本日も晴天なり。
昨日は、この旅のメインである富士山を拝むことができなかった、しかし、今日のメインである大井川鉄道のSL列車を楽しむには、絶好のお天気だ。
客室からの景色
朝食会場は、1Fにある居酒屋風の食堂。7時頃までは少年のスポーツ団体が利用するため、混雑するということだったので、7時半頃にいくと、2〜3人程度とガラガラだった。
朝食は和食中心のセルフバイキング方式。決して、豪華な朝食バイキングというわけではないが、東横インよりは遥かによく、おにぎり・赤だし・サラダ・ひじき・切干大根・シューマイなどが並ぶ。どれも素朴な味でおいしく、朝ご飯のピッタリだ。
素朴な和食中心のメニューだ
西焼津(8:22)→金谷(8:38) 【普通】
一旦部屋に戻り、昨夜の夕食の残りモノのマグロの煮物を食べた後、ホテルを出発。昨日は暗かったが、明るくなって改めてみてみると、ホントに住宅街に建つホテルだ。
西焼津セントラルホテルの玄関
ホテル玄関の前にある教習所
ホテルの前の道
西焼津駅まで歩き、青春18きっぷに今日の日付を入れてもらい、金谷駅へ普通電車で移動する。
西焼津駅
金谷駅のホームに降り立つと、なぜかあちこちにウン●が…。なんだ、この駅は!?
今回乗車する大井川鉄道の金谷駅は、JRの改札を出て、すぐ右手にある。プレハブのこじんまりとした駅舎だ。駅構内もなんだか昭和レトロな雰囲気が漂う。
この先、昼食を調達できるポイントがない可能性も考えて、コンビニでパンでも…と考えたが、周りにコンビニらしきものがない。仕方なく、駅舎内にあったCOMOの自動販売機でパンを買っておく。
大井川鉄道 金谷駅
コンビニらしものがない金谷駅周辺
今回乗車する「大井川鉄道」は、大きく分けて、2つの路線を持っている。一つは、金谷〜千頭を結ぶ、本線。大井川鉄道といえば、SL列車が有名だが、このSL列車が走るのが本線だ。もう一つは、千頭〜井川を結ぶ、井川線。今回の旅の予習ではじめて知ったのだが、この井川線は日本一急こう配な鉄道区間(たぶん、ケーブルカー除く)で、アプト式と呼ばれる技術が採用されているそうだ。
今回は、本線と井川線の千頭〜閑蔵間(バス含む)が乗り放題の「接岨・閑蔵周遊キップ」(4900円)を購入。なかなかお値段が張るキップで、大阪〜静岡間を往復できる青春18きっぷ2枚分よりも高い。
「接岨・閑蔵周遊キップ」(4900円)
金谷(9:14)→千頭(10:27) 【普通】大井川鉄道 本線
SL列車は帰りに取っておくとして、行きは金谷9:14発の普通電車に乗車する。この電車のカラーリングには見覚えが…。そぅ、関西でよく見かける近鉄特急だ。どうやら、お古が関西からはるばる静岡までやってきているのだ。車内の案内によると、吉野線を走っていた車両らしい。
2両の車内はキンキンに冷房で冷やされている。シートも当時のままのようで、昔の近鉄特急のフカフカ仕様のシートに身をゆだねる。
現役時代は吉野線の近鉄特急だったようだ
フカフカのシート
車窓に、茶畑や大井川の流れを見ながら、電車はどんどん山奥に入っていく。連日の猛暑のせいか、大井川はかなり干上がっている。
さすがは静岡、茶畑が多い
車窓には大井川が常に付いてくる
金谷を出て、1時間ちょっとで千頭へ到着(10:27着)。
千頭駅に到着
千頭(10:31)→奥大井湖上(11:38) 【普通】大井川鉄道 井川線
千頭駅からは井川線に乗り換えだが、乗り換え時間は7分と、ごくわずか。
