トマム ザ・タワー by 星野リゾート
(079-2204 北海道勇払郡占冠村中トマム)四季折々の様々なロケーションとその土地ならではの体験を旅の思い出にする趣向凝らした設えでのおもてなし
宿泊料金: 1泊あたり 12900円/人〜
【宿泊データ】
宿泊年月: 2007年 8月
部屋タイプ: ツイン
宿泊料金(1人あたり): 13000〜13499円
夕食付き 朝食付き
利用予約サイト: 楽天トラベル
アルファリゾートトマム内にある全室スイートルームのホテル。
リゾート内にはいくつかのホテルがあるが、夏季に運営されているのは、タワー(カジュアル向け)とガレリアスイート(高級志向&今回宿泊した方)のみ。冬場のスキーシーズンにはヴィラスポルトというホテルもオープンされる。その他にもホテルはあるが、ずっと閉鎖の模様。これには、経営破たんした経緯があるよう。
敷地内は想像していたよりもかなり広大で、ガレリアからVIZスパハウスまでは歩いて30〜40分といったところ。おまけに山の斜面を開拓して作っているので、少し道を迷えば、林の中へ。ちょっとした遭難気分。微妙に細かいところには手が行き届いていない模様で、少し道を外れると草がボーボーの中を歩かなければならない。まさしく、破綻した高原リゾートといった感じ。
今回は「楽天トラベル」の早いもの勝ちプラン。1泊2食付 VIZスパハウス1日券付で、1人13000円(税サ込)。約1ヶ月前に予約したが、2週間前にはこんな安いプランは消えており、同じ値段で食事なしであったり、ランクの低いタワーホテルの2食付しか予約できないような格安価格。
トマム駅からの送迎バスは札幌方面からの下り列車は全便接続。釧路方面からの上り列車は下車後、ホームにある「プラットルーム」にある内線電話(なぜか内線)に電話して依頼すると送迎バスがやってくる。ホテルからトマム駅については、各列車に接続しており、各ホテルの出発時刻が決まっているが、30〜60分前にフロントか係員に予約する必要がある。
ハウステンボスと同じく、全般的にアジア系の客が多い。もちろん、団体客も含めて。
今回の部屋はスイートタワー28F。安いプランにも関わらず、ほとんど最上階(客室があるのは29Fか30Fまで)がアサインされた。1フロアに4室あるうちの山側の部屋だったのは、やはり安いせいか。今回ははっきりとした雲海はでなかったが、本当にうっすらとした雲海は28Fから望むことができた。
内装は宿泊予約サイトの書きこみにあったとおり、若干のくたびれはあるものの、それほど気にならない程度。トイレはウォシュレット付きに加えて、センサーによるフタの自動開閉。にもかかわらず、なぜか水洗はセンサーではなく、手動操作。ベットは2名宿泊にもかかわらず、3台用意。リビングスペースのソファも十分に広く、テレビはリビングと寝室に各1台(ただし、ブラウン管)。
そして、なんと言っても、ウリである各室に完備されたジャクジー。意外とお湯を入れるのは時間がかかる。あと注意すべき点として、窓から向かいにあるタワーを見ていると、ジャクジーが丸見え。ブラインドをきっちり閉めておかないと、ちょっと恥ずかしい思いをしそう。ちなみに、サウナも各部屋に完備。そして、洗面台は2つと豪勢。
ジャクジー、サウナのポイントは高いが、洗い場としてはシャワーブースのみ。シャワーも上部の固定式なので、子供だけではなく、大人も使いづらい。
1Fにあるサロン「はまなす」は宿泊客が自由に過ごせるフリースペース。24時間、コーヒー・紅茶を無料でセルフサービス提供。その他、新聞が何紙かあり、インターネットができるパソコンも1台ある。
売店(コンビニ)はタワーとガレリアそれぞれにあるが、タワーの方が充実している。タワーの方にはおにぎり、お弁当、カップラーメンも販売されており、ミニコンビニといったところ。ただし、お弁当は早々に売り切れていた。夕食を安上りに済ませたい人にはうってつけ。ロビーについても、やはりタワーの方がカジュアルな感じでザワザワしている。
