出発6日前の話。
いつものように、疲れた体を引きずりながらの帰宅。旅行会社の前を通りかかると、ハウステンボスのパンフレットがふと目についた。その途端、頭の中が嵐のごとく回転し始めて、気が付けば一瞬でプランができあがっていた。
足早に帰宅して、JALのホームページで空席照会。クレジットカードのポイントで貯めた10000マイルが残っていたので、「おとも de マイル」で伊丹〜長崎を予約。復路は残り2席をギリギリゲット!
次はホテルの予約。これがなかなかの難関だ。1泊目(22日・金)はともかく、2泊目(23日・土)はクリスマスイブが重なる週末。1年に1度の恋人たちにとって特別な日。佐世保のホテルは軒並み満室。ギリギリまで色々な宿泊予約サイトのキャンセル待ちをねらって、何とか2日前に駅前の佐世保シティホテルを確保。こうして、出発の日を迎えた。
伊丹空港(定刻7:45)→長崎空港(9:05) 【JALエクスプレス】JEX 2371便 ※荷物積み込みで遅れ
早朝5時起床で伊丹空港へ。自動チェックイン機でチェックイン。そして、セキュリティゲートを通過して、16番ゲートへ。
伊丹空港7:45発のJEX2371便に搭乗する。機材はMD81。機内のデザインは、なんだか数十年前の飛行機のようなレトロな雰囲気が…。旧JAS機っぽい感じ。2+3列シートの3列シート窓側2席に座る。
定刻になったが、出発の気配なし。外を眺めていると、一度積み込んだ荷物を再び出している模様。アナウンスによると、荷物が多いために調整をしているのだとか…。客室乗務員がアメを配りだすが、一部のお客さんは少し殺気だっていた。
約20分遅れで離陸。神戸空港上空を通過した後、雲で視界が悪くなり、睡眠モード。長崎空港へは、定刻5分遅れで到着。
長崎空港(10:10)→ハウステンボス(11:00) 【高速船】安田産業汽船
長崎空港からハウステンボスへは、バスと船の2パターンのアプローチがある。幾度かハウステンボスを訪れているが、飛行機で訪れるのは2回目。ほとんどが18きっぷを使って、夜行列車でパークイン。前回飛行機で訪れた時はバスだったので、今回は船を使ってみることにする。
空港の案内板に沿って、高速船乗り場へ。しかし…、「どれだけ歩かせるねん!」と思ってしまうぐらい離れていた。動く歩道やエレベーターが整備されているが、重い荷物を持つ客や年寄りには優しくない。
ここから乗り場まで徒歩5〜10分程度
乗り場へ続くなが〜い動く歩道
ようやくたどり着いた乗り場の窓口で乗船券(1600円)を購入。バスより500円も高い。しかし、ハウステンボスの園内に直接アプローチできるというシチュエーションが受けてか、待合室は人で溢れている。
出航までの待ち時間、飛行機を眺める
長崎空港マリンターミナル桟橋
定刻10:10、88名乗りの「オーシャンライナー3号」は長崎空港を出航。ほぼ満席なので、少し窮屈で乗り心地が悪い。だけど、爆睡。
いよいよハウステンボスが近づくと、高速航行していた船は減速する。環境保護のため、速度を落とすのだとか…。そして、ほぼ定刻11:00にハウステンボスに着岸。
船から見たハウステンボス
「オーシャンライナー3号」
船でアプローチした場合、通常の入国ゲートではなく、パークのかなり奥に位置するマリンターミナル専用ゲートからの入国となる。入場券売り場に並ぶこともなく、「モーレンクラブ会員証」(3年間フリーパスポート)を見せて、、そのままパークイン。
一般的にテーマパークの食事は「高い」「まずい」「少ない」の三拍子が一般的。ハウステンボスは「まずい」という要素は比較的薄いが、決してリーズナブルな値段ではない。そこでおすすめなのが、入国ゲートの近くにある、ホテル日航ハウステンボス 1F「ラ ヴァンドル」のランチバイキング(税サ込み1575円)。
園内の下手なレストランで食べるより、おいしいものがたっぷり食べることができる。また、夜は色々なショーがあるので忙しい。お昼にお腹をいっぱいにしておいて、夜は軽く済ませるのがいい。ちなみに、一旦園外に出ないといけないが、入国ゲートで申告すれば、当日は再入園も可能だ。
バイキングのメニューは月替り。今月は、ローストチキン・シーフードオムライス・牛肉グラタン・ウコンカレー・サラダ・ジュースなどなど。ケーキなどのデザートも種類豊富。内容と値段を考えると、かなりコストパフォーマンスは高い。
入国ゲートから徒歩3分の「ホテル日航ハウステンボス」
「ラ ヴァンドル」のランチバイキング(1575円)
平日のせいか、園内の人はまばら。天気もいいし、のんびり、ゆったり〜。色んな場所に座って、ぼっーと景色を眺める。そして、いつの間にやら、お昼寝♪♪♪
ハウステンボスといえば、やっぱり風車
ホテル「アムステルダム」前のお気に入りの場所
冬季運休の観光丸だが、クリスマスや正月は運航
ひっそりとした街
ハウステンボスのシンボル「ドム・トールン」
気がつけば、夕方。キレイな夕日をカメラに収める。明日は晴れかな?