先ほどの旧近鉄特急のトイレは撤去されていたおり、井川線の電車にもトイレがないとのアナウンスが流れていたので、急いで駅のトイレへ駆け込む。特に、妊婦の奥さんはトイレが近いから大変だ。
トイレを終え、急いで飛び乗った車両に乗って、ビックリ。これはもはや、電車というか、トロッコ列車、いや、遊園地の園内列車に近いものだ。シートは1+1と超横幅が狭い。さらに、ドアの開閉は手動。車掌さんが走り回りながら、開閉を行う。
井川線のおもちゃのような車両
シートは1+1だ
もはや、おもちゃの列車だ・・・
窓は全開。もちろん、エアコンはなし。連日の猛暑のせいで、停車している間はクソ暑い。ただ、動き出すと、心地よい風が舞い込んでくる。
今回訪れて、はじめて悟ったことがある。それは、大井川鉄道は生活鉄道ではなく、嵯峨野トロッコや黒部トロッコのような観光鉄道だったのだ。その証拠に、フリーきっぷでは並行するバスにも乗車することができる。これは、鉄道に比べてバスの方が所要時間がはるかに短く、効率的に観光客が周遊できるようにした措置だろう。
もはや、鉄道はマイカーやバスにスピードでは負けてしまっているのだ。もともとは電源開発の鉄道だった経緯もあるようだが、現在では観光に活路を見出しているように見受けられる。これまで時刻表の地図を眺めていただけでは気づかなかったが、その土地を訪れてこそ、分かることもあるもんだと、しみじみ思った。
車窓には吊り橋も・・・
とっても眺めがよい♪
ゴトゴトとゆっくり走るトロッコは、アプトいちしろに到着。ここで、少し長めに停車する。ホームに降りて、ポツんと1台だけ立っている自販機で水を購入。それ以外には、何もない駅だ。
ところで、この駅で少し長く停車するのには、理由がある。
このアプトいちしろから長島ダムまでの区間が、いわゆるアプト式の区間だ。アプト式とは、2本の線路の間に、ラックレールがあり、そのラックレールに歯車をかませながら、急こう配を上り下りする。この駅では、アプト式機関車2両を後部(勾配の下り側)に連結する。
ちなみに、日本一急こう配区間であり、90/1000(1kmで90m標高が上がる勾配)だ。なぜ、こんな急こう配な線路が敷かれたかといえば、従来はなだらかな勾配の線路が伸びていたが、長島ダムの建設により、線路が水没することになった。そこで、代替ルートで線路を敷いた結果、現在の急こう配ルートとなったそうな。
カワイイ目が付いたアプト式機関車
線路と線路の間にラックレールがある
2両の助っ人に押してもらいながら、列車は急こう配区間をゆっくりと登っていく。確かに急な坂だけど、日本一というほど大げさな坂道には見えない。つまり、鉄道はそれだけ勾配に弱い交通機関なのだ。
川に沿いながら、急こう配をのぼる
後ろを振り返ると、確かにのぼっている
長島ダムが見えてくると、ほどなく長島ダム駅に到着。ここで、助っ人のアプト式機関車2両は切り離される。
でっかい長島ダムが近づいてくる
長島ダム駅に到着
フリーきっぷで行ける一番奥の閑蔵駅まで行ってもいいが、ちょっと面白そうな駅ということで、長島ダム駅の2つ向うにある奥大井湖上駅で下車する(11:38着)。
奥大井湖上駅は、まさしくその名の通り、湖に架かる鉄橋の上にホームがある駅。パッとみたところ、民家はなく、多くの乗客が下車したが、みんな観光客だ。そして、言うまでもなく、無人駅。
中部の駅100選の1つだ
鉄橋の上にホームが突き出している
1日の停車本数は数本だけ・・・
