タコづくし!「休暇村 大久野島」旅行記

仕事で疲れ気味。アクティブな旅よりも温泉に入って、グルメな旅がいい。そんなわけで、ちょっと奮発して、休暇村 大久野島のタコづくしの旅に出た、1泊2日の旅行記。

  
1日目 (2006年01月07日)
ちょっと豪勢にタコづくしの旅

18きっぷが4枚余っている。いつもならば、夜行列車を使って、アクティブな旅となるわけだが、どうも最近の忙しさで疲れ気味。おまけに、寒くなると、いまいち調子が出ない。

そういうわけで、ノンピリとできる場所、温泉に入って、おいしいモノを食べて…。そうして選ばれたのが、休暇村 大久野島。いつもならば、夕食は一番安いコースを注文するのだが、今回は奮発して、「芸南の蛸づくし」を注文。一泊二日 11500円也。出発三日前に勢いでネット予約。

こうして、いつもとは違った、ちょっと贅沢な旅行に奥さんとの一泊二日の旅に出た。

18きっぷ、山陽本線の旅

大阪→相生 【JR 新快速】
相生→糸崎(赤穂線経由) 【JR 普通】
糸崎→三原 【JR 普通】
三原→忠海 【JR 瀬戸内マリンビュー】

朝の7時過ぎに家を出て、相生・糸崎と乗り継ぎ、三原へ。

三原駅構内のコンビニでお弁当を買って、リゾート列車「瀬戸内マリンビュー」に乗り換える。1両は指定席、1両は自由席。今回は自由席だったが、指定席と違って、自由席は至って普通の内装。マリンビューに乗車するならば、指定席でないと意味がなさそう。

アヲハタジャム工場見学&ジャム作り体験

忠海駅の待合室でコンビニ弁当を食べて、忠海の街歩き。とても懐かしい佇まいの街並みが続く。待ち歩きの後は、駅から徒歩5分ぐらいの場所にあるアヲハタジャム工場へ。

忠海駅

忠海駅

パン好きの奥さんの強い要望もあって、今回はジャム作り体験を申し込んでいた。本来は5名以上でないと開催してもらえないのだが、大阪から行くと伝えると、2名だけでも体験をさせてくれることとなり、マンツーマンのジャム作り体験だ。電車の時刻を調べてくれたり、とても親切な対応だった。

いよいよ、ジャム作り。ジャムは三種類から選ぶことが出来て、今回はブルーベリージャム。1キロのブルーベリーに対して、同量の砂糖を投入。ジャムって、すごい砂糖が入っているんだと知って、ちょっとヘコむ。

糖度計を使いながら煮込み、1時間ほどで瓶詰め。高熱殺菌、冷却処理をしてもらっている間に、工場見学へ行く。一番スゴイと思ったのが、トイレの衛生管理。きちんと手洗いと消毒をしないと、個室の自動ドアも開かないし、トイレからも出れない仕組みになっている。

お土産は、1人あたり、自分で作ったジャム4瓶+製品1瓶。持って帰るのも重いし、賞味期限(1年間)のノルマはなかなか過酷だ。だけど、これだけのお土産付きで1人500円。スタッフの人もとっても親切なおばちゃんでとても楽しかった。

アヲハタジャム工場

アヲハタジャム工場

毒ガスの島「休暇村 大久野島」

忠海港→大久野島 【休暇村 船】

工場から徒歩3分ぐらい歩いたところにある忠海港から大久野島へ渡る船に乗船する。10分程度のちょっとした船旅だ。

忠海港のキップ売り場(味がある建物だ)

忠海港のキップ売り場(味がある建物だ)

休暇村へ渡る船(奥に見えているのが大久野島)

休暇村へ渡る船(奥に見えているのが大久野島)

船を下りると、休暇村の送迎バスが待ち受けていて、さらに5分ほどで本館に到着。

休暇村本館に到着

休暇村本館に到着

大久野島は戦時中は毒ガス製造の島で、軍事機密を守るために、地図にも載っていなかった期間があったのだと言う。島には、その名残を残す建造物が色々と残っている。現在では、島まるごとが休暇村となっていて、野生のウサギ300羽がノンビリと過ごす平和な島になっている。

到着するやいなや、まずはお散歩。そして、ウサちゃんに遊んでもらう。

まるこいウサちゃん

まるこいウサちゃん

瀬戸内の夕景

瀬戸内の夕景

温泉に入った後は、楽しみにしていた、タコづくしの晩ごはん。タコワサ、炒め煮、タコの吸い物、造り、タコつみれの豆乳鍋、タコのもろみ焼、タコの柔らか煮、タコの唐揚げ、茶碗蒸し(さすがにタコじゃない)、タコめしと続く。タコ、タコ、タコ・・・。これぞ、タコづくし。

これだけあるタコづくしの中で、唐揚げと柔らか煮が個人的にはホームラン。それにしても、ボリュームが多すぎる。お年寄りは結構残している人が多かった。しかし、伊達に歳をとっているだけではない。お皿ごと部屋へ持って帰るおばあさんを目撃してしまった。

タコのもろみ焼

タコのもろみ焼

温泉で湯あたり気味〜。疲れがどっと押し寄せてきたので、テレビを見た後、眠りに付いてしまった。


[旅行記に出てくる地域近辺の宿かも?]