夕食はパフォーマンス重視の「祭りや」と、ゆっくり食事ができそうな「ウォーターサイドカフェ」のハーフバイキングを迷った末に、「ウォーターサイドカフェ」を予約。VIZスパハウスのプルーサイドの一角にあるレストラン。温水プールにあるレストランなので、ちょっと暑いが、短パン&サンダルでいけば、雰囲気もあってちょうどいい感じ。店員の対応はバイトっぽい雰囲気もあるが、とても気さくで対応は良かった。メニューは、まずはパーティープレート(前菜)。茶碗蒸し、キッシュ、スープなどがワンプレートで2人分出てくる。予想以上にボリュームは微妙なところ。あとのメインメニューはバイキング方式。メニューは、ローストビーフ、タラバカニ、魚、シーフードピラフ、ナスとポテトのグラタン。メニューはこれだけで非常に少ないが、質がいずれも高い。分厚いローストビーフに、シーフードたっぷりのピラフ。タラバガニも北海道ではあまり食べたことがないので、良く分からないが、関西のホテルバイキングで食べるものと比べれば、雲泥の差。肉厚たっぷり。カニぎらいだった奥さんがカニ好きになってしまうほどだった。
最後のメニューがシフォンケーキ&フルーツ。そして、コーヒーまたは紅茶。最後のシフォンケーキはちょっとした演出付き。「祭りや」とどっちが良かったか今でも分からないが、こっちもなかなか悪くはない。ただし、今回は夕食券で食事をしたが、定価4200円で考えると、ちょっと微妙かもしれない。
ちなみに、飲食店が集まるフォレスタモールはほとんど廃墟状態。シーズンは色々な店がオープンするようだが、少しシーズンを外れた今回はあまりオープンしている店がなく、時間帯によってはちょっと不気味な感じだった。
朝食は色々と迷った末、天気もよいので「アウトドアカフェ」へ。ガレリアからバスでリゾートセンターまで移動。雲海テラスへのゴンドラ乗り場の下の芝生の広場でオープンするカフェ。ウッドハウスにバイキングコーナーから好きなものを選んで、木の机とイスで食べる爽やかな朝食。ただし、頭の良いカラスが食料をねらっているので、席は無人にしないように注意される。
メニューは、サラダ、パン(クロワッサン、チョコクロワッサン、雑穀のパン、カンパニュ)、オムレツ、スープ、牛乳、ジュース。横の炭焼きコーナーでは、ソーセージ・とうもろこし、じゃがいもをその場で焼いてくれる。なんといっても、ソーセージが絶品だった。せっかくトマムに来たからには、ガレリアの最上階にある「雪花」のバイキングもいいが、森の自然の中で食べる朝食がオススメ。
総じて言えば、今回のプランはとてもコストパフォーマンスが良かったこともあるが、もう一度是非宿泊してみたいホテル。都心のホテルで考えれば、こんな値段では泊まれない。従業員の対応も全般的によく(最高にいいとはいえないが…)、苦境の中で創意工夫して頑張っているのところが見られ、常に変化を図っているようだ。今後の変化も含め、注目していきたいホテルリゾートの一つだ。
JTB 言わずと知れた、大手旅行会社JTBのサイト。 |
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近畿日本ツーリスト 全国的に網羅されているが、伊勢志摩方面は特に強い傾向がある。 |
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日本旅行 宿泊プランの利用もできるが、JR(特にJR西日本)の組み合わせプランに強い傾向がある。 |
IHG ANAグループ (インターコンチネンタル・ANAホテルなど) | |
湯快リゾート | |
チサンホテル | |
ヒルトンホテル |
(5.0)★★★★★ | … このホテルに宿泊するために、旅に出る! |
(4.0)★★★★ | … このホテルがある地域に旅行する時は、このホテルの空室から調べる! |
(3.0)★★★ | … ホテルのグレードと料金のバランスがよければ、泊まる。 |
(2.0)★★ | … このホテルがある地域の他のホテルが満室ならば、泊まってもよい! |
(1.0)★ | … このホテルがある地域のすべてのホテルが満室でも泊まりたくない! |
90点以上 | … 宿泊だけでも行ってみる価値あり! |
85点以上 | … 一押しです! |
80点以上 | … かなりオススメします! |
75点以上 | … オススメします! |
70点以上 | … まあまあオススメかな? |
65点以上 | … 可もなく不可もなく(寝るだけなら無難な選択) |
二大メジャーサイトである「じゃらん」や「楽天トラベル」と比べて、より安いプランが見つかったり、全く知らない宿が見つかったりするのが、このジャンルの特長だ。以下の掲載順は、Trips管理人の独断によるオススメ順。