19:21) 【JR新快速】
以下省略

高山といえば、「さるぼぼ」。駅前のお土産物屋さんの前に居座る「さるぼぼ」に別れを告げ、ローカル列車で高山を去る。帰りはひたすら18きっぷの旅。爆睡していたからだろうか、大阪までの道のりはあまり遠く感じることなく、無事帰ってきた。

お土産物屋さんの看板娘?「ジャンボさるぼぼ」

お土産物屋さんの看板娘?「ジャンボさるぼぼ」

高山駅

高山駅

(おまけ)湯快リゾートの感想

全体的な感想としては、国民宿舎以上、休暇村未満といったところ。スタッフの対応は多少の疑問を持つ場面が多かった。サービスレベルの平準化ができていないようで、レベルの高い人と低い人が混在している感がある。

安いビジネスホテルよりは上だが、休暇村、(まともな)ホテルや旅館と比較すると、いま一歩といったところ。とはいえ、コストパフォーマンスは非常に高い。もう一度同じ宿というのは飽きが出てしまって、気が進まないが、湯快リゾートの他ホテルへは「是非」宿泊してみたいと思う。

「旅の宿レポート」でも「下呂彩朝楽別館」宿泊レポート公開中!

(終わり)


[旅行記に出てくる地域近辺の宿かも?]