高速バスで行く東京ディズニーリゾート節約旅行記

大自然もいいけど、たまには人の手によって造られた夢の世界にも行きたくなるもの。往路は夜行バス、復路は昼間の高速バスで移動。そして、ビジネスホテルに3連泊。今回の旅は、大阪から1人35000円で、ディズニーリゾートを丸々3日間満喫した、4泊5日の節約旅行記。

  
5日目 (2009年11月24日)
新聞を読みながら、ゆったりとした朝食タイム♪

早起きが続いていたので、今日は少し遅めの8時過ぎに起きる。

今日は東京から大阪へひたすら帰るだけ。8時半過ぎに、2階の朝食コーナーへ。昨日、一昨日はゆっくりできなかったので、今日は無料の新聞を読みながら、まったりと朝食タイム。

このホテルのパンはとってもおいしいんだけど、3日間連続で同じ3種類のパンだったのが、ちょっと残念。とはいえ、パイナップルデニッシュはかなり最高だ。ちなみに、パイナップルデニュシュは期間限定だそうで、一定期間毎に変わるようだ。ちなみに、パイナップルデニュシュの前は、あんこバーだったらしい。

3日とも全くメニューは同じだった

3日とも全くメニューは同じだった

大都会のオアシス「皇居」

10時前、3泊お世話になったホテルをチェックアウト。

ホテル近辺はビジネス街でサラリーマンが多い

ホテル近辺はビジネス街でサラリーマンが多い

3泊お世話になった「京王プレッソイン茅場町」

3泊お世話になった「京王プレッソイン茅場町」

茅場町から東京駅までは徒歩圏内。20分ほどかけて、ゆっくりと東京駅を目指す。八重洲口にある「JRハイウェイバスきっぷ売り場」横のコインロッカーに荷物を預け、東京駅散策♪

東京駅JRハイウェイバスきっぷ売り場

東京駅JRハイウェイバスきっぷ売り場

手ぶらになって身軽になったので、まずは八重洲口の地下にある「東京一番街」にある「東京キャラクターストリート」へ。「東京キャラクターストリート」は、各TV局やスヌーピーなどのショップが並んでいて、ブラブラしているだけでも、とって楽しい♪

時間もないので、そこそこにして、八重洲口から反対側の丸の内口へ出てみる。丸の内口から5分も歩くと、大都会東京にしては、自然いっぱいな広大な景色が広がっている。

それはまさしく、テレビでよくみる「皇居」。大きなビルがそびえたつ東京駅から僅かな距離にある皇居。本当にしっとりとした環境でまさしく「都会のオアシス」。お堀の周りをランニングする人たち、ベンチでまったりとする老夫婦、大都会と思えない空間にビックリ。そして、ホームレスのおじさん。なんだか日本の縮図のような場所なのかもしれない…。

皇居と東京駅は見える距離

皇居と東京駅は見える距離

都会とは思えない広大な光景だ!

都会とは思えない広大な光景だ!

もっと奥の方までブラブラして回りたいが、バスの中で食べる昼ご飯も調達しないといけないので、入口のところで引き返す。

近くにはテレビドラマでよく見る「警視庁」

近くにはテレビドラマでよく見る「警視庁」

丸ピルと大丸デパ地下でお昼ごはんを調達

バスの発車時刻が迫ってきたので、早くお昼ごはんを調達せねば!

そこで、立ち寄った場所が大阪のマルビルならぬ、東京の「丸ビル」。ビジネス街の顔を持つ丸ビルの地下には、お惣菜屋さんがたくさんあり、ビジネスマンのランチ用のお弁当がいっぱい売られている。

奥さんは、その中から「手作りメンチカツ弁当」(650円)を買う。僕はピンとくるものがなかったので、八重洲口の大丸地下で「鮭西京とみつせ鶏弁当」(850円)を買う。

東京〜大阪 8時間に渡る昼行高速バスの旅

東京駅八重洲口(12:20)→京都駅烏丸口(20:35) 【バス】西日本JRバス「東海道昼特急京都3号」

コインロッカーの荷物を取り出し、バス乗り場へ。バス乗り場からは、大阪・名古屋はもちろん、その他方面へのバスが次々と出発していく。

僕たちが乗るバスは、12:20発「東海道昼特急京都3号」京都駅行きだ。時刻表によると、京都駅に到着するのは20:25。つまり、8時間強のバス旅だ。

出発10分前に入ってきたバスは、西日本JRバス所属の2階建ダブルデッカーバスだ。初日に大阪から東京まで乗ってきた、夜行バス「ドリーム号」と同じタイプのバス。3列シートでプランケットやスリッパも付いている。東京駅では4割程度の埋まり具合で女性客の割合が多く、外国人グループも乗っている。