オレンジ広場の夕景もキレイだ
夜のハウステンボスはイベントが目白押し。まずは、17時40分からの「愛の点灯セレモニー」へ。火を使ったパフォーマンス、踊り、歌。そして、ショー最後の演出が見どころ。舞台の役者が振りかざすステックに合わせて、クリスマスツリーやドム・トールンのイルミネーションが点灯する。ショー自体は思っていたよりショボかったけど、最後の点灯の演出に感動。
「愛の点灯セレモニー」は建物壁面をスクリーンにした舞台
ライトアップされたドム・トールン
ライトアップされたドム・トールンを下から眺めているだけではもったいないので、エレベーターで上へ登る。
ドム・トールンの上から眺めた街並み
ライトアップされた風車
ハウステンボス→佐世保 【JR普通】
今日は早起きで眠いので、花火は明日のおたしみにして、早めにホテルへ戻ることにする。ハウステンボス駅から佐世保駅までJR普通列車で約20分。そして、佐世保駅前徒歩1分の「佐世保シティホテル」へチェックイン。
キレイな外観に反して、意外と築年数は多いらしい。内装は、その築年数を隠すために随所に手を施した後があるが、実際のところメンテされているので、ほとんど古さを感じさせない。部屋は最上階の14Fで非常に眺めが良かったが、タバコ臭さが残っていたのが少し残念。フロントの対応は、若干手馴れていない感じ。
また、宿泊予約サイトの口コミ情報では冷蔵庫のフリースペースが狭すぎるとの批判があったが、それに対応するため、セカンドのミニ冷蔵庫が完備されていた。客のニーズに誠実に応えているところは大変評価できる。
佐世保名物と言えば、佐世保バーガー。ということで、夕飯は佐世保バーガーに決定。今年の夏に行った「ヒカリ」は少し遠いので、ホテルからの徒歩圏内で探す。1軒目は「ビックマン」。ホテルから徒歩10分少し。店内は10人も座れば満席だが、ちょうど空いていたので、イートイン。この店のおすすめメニュー「ベーコンエッグバーガー」(400円)を注文。パンも、ミートも、すべてがアツアツ。この店の売りのベーコンは当然おいしいが、全体のバランスが絶妙に良い。
まだまだお腹に余裕があったので、2軒目「ラッキーズ」へハシゴ。1軒目のベタベタな雰囲気の「ビックマン」と違い、お店はマクドに近い洗練された雰囲気。レギュラーサイズのチーズバーガーを注文。レギュラーサイズと言えど、直径13センチの大型バーガー。お味の方は…
今までの食べ歩きを元に、マイ佐世保バーガーランキングをつけるとしたら、こんな感じ。
●第1位 ヒカリ
●第2位 ビックマン
●第3位 ブルースカイ
●第4位 ラッキーズ
お腹いっぱいになった後は、佐世保駅構内にあるスーパーでお酒とオヤツを調達して、ホテルへ戻った。
ホテルリソル佐世保
(857-0862 長崎県佐世保市白南風町8ー17)佐世保を拠点とした観光やビジネスに最適!朝食は4種類からお選びいただけます♪