のんびり、ゆったり、久米島旅行記

仕事が忙しくて、ふと南の島が恋しくなった。本当はヨロン島に行く予定だったが、あいにく満席。そんなとき、パンフレットでふと目についた島。のんぴり、ゆったり旅行をテーマにしたちょっとマイナーな久米島への旅行記。

  
1日目 (2006年02月04日)
ホントはヨロン島に行きたかった…

与論島・・・沖縄本島最北端にある辺土岬からも天候がよければ見ることができる島だが、鹿児島県に属する。すごく小さな島でレンタサイクルでも半日あれば十分に回ることのできる島だ。

昨年の秋頃から急に仕事が忙しくなって、それでもなおまだまだ仕事が落ち着かなくて、体力よりも精神的に限界を感じていた。

学生生活最後に行った、ヨロン島。島のノンビリとした時の流れにすごく惹き付けられた。そして、今の奥さんと付き合ってからも一度訪れて、ますますその魅力の虜になった。そんなヨロン島へ再び訪れて見たくなった。

ヨロン島はジェット機の着陸が出来ないため、JALグループのRAC(琉球エアコミューター)などがプロペラ機を中心に就航している。日本旅行やJTBが販売している商品よりも、JAL系旅行会社が販売しているツアー商品がお買い得だ。特に、「ふらり」は格安でおすすめ商品である。

2〜3の旅行会社にあたってみたが、軒並みヨロンへ行くツアーは満席。ホテルの一部日程が取れないだとか、伊丹〜那覇間が取れないだとか、那覇〜与論が取れないだかと、エアーとランドが一気に揃ってくれない。

「もうダメだ!」と今回の旅行をあきらめかけた時、パンフレットに掲載されたヨロンツアーの上に書いてある島が目に付いた。それが久米島だった。こちらは、那覇からの就航便数が多いこともあり、無事希望日和を確保することができる。何がナンダか良く分からない島だけど、「行ってみるか!」ということで、勢いで予約をした。

商品はJALツアーズ「ふらり」。リゾートホテル久米アイランド(3泊)+往復航空券[伊丹〜那覇・那覇〜久米島]、2名1室で1名あたり41800円。なかなかお買い得なプランだ。

JAL便で伊丹から那覇へ

伊丹空港(9:10)→那覇空港(11:25) 【JAL2081便】

いつも会社へ出勤する時間よりも少し早く家を出て、阪急電車とモノレールを乗り継いで、伊丹空港へ。

窓口で那覇までの搭乗券と那覇から久米島までの搭乗券を引き換える。あいにく、窓側の席は満席だったが、ちょっとごねたら、2階席(機材はB44)の非常口席を割り当ててくれた。ふと隣の窓口の老夫婦の搭乗券を見ると、目的地は同じ久米島。向こうは、高級ブランド「JAL STAGE」。こっちは貧乏人ブランド「ふらり」。この先、どんな待遇の差が待ち受けているのだろうか?

非常口座席は、スッチーのおねえさんと対面して座るのは有名。初めての非常座席はやっぱりちょっと照れくさいもんだ。奥さんも同じことを言う。そうして、最近事故多発でちょっと不安なJAL機は無事飛び立った。

伊丹空港にて

伊丹空港にて

A&Wのハンバーガーで昼食

那覇空港(12:35)→久米島空港(13:10) 【JTA211便】

那覇での乗換時間は、1時間ちょっと。一度セキュリティゲートを出て、那覇空港のターミナルビル内にある、A&Wで昼食。沖縄にしかないハンバーガー屋さんで、ちょっと高めだけど、ついつい立ち寄ってしまう。窓側の席をぶんどって、ポケモンジャンボを眺めながら食べる。

A&Wの特等席から

A&Wの特等席から

ゆっくりする時間も無く、再びセキュリティチェックを受けて、久米島行きの搭乗口へ。奥さんが直前にトイレへ行ったので、ギリギリ何とか搭乗。ドキドキした。

機材はB3。離島路線にしては、比較的大きめの機材だ。

実は、これが人生初のJTAフライト。結局のところ、JALと何ら変わりはないんだが、唯一違うところといえば、機内誌がJTAオリジナルのものだった。30分程度のフライトなので、ドリンクは出なくて、アメのみ。

どよーんとした天気の中、久米島空港へ無事ランディング!