この駅から隣の駅まではウォーキングコースがあるようで、一部の観光客は橋を渡り、隣の駅へ向かって歩き出す。妊婦にはちょっとハードそうなので、僕たちはこの駅でまったりすることにする。
井川方面に架かる鉄橋を渡って隣の駅へ行ける
ところが、まるで陸の孤島のような場所にある駅だけに、本当に何もなく、どこにも行けない。あるものといえば、ホームの上にある「幸せを呼ぶ鐘」と「レイクコテージ奥大井」だ。「レイクコテージ奥大井」と聞けば、小さな喫茶店でもありそうなものだが、そんな立派な施設ではなく、イスとテーブルが供えられた2階建の休憩所。ただ、1階にお手洗いがあるのは有難い。
奥大井湖上駅のホーム入口
ホームの上にある「幸せを呼ぶ鐘」
ここで、金谷駅で買っておいたCOMOのパンを食べる。夏限定パッケージということで、COMOで初めての惣菜パン「トマトカレーパン」を買ってみたが、なんともお味は微妙。甘い系のパンはいつもおいしいんだけどなぁ〜。ただ、食料を調達するところは皆無なので、金谷駅で買っておいてよかった♪
微妙な味だったコモのトマトカレーパン
奥大井湖上(12:20)→アプトいちしろ(12:47) 【普通】大井川鉄道 井川線
運行本数が少ないので、ここから井川方面には進まず、奥大井湖上駅12:20発の千頭行に乗車する。
次の目的地は、長島ダム見学だ。当初の予定では、長島ダム最寄り駅、その名も「長島ダム駅」で下車する予定だった。しかし、金谷駅でもらったパンフレットを見て、別のプランが浮かぶ。
パンフレットによると、長島ダムの隣の駅であるアプトいちしろから長島ダム駅まで歩けるようなのだ。さらに、そのウォーキングコース上には、アプト化される前の旧線トンネルを利用したミステリートンネルなるものがあるらしい。これは、なんだか面白そうだ!
しかし、パンフレットによると、所要時間は1時間とのこと。さらに、アプトいちしろから長島ダムまではアプト式区間だけに、標高差があるのは明らかに分かる。そんな過酷なルートを妊婦と一緒に歩いていいものか、かなり悩む。
そして、家族会議の結果、奥さんの「ちょっとぐらい運動できるで!」の言葉で、「決行」となる。もし無理と分かれば、長島ダムまで歩かずに、アプトいちしろへ引き返せばよい。そんなわけで、アプトいちしろで下車。
アプトいちしろで下車したのは、僕たち夫婦だけ。アプト式機関車の付け替えで車両基地があるためか、運転手さん(駅員さん)はいるようだが、それ以外は人影がまったくない。
アプトいちしろ駅
小さな駅舎の中に数個の懐中電灯がぶら下がっており、その中の一つを拝借する。これは、盗んだわけではなく、ミステリートンネル用に無料貸し出しされているものだ。
旧線として使われていたトンネルは、ちょっとだけわかりにくい場所にあるが、駅のすぐそばにある。トンネルの入り口だけみていると、なんだか霊感がうんぬんといいたくなる雰囲気が漂う。
ミステリートンネルの入り口
ドキドキしながら、いざトンネルの中へ。外は猛暑で暑いこと極まりないが、トンネルの中はとっても涼しい。そして、何よりも予想以上に真っ暗すぎる。「本当に懐中電灯なんかいるの?」「スマホの灯りで十分じゃない?」なんて思っていたが、むしろ懐中電灯の灯りでも足りないぐらいだ。
本当にまっくらで怖い・・・
進んでいくと、何やら遠くの方に灯りが・・・。出口でもなさそうだし、対向から誰か来たのだろうか。こんな暗闇の中で、すれ違うのも少し怖いものだ。
しかし、よく見てみると、どうやら人でなさそう。何か碑のようなものが見える。こういったトンネル建設には犠牲者がツキモノ。その慰霊碑だろうか?