次から次へとバスが発車していく

次から次へとバスが発車していく

12:20発「東海道昼特急京都3号」京都駅行き

12:20発「東海道昼特急京都3号」京都駅行き

ドリーム号と同じシート&備品

ドリーム号と同じシート&備品

夜行便と違い、昼行便はカーテンが開いているので、とっても眺めがいい。さきほど皇居から見た警視庁をはじめ、テレビでよく見る最高裁や国会議事堂など、プチ東京観光気分。

乗客が少ないうちに、お弁当を開け、ランチタイム。狭い空間だけに、雰囲気的にはちょっと食べづらい感じもある。

奥さんが選んだ「手作りメンチカツ弁当」(650円)

奥さんが選んだ「手作りメンチカツ弁当」(650円)

僕が選んだ「鮭西京とみつせ鶏弁当」(850円)

僕が選んだ「鮭西京とみつせ鶏弁当」(850円)

ダラダラした時間が昼行高速バスの過ごし方

次の新宿駅で乗客を乗せた後も、各停留所で少しずつ乗客を乗せていく。神奈川に差し掛かる頃には、ディスニーで歩きまわった疲れで、夢の世界へ。基本的に単調な高速道路では、眠気に襲われるのだ。周りを見渡しても、ほとんどの人が夢の世界。

こんなダラダラな時間の過ごし方が昼行高速バスの実態なのだ。

とっても広い「足柄サービスエリア」

14時半過ぎ、一回目の休憩スポット「足柄サービスエリア」に到着。ここで20分弱の休憩タイム。

最近のサービスエリアはとても充実しているようで、かなり広い。ここで何か食べたいところだが、ずっーとバスに揺られ続け、寝てばかりで動いていない。そんなわけで、食欲もなく、店を冷やかす程度にしておく。

東館と西館に別れている足柄SA

東館と西館に別れている足柄SA

足柄サービスエリアを出発すると、テレビでよく耳にする「御殿場プレミアム・アウトレット」が見える。西へ進むにしたがって、天気が悪くなり、残念ながら富士山はうっすら見える程度だった。

浜名湖サービスエリアで「みかんソフトクリーム」

気づけば、またまた夢の世界。目覚めると、JR関東バス東京支店三ケ日営業所にバスは停まっていた。ここで運転手が交替となる。

そして、三ケ日営業所を出てすぐ、浜名湖サービスエリアに到着。3時もとっくにすぎているので、そろそろおやつタイム。そんなわけで、「みかんソフトクリーム」(300円)を食べる。

後から気づいたのだが、浜名湖サービスエリア名物のソフトコルネを食べ忘れてしまった…。アイスの乗ったあったかコルネでメディアにも取り上げられることが多い名物メニューだ。

こじんまりとした「甲南パーキングエリア」

豊田付近で渋滞に巻き込まれ、少し遅れ気味になる。バスが伊勢湾道に入ると、雨がポツポツとしてくる。高速道路からは、長島スパーランドやアウトレットが見える。

そして、最後の休憩スポット「甲南パーキングエリア」に到着。サービスエリアではないので、すごくこじんまり。時間も遅く、ちょっとした土産物コーナーが開いているだけだった。

定刻よりも約10分遅れ、京都駅烏丸口へバスは到着し、8時間のバス旅を終えた(20:35着)。

[エピローグ]夢の世界から覚めて・・・

さてさて、8時間のバス旅を終えて、ちょっと酔ったのか、胃もたれ気味。晩御飯は、あっさりとした回転寿司で済ませた。

高速ハスは、予想以上に快適だった。今回は夜行+昼行バスで、往復で約17000円。多少体力は必要だが、往復新幹線と比較して、約9000円弱も節約できることを考えると、十分なコストパフォーマンスだ。

また、今回は、東京ディズニーリゾートの集客力や魅力を再認識した旅だった。特に、ディズニーシーはオープン間もない2002年以来だったが、今回改めて「大人のリゾート」としての確立を着実に進めていることを実感した。

やはりディズニーには、「もう一度行きたい!」と思わせる魔力があるのだ!

(終わり)


[旅行記に出てくる地域近辺の宿かも?]