久米島上陸

久米島空港→久米アイランド 【バス】

ジェット機が就航できるだけあって、比較的大きな空港だ。また、海に面した空港だけに、晴れていれば、すごく絵になるに違いない。

いたるところに、楽天、楽天、楽天・・・。空港の中から楽天ムード一色。そぅ、久米島は楽天のキャンプ地で、今がまさにキャンプ真っ只中。のんびり、ゆったりを求めて、離島を訪れているのに、マスコミ関係者がウロウロしていそうで、ちょっとヘコム。

町営バスに30分ほど揺られ、久米島を横断して、今宵の宿、「リゾートホテル久米アイランド」へ到着。道中の道沿いも当然のことながら、楽天のノボリが立ち並んでいた。

リゾートホテル久米アイランドホテル

歓迎「楽天イーグルズ」!

嫌な予感はしていたのが、やっぱりか。どうやら見事に楽天ご一行様の宿泊ホテルを選んでしまったようだ。プレス関係者がロビーのテーブルを占領して、パソコンに向かっている。なんだか、ヘコム。

以前は、「ホテル日航久米アイランド」だったが、JALグループが撤退したのだろうか、ホテルの名前が変わってしまったが、久米島ではANA系のイーフビーチホテルと並ぶ、二大リゾートホテルだ。建物は若干くたびれ気味なのは隠せないが、それなりの基本的な部分はしっかりしている。

フロントでチェックイン。カギを渡されて、辿りついた部屋は屋外の渡り廊下のドンツキから二つ目の部屋だった。いわゆる、サウスウイングと呼ばれる棟だ。横なぐりの暴風雨をくらえば、間違いなく、びしょぬれだ。

おまけに、荷物は運んでくれるわけでなく、自分で運ばされた。不思議なのは、別の夫婦は部屋まで案内されていた。きっと「ふらり」のせいだ。「JAL STAGE」ならば、きっとフロントから近い部屋で荷物を部屋に運んでもらえたに違いない(一部、被害妄想含む)。

サウスウイング他、ノースタワーなど4棟ある

サウスウイング他、ノースタワーなど4棟ある

気が遠くなるほど長い部屋までの廊下

気が遠くなるほど長い部屋までの廊下

ホテル周辺をお散歩♪

島に来たら、まずは島歩き。身長の倍はあろうかというサトウキビ畑に囲まれた道を歩くこと、20分。田舎の見方、Aコープを発見する。

ざわわ〜ざわわ〜ざわわ〜♪

ざわわ〜ざわわ〜ざわわ〜♪

大阪のわしたショップで高く売っている食材などがすごく安い。モノによっては、1/3程度だ。SPAM、もずく、沖縄そばのラ王などを買い込む。

Aコープで買ったサーダアンダキーを頬ばりながら、さらに周辺散策。ポツリポツリしてきたので、海辺で雨宿りした後、ホテルへ戻った。今日は、結局6キロぐらい歩いた。

残念ながら、どんより天気

残念ながら、どんより天気

夕食は焼肉バイキング♪

ホテルのすぐ前にホテル直営の「南島焼肉園」という店があり、お手ごろ価格(1500円)の焼肉バイキングを夕食にする。

19時半まではオリオンビールの生中(250円)にひかれて、二杯ほど飲む。一方、奥さんは初めて食べた海ふどうに感動。後にお土産物屋さんでみると、80グラム 500円程度。けっこう高級なんだと、びっくりした。奥さんはてんこもりにして食べていたけど、きっと食べ方、間違ってるぞ!

めちゃくちゃおいしくてたまらない!ってわけでは無かったが、どうも冷凍モノではないようで、素でおいしい!という感じ。特に、沖縄だけあって、豚肉がおいしく感じた。

あと、店員さんがとても気さくで感じが良かった。二人で写真を撮ってもらったり、とっても楽しい南国の夕食のひとときを過ごすことができて、大満足だった。

ビニールハウスみたいな「南島焼肉園」

ビニールハウスみたいな「南島焼肉園」

食後に行った、島に一つしかない全国系コンビニ「スパー」(そもそも、スパー自体が全国系と呼べるか疑問だが…)は大混雑。楽天関係者(選手含むと思われる)がたくさんいたけど、ぶっちゃけ野球に興味がないので、分からない。

そして、夜の海辺をちょっとお散歩して、明日は晴れることを祈って、眠りについた。

今宵の宿情報

ウォーターマークホテル沖縄 久米アイランド

(901-3112 沖縄県島尻郡久米島町字真我里411)

久米島最大のホテルが改装し、リブランドオープン!全142室、ロビーやエントランスも刷新。広大なガーデンとプールを備え、新たなリゾート体験を。★日本の渚百景「イーフビーチ」まで徒歩1分!


今回泊まった部屋:  ツイン (朝食付)
今回の宿泊費(1人あたり):  不明 
じゃらん 評価: 4.3  (37件の口コミ)
楽天トラベル  評価: 4.02  (227件の口コミ)
・Trips管理人 評価: 3.5  (管理人提供宿泊レポート)

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