はたして、その真実は!? (これ以上は書けません・・・気になる方は現地へ足を運んでください!)
無料で借りれる懐中電灯
無事トンネルを抜けると、キャンプ場が広がっている。そして、後ろには井川線の線路が見える。こう見ると、なかなかの急こう配だ。
さて、トンネルの感想だが、肝試しにはなかなかいいが、独りでは入りたくない。僕たちが出るのと同時に、小学生の団体がゾロゾロとトンネルに入っていった。
トンネルの反対側出口
キャンプ場(後ろの急こう配は線路)
キャンプ場の事務所でも懐中電灯を返却できるようだが、もう1つトンネルがあるので、そのまま拝借しておく。ちなみに、2つ目のトンネルはかなり短く、アッという間に出てしまった。
ここまでは平坦だったが、2つ目のトンネルを出た後は、急な階段が続く。妊婦の奥さんのおしりを押しながら、ゆっくりと登っていく。
急な階段を登っていく
ヒィーヒィー言いながら、階段を登りきると、「長島ダムふれあい館」に到着。
着くやいなや、中の展示を見る前に、自販機でミネラルウォーターを買って、一気飲み。飲んだ分がそのまま汗になるぐらいに暑い。そして、受付で懐中電灯を返却する。
「長島ダムふれあい館」
ここから、少し遠くに、長島ダムや急こう配を登る列車を望むことができる。ちなみに、ふれあい館の中、そして、周辺には飲食店はなく、ここへ来る際は、食料の事前調達が必須だ。
向こうに長島ダムが望める
アプト区間を登る列車も望める
少し休憩した後、長島ダム駅へ目指して歩きだす。駅は、ちょうど長島ダムを挟んだ反対側にあり、ダムの上を歩いていく。ダムの上からは、金網越しに下を望むことができるが、足がすくみそう・・・。
巨大な長島ダム
ダムから川上の方の眺め
上から見ると、高さが分かる
金網越しに見ると、なかなかスリリング!
そして、長島ダム駅に到着する。あまりの暑さに、またまた自販機でジュースを買って、一気飲み。
長島ダム(14:21)→千頭(14:40) 【バス】大井川鉄道 閑蔵線路線バス
長島ダムから千頭までは列車で移動もできる。しかし、アプト式区間を挟んでいるせいもあり、時間がかかるため、バスを使ってショートカットする。ちなみに、フリーきっぷでバスの利用もOKだ。
バス停は、駅のすぐ前にある。バスはトンネルを抜けてやってくるが、千頭方面へ向かう車線側にはバスを待つスペースがなく危ないため、反対側で待つ。
長島ダム駅前のバス停
長島ダム14:21発の千頭駅行のバスに乗車。ほぼ席が埋まったバスは、くねくねした山道を走り、あっという間に千頭駅に到着。
千頭駅
千頭(14:50)→新金谷(16:10) 【急行】SL かわね路2号
いよいよ、待望のSL列車だ。乗り換え時間がわずかなので、急いで窓口でSL急行券(800円)を購入する。ちなみに、SLは指定制になっており、出発前に事前にネット予約しておいた。
これから乗車するSL列車は、千頭14:50発の「かわねじ2号」。予想以上に客車をつないでおり、全部で10両ぐらいはつないでいるだろうか。車両数が長いせいか、先頭のSLに加えて、後ろにヘルプとして機関車が連結されている。
助っ人の機関車
僕たちが指定されたのは、4号車。とってもレトロな車両には、クーラーはなく、扇風機だけ。この猛暑にはなかなか厳しい環境だ。ただ、幸いなことに、4号車は乗客が少なく、周辺の席はすべて空いていたので、ゆったりとできたので、助かった。
先頭には石炭満タンのSL
レトロ感満点の「かわね路」号
直角のボックスシート
クーラーはなく、扇風機のみ
