のんびり、ゆったり、久米島旅行記

仕事が忙しくて、ふと南の島が恋しくなった。本当はヨロン島に行く予定だったが、あいにく満席。そんなとき、パンフレットでふと目についた島。のんぴり、ゆったり旅行をテーマにしたちょっとマイナーな久米島への旅行記。

  
4日目 (2006年02月07日)
久米島時間で運行する久米島のバス

久米アイランド→久米島空港 【バス】

レストランで朝食バイキング。久米島最後の朝食だ。三日連続でバイキングだったが、日替わりメニューが少しずつあって、良かった。今日のおすすめは、島豆腐の冷奴だった。

朝食を食べた後、久米島を名残惜しみつつ、最後の海岸散歩。あいにく、どんより天気。まるで、久米島から離れたくない気持ちを空が代弁しているようだ。

久米島ともお別れ

久米島ともお別れ

全日空系のイーフビーチホテル

全日空系のイーフビーチホテル

チェックアウトを済ませ、ホテル玄関前のバス停の時刻表を確認してみると、バスの中でもらった時刻表(こちらが正)とバス停の時刻表(こちらが誤)がどうも違うようだ…。数時間に一本しかないのに、乗り遅れたらどーするだよ(T_T)。さらに、時間どおりに来なかったりして、ヒヤヒヤしながら待つ。さすが、久米島標準時間。

久米島とお別れ

久米島空港(11:25頃)→那覇空港 【RAC 878便】

11:05発のRAC(琉球エアコミューター) 878便で那覇へ向かう。機材はDHC8-100。40人程度の小型プロペラ機だ。搭乗はボーディングブリッジではなく、地上から階段で搭乗する。

折返便遅れのため、20分程度遅れて離陸。小型飛行機の上に、強風のために、那覇空港着陸時はかなり不安定で怖かった。

DHC8-100

DHC8-100

牧志公設市場とやちむん通り

那覇空港→牧志 【ゆいレール】
牧志→国際通り→公設市場→やちむん通り→牧志 【徒歩】

17:20発の伊丹行の便までの約5時間、プチ那覇観光をして時間を潰す。ゆいレール一日乗車券(600円)を購入して、牧志へ。

まずは、奥さんが行ったことが無いという、国際通りの近くにある「牧志公設市場」へ。相変わらず、豚の顔とか、熱帯魚の刺身とか、微妙な食材が並んでいる。昔来た時はあまり思わなかったが、市場の店のおばちゃんが妙にねばっこくなったというか、観光客に媚びるようになったというか…。あまりにも観光客ねらいのおばちゃんがうっとしいし、二階の食堂もあまりおいしかった記憶がないので、さっさと退散する。

昼ごはんは、商店街の小さなスーパの片隅にあるお肉屋さんの立食いソーキそば。激安の280円。ボリュームはほどよく、ソーキは肉屋さんだけあって、おいしい。

食後は、ガイドブックで幾度と無く目にしていて気になっていた「やちむん通り」へ。簡単にいえば、沖縄流陶芸窯元の集まりといったところ。石畳の風情ある…がウリであるが、そもそも陶器にも興味が無く、さっさと退散。

風情ある「やちむん通り」

風情ある「やちむん通り」

DFSギャラリア

牧志→おもろまち 【ゆいレール】

ゆいレールでおもろまちへ移動して、駅前のDFSギャラリアへ。いわゆる免税店。沖縄県外へ出県する場合に限って、免税価格で購入できる。購入する際に航空券を見せて購入し、商品は空港のセキュリティゲート内カウンターで受け取る。沖縄振興策の一つだとは思うけど、何とも変な制度だ。ところで、船で出県する場合も行けるんだろうか???

奥さんの「買って、買って!」攻撃を何とかかわしつつ、飲食コーナーへ逃げ込む。入口で強制的に専用のクレジットカードを渡される。飲食の精算はこのカードでOK。最後に出口のレジで利用した分だけ支払うシステム。さすが、DFS。なんか食べ物もブランド価格?! 何も食べ無くても、出口のレジでチェックは受けなくてはいけない。

DFSギャラリア

DFSギャラリア

ジモティーショッピング

おもろまち→美栄橋美栄橋 【ゆいレール】
美栄橋→小禄 【ゆいレール】
小禄→那覇空港 【ゆいれーる】

そして、ゆいレールで美栄橋へ移動。歩いて10分ほどの「とまりん」に行ってみる。特に何があるというわけでもないが、離島航路の基地となっている「とまりん」を一度見てみたかったからだ。久米島への船もここから出ている。飛行機だと30分弱だが、船便だと3〜4時間かかるらしい。

最後のスポットへ目指すべく、小禄へ移動。観光スポットがあるわけでない。目的は駅前にあるマックスバリュー。沖縄食材を色々と買い込むためだ。タコライスの素は、国際通りの半額。観光客向け価格ではなく、ジモティー向けの価格設定が魅力的。ついでに、久米仙を家で飲むために、食器コーナーで琉球ガラスのコップを買う。

「クラスJ」で那覇から伊丹へ

那覇空港(17:20)→伊丹空港(19:10) 【JAL2081便】

ゆいレールで那覇空港に戻り、いよいよ沖縄ともお別れ。

那覇空港

那覇空港

今回の旅、最後の贅沢ということで、クラスJへ1000円払ってアップグレードする。今回の運賃はIITだったが、当日空席があれば、変更できる。機材はB44、指定された座席は一番先頭から2列目。こんな前の席に座ったのは初めて。後方のエンジンからかなり離れているためか、とても静か。

座席はJRのグリーン車(四国とか北海道レベル)と普通車の中間といったところ。客層は、ほとんどがビジネスマン風のおっちゃんばっかり。奥さん期待のクラスJならではのこだわりお菓子は、おせんべい。おいしいことはおいしいんだけど、洋菓子を期待していた奥さんはガッカリ。

1000円の価値があったかといえば、微妙なところ。今回のような長距離路線はともかく、大阪-東京のような短距離路線ならば、普通席で十分かと思う。

大阪は寒い・・・

伊丹に無事到着。やっぱり大阪は寒い。

ヨロンに行く予定が久米島になってしまったが、とてもまったり楽しい時間を過ごすことがてきた。むしろ、新たな離島を体験できて、新鮮味あふれるものとなった。ヨロン島と同様、何か分からないけど、とても魅力ある島だった。

次に沖縄を訪れるときは、ヨロンか久米島への再訪か、はたまた新しい離島を求めるか、とても大きい悩みだ。

(終わり)


[旅行記に出てくる地域近辺の宿かも?]