おばさん車掌による軽快なトークのアナウンスでSLは出発。ハーモニカ演奏があったり、車内を回ってきて挨拶してきてくれたりと、楽しいSLの旅を演出してくれる。
ところで、SL+トンネルといえば、「窓を閉めねば!」ということになる。しかし、アナウンスによると、最近の石炭はススが少ないタイプになっており、窓を閉めなくてもいいらしい。とはいえ、顔を拭いてみると、ちょっとだけスス黒くなっていた。
途中、家山で8分ほど停車。ここで団体ご一行様が下車していく。この停車時間を利用して、駅前の自販機でまたまたミネラルウォーターを調達。ちなみに、ドアの開閉は手動だ。現代と日本とは思えない光景だ。
家山に停車する「かわね路」号
そして、16:10に新金谷に到着。SLはJRと接続している金谷まで行かず、手前の新金谷まで。おそらく、ホームの長さや転車台の関係によるものだろう。
新金谷に到着したSL
新金谷駅
新駅前には、「プラザロコ」という建物がある。何の建物かと思いきや、土産物屋+待合室+SL乗車券販売窓口が合わさった施設だ。観光ツアーなどは、ここからSLに乗車するパターンが多いようだ。
新金谷駅前にある「プラザロコ」
新金谷(16:32)→金谷(16:37) 【普通】大井川鉄道 本線
金谷(16:50)→島田(16:54) 【普通】
島田(16:57)→浜松(18:24) 【普通】
浜松(18:32)→米原(20:40) 【新快速】
米原(20:43)→彦根(20:49) 【普通】
新金谷16:32発の普通電車で一駅隣の金谷へ。ちなみに、この電車の車両も見覚えのある車両。そう、京阪特急だ。行きの近鉄特急といい、静岡ではなく、関西にいるみたいだ。
かなり年季が入っているせいか、なんだか車内が臭い。わかりやすい例えでいうならば、交通博物館に展示されている動かない車両の臭い!?
行きは近鉄特急、帰りは京阪特急だ!
金谷から名古屋方面へ向かう電車の時刻まで少し時間がある。ホームで待つのも暑いので、一駅引き返して、これから乗る電車を迎えにいく。
そして、そこからはひたすら青春18きっぷの旅。いわゆる、修行だ。ただ、幸いなことに、どの電車も座ることができた。
彦根→大阪 【新快速】
大阪まで乗り通してしまうと、夕食が遅くなってしまうので、滋賀に入ったところで食事にする。選んだお店は、彦根駅前すぐにある「ちゃんぽん亭総本家 彦根駅前本店」。最近着実に店舗を増やし続けている、ちゃんぽん亭。確か、この店がちゃんぽん亭の前身である「をかべ」の本店だったはず。
しょうゆ味のあっさり和風ちゃんぽんがウリのお店だが、今回はあえてみそ味にする。そして、野菜不足気味なので、野菜増量の1日盛りにして、さらに「鉄板チャーハン」(580円)を注文して、奥さんと半分こ。
野菜の量が予想以上に多く、全部食べ終わった時には、お腹がはちきれそうだった。
「鉄板チャーハン」(580円)
みそ味の和風ちゃんぽん(白っぽくなってしまったが…)
お腹いっぱいになった後は、新快速に乗り、一路家路についた。
妊婦さんと一緒の青春18きっぷマタニティ旅行。
すべて座ることができたので、よかったものの、なかなかハードなものでした。ただ、ハードだったのは、電車に乗っていることよりも、この猛暑の暑さだったかもしれません。とにもかくにも、無事に帰ってこれて良かったです!
今回はじめて訪れた大井川鉄道ですが、井川線は想像以上でした。今までいくつかのトロッコ列車に乗車してきましたが、黒部と並ぶ、もしくは、それ以上にトロッコ感が味わえる路線でした。
さて、この旅がぼちぼち夫婦二人だけでの、本当の最後の旅になりそうです・・・きっと。
(終わり)